| Course Name | Year | Term | Period | Faculty / Graduate School | All Instructors | Credits |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 14399:[2025 Fall]Political Communication (J) | 2025 | Fall | Mon2 | College Of Law | MURAKAMI GO | 2 |
Campus
Class Venue
Language
Course Outline and Method
現代社会における、市民同士、メディア、政府・政治エリート間の政治に関するコミュニケーションの特徴、構造、機能について、専門論文から理論と実証を概観し、身近な事例に応用、更にそれらの現代民主主義における含意を考察することを目的とする。とりわけ、マスメディアおよびインターネットメディアが現代の政治コミュニケーションに果たす役割と効果について、多面的に検討を加える。
【フィードバック】
授業内容に関する質問は、授業中およびmanaba+Rの掲示板で随時受け付ける。また、提出課題についても講評を行う。
Student Attainment Objectives
2) 政治コミュニケーションにおけるマス・メディアの機能や効果を多面的に捉え、一方的な見方や極端な主張を理論的に退けることができる。
3) 政治コミュニケーションの特性を表す複数の理論の利点や欠点について考え、それらの関係性を有機的に論じることができる。
4) 政治コミュニケーションの特性が、民主主義過程全体にどのような含意を持つのかを自分なりに議論することができる。
Recommended Preparatory Course
Course Schedule
| Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) | Theme |
|---|---|
| Keyword, References and Supplementary Information | |
| 1 | 政治コミュニケーションを学んで分かること、分からないこと―概要説明 |
(授業の概要・方法と到達目標 成績評価方法)
|
|
| 2 | アレもダメ ダメ ダメ、コレもダメ 時々―ソレって与党の都合なんじゃないのー?! |
Jacobson, Gary C. 2015. "How Do Campaigns Matter?" Annual Review of Political Science 18: 31–47;
|
|
| 3 | またいつもどおり政治家が足を引っ張りあって…―政治不信と有効性感覚、ネガティブ・キャンペーン |
Maier, Jürgen, and Alessandro Nai. 2020. “Roaring Candidates in the Spotlight: Campaign Negativity, Emotions, and Media Coverage in 107 National Elections.” The International Journal of Press/Politics 25(4): 576–606;
|
|
| 4 | ちょっと何言ってるかわ かんないです。-政治家による曖昧なコミュニケーション |
Feldman, Ofer, Ken Kinoshita and Peter Bull. 2017. "How and Why Wishy-Washy Politicians Equivocate on Japanese Political Interviews." Journal of Language and Politics 16:2: 285–312;
|
|
| 5 | 私ひとりが投票したところで、何も変わらないじゃない?―投票参加と選挙結果 |
飯田健、松林哲也、大村華子. 2025.『政治行動論』第4章;
|
|
| 6 | 今日の首相のファッションチェック!―政治ニュースの娯楽化 インフォテインメント |
Baum, Matthew. 2002. "Sex, Lies and War: How SoftNews Brings Foreign Policy to the Inattentive Public." American Political Science Review 96(1): 91-109;
|
|
| 7 | 【復習と課題】政治家は有権者とどのようなコミュニケーションをしようとしているのか? |
課題についての詳細を説明
|
|
| 8 | 「オレはメディアに騙されないぞ!」…って、思うじゃん?―敵対的メディア認知と第三者効果 |
飯田健、松林哲也、大村華子. 2025.『政治行動論』、第6章;
|
|
| 9 | 「世論はメディアに操られている!」…と、思うじゃん?―議題設定効果、プライミング、フレーミングと対抗フレーミング |
飯田健、松林哲也、大村華子. 2025.『政治行動論』、第6章;
|
|
| 10 | 嘘だっ!!-フェイクニュースと政治コミュニケーション |
Baker, David and Morgan Marietta. 2019. “Misinformation, Fake News, and Dueling Fact Perceptions in Public Opinion and Elections.” In Elizabeth Suhay, Bernard Grofman, and Alexander H. Trechsel (eds.), The Oxford Handbook of Electoral Persuasion. Oxford University Press;
|
|
| 11 | 「オレ、ビール!」「あ、私も!」「じゃぁオレも。」…さて、あなたは?―アナウンスメント効果:勝ち馬・負け犬効果とモメンタム効果 |
村上剛、荒井紀一郎、河野勝. 2016.「多数派形成に関する調査実験」肥前洋一編著『実験政治学』4章:69-90頁;
|
|
| 12 | 私の周りに与党支持者なんていないけど?―同類原理、フォールス・コンセンサス効果とエコーチェンバー |
Huckfeldt, Robert, Paul E. Johnson, and John Sprague. 2002. "Political Environments, Political Dynamics, and the Survival of Disagreement." Journal of Politics 64(1): 1-21;
|
|
| 13 | 彼女/彼氏と政治的イデオロギーが合わなくて困ってるんです…?―友人、家族、同僚との政治コミュニケーション |
Alford, John R., Peter K. Hatemi, John R. Hibbing, Nicholas G. Martin, and Lindon J. Eaves. 2011. “The Politics of Mate Choice.” Journal of Politics 73, no. 2: 362-379;
