授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
11856:(図)図書館サービス概論(L) § 11857:図書館サービス概論(L) 2023 秋セメスター 水3 文学部,映像学部 久野 和子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

啓明館KM201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 現在の高度情報社会、生涯学習社会、分断・格差社会における図書館サービスの理念と意義を確認した上で、図書館サービスの成り立ちと変遷、現在の図書館サービスの状況や内容、課題について具体的に解説する。現在提供されている様々な図書館サービスを、①資料提供サービス、②情報提供サービス、③利用者別サービス、④課題解決支援サービスに大別し、それぞれについて具体的な実践例を動画、写真、実物等とともに紹介し、その理論と実践についての理解を深める。あわせて、図書館サービスの基盤となっている接遇、著作権法や図書館法、図書館という物理的な場・施設、内部および他機関や外部資源との連携・協働の重要性を学ぶ。最後に、これからの図書館の果たすべき役割、望ましい図書館サービスのあり方や課題について展望する。
 授業後には毎回コメントシートの提出を求める。主な質問・感想については次の授業で取り上げ、紹介、解説する。事後の感想交流のため,manaba+R を活用する。授業内で課す小レポートについてはmanaba+R で個別にコメントを付す。

受講生の到達目標

1) 図書館サービスの基本的理念を説明することができる。
2) 各種図書館サービスの背景にある社会的ニーズや思想と実践事例とを結び付けて理解することができる。
3) 現在およびこれからの図書館サービスについて批判的、創造的意見を持つことができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

図書館概論

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション 図書館サービスの理念と意義
図書館サービスの種類とリソース

図書館の使命と役割、「ユネスコ公共図書館宣言」「図書館の自由に関する宣言」

2

①資料提供サービス1(蔵書構築、閲覧サービス)

選書方針・基準 蔵書構築・評価 排架 別置 除籍 

3

① 資料提供サービス2(貸出、予約・リクエスト)

『市民の図書館』、貸出の意義、プライバシー、インターネット予約

4

① 資料提供サービス3(全域サービスと図書館システム、資料提供サービスの展開)

図書館システムと図書館ネットワーク、「貸出し至上主義」に対する批判、公共貸与権

5

② 情報提供サービス(情報の提供、デジタル情報へのアクセス提供)

レファレンスサービス、電子図書館、電子書籍、デジタル・アーカイブ

6

③ 利用者別サービス1(児童サービス、ヤングアダルトサービス) 

利用者の年齢別サービスの理念と取り組みの実践例

7

③ 利用者別サービス2(多文化サービス、社会的包摂)

社会的、文化的マイノリティーへのサービスの理念と取り組みの実践例

8

③ 利用者別サービス3(図書館利用に障がいのある人へのサービス)

各種バリアフリー資料・メディアの提供、対面朗読サービス、読書支援サービス、読書バリアフリー法、ユニバーサルデザイン

9

④ 課題解決型サービス1(概説、健康・医療情報提供)

地域や地域住民の抱える課題と情報ニーズ、課題解決を支援する方法と情報資源

10

④ 課題解決型サービス2(ビジネス支援サービス、法情報提供サービス、地域創生)

専門機関との連携・協力 商用データベース 地域資料のデジタルアーカイブ

11

④ 課題解決型サービス3( 学校教育支援サービス、子育て支援サービス)
     外部講師による講義

学校図書館 地域の連携・協力 ブックスタート

12

④ 課題解決型サービス4(アウトリーチ・サービス、高齢者サービス)

アウトリーチ・サービス エクステンションサービス 移動図書館 BM

13

著作権と図書館の「複写サービス」「送信サービス」

著作権法の改正、柔軟な権利制限、公衆送信権、国立国会図書館

14

外部講師による講義

図書館現場での各種サービスの実際について

15

今後の展望とまとめ

滞在型図書館、出会いと交流の場、第三の場、デジタルライブラリー、メーカースペース、地域活性化

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル1~2】
(受講登録者数次第)
第1週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第2週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第2週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第2週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。

【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

授業外学習の指示

・居住地の公共図書館において利用登録を行い、資料の利用、貸出、予約、リクエストをしたり、イベントやワークショップに参加したり、レファレンスサービスを受けたり、他の利用者がサービスを受ける場面を目にしたり、実際に図書館サービスを利用者として体験すること。そのうえで図書館サービスの内容と実際を体験的に理解し、授業で学ぶ理論との関係性を検討すること。
・また、出来る限り、他の様々な図書館を実地見学し、実際に図書館サービスを体験すること。
・国内、海外の公共図書館にオンラインでアクセスし、サービス内容、サイトデザイン、使い勝手等を比較検討すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

受講生の到達目標に対応して、毎回、その回の授業の内容に関係する、B5・1枚程度のレポート課題を出す。その内2回はA4・1枚以上のレポート課題を出す。授業内容の理解度に応じ、0~3点で評価する。2/3以上の授業に出席しレポートを提出した者のみを成績評価の対象とする。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

図書館は単に「本があるところ」でも「本を貸出しするところ」でもなく、あらゆる人々に多様な情報を提供する「情報インフラ」であり、そして公共的、文化的な場・空間とサービスを基盤に、人々の生活と学びを支え、地域づくりと人づくりをおこなう「社会的インフラ」である。この授業を受けるときは、常に、物理的な図書館の枠組みを超えた幅広い社会的見地から、図書館サービスのあり方を理解し、検討することが重要である。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

担当者の実務経験について
  実務家教員による授業
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/