Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14400:[2025 Fall]Political Culture (J) 2025 Fall Mon4 College Of Law MURAKAMI GO 2

Campus

KIC

Class Venue

ZONSHINKAN ZS201

Language

Japanese

Course Outline and Method

【授業概要】1960年代以降の政治文化的アプローチの発展・普及と、それに対する痛烈な批判を、具体的なデータ・事例を参照しながら学ぶ。特に、政治学や経済学、社会学、心理学などで用いられる他の主要なアプローチとの接点や、それらによる「文化」の概念自体に対する批判を深く吟味しつつ、「政治文化」とされているものが現代民主主義の普及、維持、発展の説明にどのような役割を果たしうるのかを検討する。

【フィードバック】
授業内容に関する質問は、授業中およびmanaba+Rの掲示板で随時受け付ける。また、提出課題についても講評を行う。

Student Attainment Objectives

1) 政治文化論やそれに対する批判的なアプローチに関する概念の内容・違いを峻別・特定することができる。

2) 政治文化的アプローチの利点と欠点を特定し、それらを自分の言葉で具体的に説明することができる。

3) 現代の民主主義体制が維持・発展していく上で、政治文化という概念がどの程度役に立つ、あるいは立たないのかについて独自の視点を獲得し、それらを説得的に議論することができる。

Recommended Preparatory Course

比較政治制度論

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

「政治文化」という概念と枠組みについて―授業の概要説明

授業の概要・方法と到達目標 成績評価方法
【+R授業】詳細は、manaba+Rのコースページを参照。
 

2

民主主義が根付く「市民文化」?

ガブリエル・A・アーモンド、シドニー・ヴァーバ著、石井一雄ほか訳. 1974. 『現代市民の政治文化:五か国における政治的態度と民主主義』1章。
 

3

日本の政治がなかなか変わらないのは、日本の文化のせい?-日本の「政治文化」

京極純一. 1983. 『日本の政治』
大塚桂. 2008. 『日本の政治文化』序章、7章
 

4

WHY JAPANESE PEOPLE!?―日本文化と日本人論

和辻哲郎. 1931 [2010]『風土 人間学的考察』
青木保. 1999.『「日本文化論」の変容―戦後日本の文化とアイデンティティー』
間淵領吾. 2015. 「日本人の意見の多様性―1980年以前の国際共同世論調査データの2次分析―」『社会と調査』第15号:74-85頁。
高野陽太郎『「集団主義」という錯覚』新曜社、2008年。
 

5

文化が原因というのは、同語反復だ!-合理選択論

マーク・ラムザイヤー、フランシス・ローゼンブルース著、加藤寛監訳、川野辺裕幸、細野助博訳. 1995. 『日本政治の経済学-政権政党の合理選択』1章。
 

6

文化を曖昧にボカしておけば…-集合的不明瞭と生態学的誤謬

Reisinger, William. 1995. "The Renaissance of a Rubric. Political Culture as Concept and Theory." International Journal of Public Opinion Research 7, no. 4: 328-352.
Inglehart, Ronald. 1988. “The Renaissance of Political Culture.” American Political Science Review 82, no. 4: 1203-1230.
Seligson, Mitchell. 2002. "The Renaissance of Political Culture or the Renaissance of the Ecological Fallacy?" Comparative Politics 34, no. 3: 273-292.
Akaliyski, Plamen, Christian Welzel, Michael Harris Bond, and Michael Minkov. 2021. “On ‘Nationology’: The Gravitational Field of National Culture.” Journal of Cross-Cultural Psychology 52(8–9): 771–93.
 

7

でも、価値観とシステムとはつながってるでしょう?-政治文化と政治システム

Inglehart, Ronald and Christian Welzel. 2003. "Political Culture and Democracy." Comparative Politics 36, no. 1: 61-79.

8

【復習と課題】政治文化とは何で、どうやったら掴めるのか?

課題についての詳細を説明
 

9

もしかして、その関係「逆」じゃない?-政治文化と政治制度、因果方向と内生性

Barry, Brian. 1970. "Values and Democratic Stability: the Setting and the Problems." Sociologists, Economists, and Democracy. Chapter 4: pp. 75-98.
 

10

信なくば立たず?-政治統治と社会関係資本1

ロバート・D・パットナム著、川田潤一訳. 2001. 『哲学する民主主義:伝統と改革の市民的構造』5章。
坂本治也. 2010. 『ソーシャル・キャピタルと活動する市民』3-4章。
 

11

同じ星を見上げていても?-文化と心理と制度

山岸俊男 1998. 『信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム』5章。
増田貴彦・山岸俊男 2010. 『文化心理学[下]』9章。
 

12

「文化」が違えば、法や規範も変わってくる?―政治文化、法制度と法令順守

Licht, Amir, Chanan Goldschmidt, Shalom H. Schwartz. 2007. "Culture Rules: The Foundations of the Rule of Law and Other Norms of Governance." Journal of Comparative Economics 35, no. 4: 659-688.
Fisman, Raymond and Edward Miguel. 2007. “Corruption, Norms and Legal Enforcement: Evidence from Diplomatic Parking Tickets.” Journal of Political Economy 115, no. 6: 1020-1048.
 