|
|
| 14 | 政治コミュニケーションから民主主義を考える―まとめ |
(これまでの授業内容の振り返り、関連性の確認) |
Class Format
+R授業については、オンデマンド型の授業録画を提供します。
この詳細はmanabaのクラスページ内のコースニュース/アナウンスにてアナウンスします。
Recommendations for Private Study
シラバスの各週に書いてある図書のうちのいくつかは、事前に用意してアナウンスする予定ですので、授業前になるべく多くのものに目を通してきてください。ただし、英語で書かれたものが多く、内容も専門的ですので、全て読むのはハードルが高いです。要約と導入・結論部分など、一部でも構わないので、ゆっくり丁寧に2回読んでくると良いでしょう。
2. 概念理解の確認
授業が終わった後は配布したレジュメを読み直し、そこに出てきた鍵となる概念を自分の言葉で説明できるかどうか、チェックしてください。
3. 具体例の検索・事例への応用
授業で学んだ概念や理論などの具体例を引き出すため、あるいはそれらを具体的な事例に応用するため、習慣的に政治のニュースを読んでください。大手新聞のオンライン版は、通常会員にならないと記事が読めませんが、立命館大学は各種の新聞をデータベースから読める契約を結んでいますので、図書館のウェブサイトを経由して記事を読むことができます。少し手間がかかりますが、気になる記事があれば探してみてください。
立命館大学図書館 データベース
https://database.ritsumei.ac.jp/opac/gateway/
NHKのニュースは無料で(というより受信料の徴収により)読むことができます。
NHK News
https://www3.nhk.or.jp/news/
また、この授業では、政治家が何を言っているのかを知ることも重要ですので、自分の地元の選挙区に出馬している候補者が選挙期間中に何を言っていたのか、あるいは当選したら国会で何を言っているのか、などを個人のホームページやSNSアカウントで検索して読んで/聞いてみると良いでしょう。
Grade Evaluation Method
| Kind | Percentage | Grading Criteria etc. |
|---|---|---|
| Final Examination (Written) | 50 | 1) 授業に出席し、内容を理解していたかを確かめる問題;
|
| Report Examination (A report to be submitted by the unified deadline) |
0 | |
| Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment (Evaluation of Everyday Performance in Class) |
50 | manaba+R上で提出する課題レポート(1回、50%予定) |
Grade Evaluation Method (Note)
試験・レポートでは、授業や課題図書で紹介された概念や分析枠組みを正しく理解し、まとめ、それらを事例へ適切に応用できているかどうか、授業の他の週で学んだこととの有機的な関連性が述べられているか、更に、民主主義全体への含意という広い視点からも議論できているかどうか、などを主要な採点基準とする。分析視覚広さ、洞察の深さ、例示の独創性などは加点要素となる。文学的な表現、美しい言い回しなどはこの授業では評価されない。複雑な文章構成、不明瞭な表現は減点対象となる。
Advice to Students on Study and Research Methods
立命館大学では、学問的誠実性を重く受け止めており、授業中、課題提出時及びに試験における不正行為(虚偽の報告、剽窃、他の学生の成果物の盗用やコピー、カンニングなど)が発覚した場合は、「立命館大学学生懲戒規程」により厳しく罰せられます。
とりわけ課題提出においては剽窃(ひょうせつ)が問題となります。剽窃とは、一般に公開・公刊されている他人のアイデア・文章・データなどを正しく引用・明示せず、あたかも自らが考えた/書いたものであるかのように示す行為です。ウェブページ、本、新聞記事、雑誌など媒体の種類を問わず、出版・公表物から得た知識についてはすべてその出典を正しく記すことが求められます。
また、以前この授業で先輩達が提出したレポートや、他の学生たちが書いたレポート、更にはみなさん自身が他の授業で提出したレポートを一部でも丸写しする行為も剽窃とみなされます。私は他の学生が提出するレポートはもちろんのこと、以前先輩達が提出したレポートもすべて電子ファイルで保管しています。更に、本やウェブページ、他人のレポートにある文言と、提出された課題内の文言に不自然な一致・重複がないかを機械的に判定する便利なソフトウェアも持っていますので、剽窃をしたかどうかはすぐに判明してしまいます。学習する権利を自ら否定する剽窃は、絶対にしないよう心掛けてください。この件のついての詳細は、授業中に解説します。
教学部・学生部「軽い気持ちでやったことが大きな代償に…」(2022年1月21日最終確認)
www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=481895
Textbooks
| Title | Author | Publisher | ISBN Code | Comment |
|---|---|---|---|---|
| 政治行動論[新版] | 飯田健、松林哲也、大村華子 | 有斐閣ストゥーディア | 9784641151369 | 4章、6章、8章 |
Textbooks (Frequency of Use, Note)
Reference Books
| Title | Author | Publisher | ISBN Code | Comment |
|---|---|---|---|---|
| 実験政治学 | 肥前洋一 | 勁草書房 | 9784326349135 | 第4章 |
| マスメディアとは何か | 稲増一憲 | 中公新書 | 978-4-12-102706-1 | |
| Hooked | Marcus Prior | Cambridge University Press | 9781108355001 | 第3部 |
| 政治家はなぜ質問に答えないか | 木下健、オフェル・フェルドマン | ミネルヴァ書房 | 9784623082346 | 第8章 |
| 何が投票率を高めのるか | 松林哲也 | 有斐閣 | 9784641149472 | 第1章、9章 |
| 政治意識研究の最前線 | 善教将大 | 法律文化社 | 9784589043788 | 第2・3章 |
Reference Books (Frequency of Use, Note)
Web Pages for Reference
How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)
Other Comments
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/