13

文化が無ければ「意味」がない?-政治的な意味づけ、文脈とアイデンティティ

Ross, Marc Howard. 2009. "Culture in Comparative Political Analysis." In Mark Irving Lichbach and Alan S. Zuckerman, eds. Comparative Politics: Rationality, Culture and Structure (2nd ed.). Chapter 6: pp. 134-161.
Wedeen, Lisa. 2002. "Concepturalizing Culture: Possibilities for Political Science." American Political Science Review 96, no. 4: 713-728.
 

14

「政治文化」の有用性を考える-まとめ

これまでの授業内容の振り返り、関連性の確認する。

Class Format

本授業では、第1回目の授業のみ「メディアを使った授業」(オンラインによるライブ配信授業)を教室から行います。他の週については、例外を除きすべての授業回につき、対面による授業を行います(オンラインでの同時配信やオンデマンド型のビデオ提供はしない)。ただし、出張などの用務により対面授業ができなくなった場合は、事前に連絡の上、メディアを用いた授業を行うことがあります。

+R授業については、オンデマンド型の授業録画を提供します。
この詳細はmanabaのクラスページ内のコースニュース/アナウンスにてアナウンスします。

Recommendations for Private Study

1. 読書
シラバスの各週に書いてある図書のうちのいくつかは、事前に用意してアナウンスする予定ですので、授業前になるべく多くのものに目を通してきてください。ただし、英語で書かれたものが多く、内容も専門的ですので、全て読むのはハードルが高いです。要約と導入・結論部分など、一部でも構わないので、ゆっくり丁寧に2回読んでくると良いでしょう。

2. 概念理解の確認
授業が終わった後は配布したレジュメを読み直し、そこに出てきた鍵となる概念を自分の言葉で説明できるかどうか、チェックしてください。

3. 具体例の検索・事例への応用
授業で学んだ概念や理論などの具体例を引き出すため、あるいはそれらを具体的な事例に応用するため、習慣的に政治のニュースを読んでください。大手新聞のオンライン版は、通常会員にならないと記事が読めませんが、立命館大学は各種の新聞をデータベースから読める契約を結んでいますので、図書館のウェブサイトを経由して記事を読むことができます。少し手間がかかりますが、気になる記事があれば探してみてください。

立命館大学図書館 データベース
https://database.ritsumei.ac.jp/opac/gateway/

NHKのニュースは無料で(というより受信料の徴収により)読むことができます。

NHK News
https://www3.nhk.or.jp/news/

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

1. 小テスト(2回予定)と
2. manaba+R上で提出する課題レポート(1回予定)
により評価する。詳細は授業中に説明する。不正な提出を発見した場合は、無条件でF評価とする。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

【重要】
 立命館大学では、学問的誠実性を重く受け止めており、授業中、課題提出時及びに試験における不正行為(虚偽の報告、剽窃、他の学生の成果物の盗用やコピー、カンニングなど)が発覚した場合は、「立命館大学学生懲戒規程」により厳しく罰せられます。
 とりわけ課題提出においては剽窃(ひょうせつ)が問題となります。剽窃とは、一般に公開・公刊されている他人のアイデア・文章・データなどを正しく引用・明示せず、あたかも自らが考えた/書いたものであるかのように示す行為です。ウェブページ、本、新聞記事、雑誌など媒体の種類を問わず、出版・公表物から得た知識についてはすべてその出典を正しく記すことが求められます。
 また、以前この授業で先輩達が提出したレポートや、他の学生たちが書いたレポート、更にはみなさん自身が他の授業で提出したレポートを一部でも丸写しする行為も剽窃とみなされます。私は他の学生が提出するレポートはもちろんのこと、以前先輩達が提出したレポートもすべて電子ファイルで保管しています。更に、本やウェブページ、他人のレポートにある文言と、提出された課題内の文言に不自然な一致・重複がないかを機械的に判定する便利なソフトウェアも持っていますので、剽窃をしたかどうかはすぐに判明してしまいます。学習する権利を自ら否定する剽窃は、絶対にしないよう心掛けてください。この件のついての詳細は、授業中に解説します。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

教科書はありません。

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

Other Comments

ひとこと教員紹介:ゲームをするとき、ジャンプと一緒に体まで動いちゃうタイプです。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/