| Course Name | Year | Term | Period | Faculty / Graduate School | All Instructors | Credits |
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| 12783:[2025 Spring]IR18‐DJ103 Introduction to the United Nations (R1) § 12784:IR-DR103 Introduction to the United Nations (R1) | 2025 | Spring | Fri3 | College Of International Relations | ISHIKAWA SACHIKO | 2 |
Campus
Class Venue
Language
Course Outline and Method
4⽉1⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。
「20世紀に創設された国連は21世紀の新たな課題に対応できるのか。」第二次世界大戦後に平和と安全の維持を主目的に創設された国連は、2024年で79年を迎えた現在、環境問題、感染症、国内・地域紛争、難民問題、テロ等のグローバル化する世界が抱える課題に直面しており、その役割の重要性は増している。しかし、その一方で、未だ国家主権対国連の問題は、国連活動の大きな制約要因となっている。2022年2月には安全保障理事会の常任理事国であるロシアが主権国家のウクライナに侵攻するという事態にまで発展した。また、2023年10月から始まったガザとイスラエルの紛争では、再び国連の無力さが際立ってしまった。
これらの状況を踏まえて、本授業では、まず、国連の目的、創設の経緯、原則を理解したうえで、国連の活動に関与するアクターと組織(加盟国、主要機関、専門機関、プログラム、基金)を把握する。次に、国連の活動をその目的から3つに分け、平和の創造・維持・構築、人権促進と人道支援、並びに経済社会活動の順にその活動内容を考察していく。平和の創造・維持・構築分野では、集団安全保障の概念、安全保障理事会の機能と限界、平和維持活動(PKO)に加えて、比較的新し活動として和平調停や平和構築委員会の活動にも触れる。人権・人道分野では、人権促進活動とともに、難民救援活動を中心に解説する。経済社会活動分野については、この79年間の国際社会の変動に対応した国連の活動を振り返るとともに、現在全加盟国が取り組んでいる維持可能な開発目標(SDGs)とそれを支える人間の安全保障の概念について考える。また、現状に鑑みて必至であろう国連改革についても問題点とその解決について考えていく。
本授業全体を通して、組織としての国連のみならず、国連の活動に関与してきた人々(国際公務員を含む)にもスポットライトを当て、受講生がより臨場感を伴って国連の活動を理解できるように講義を進める。学期中に2名のゲスト講師を招いて、それぞれの専門分野を踏まえて「国連(専門機関)のマンデートと課題」についてお話いただく予定である。基本的に授業は講義形式で行うが、受講生との対話、Q&Aの時間も設けながら進める。また、講義に関する質問やコメントについては、適宜授業の中で補足説明を行っていく。
Student Attainment Objectives
国連の創設時から冷戦期を経て今日に至るまでの国際社会の変化に、国連がどのように対応してきたかを、安全保障、人権と人道支援、並びに経済社会活動の面から、それぞれ説明できるようになる。
第1の国連(加盟国)、第2の国連(事務局、専門機関、プログラム)、並びに第3の国連(NGOs)の立場の違いと、それぞれの役割を、国益と国際的な共通の利益の観点から説明できるようになる。
Recommended Preparatory Course
Course Schedule
| Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) | Theme |
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| Keyword, References and Supplementary Information | |
| 1 | 国連の目的と創設経緯 |
第二次世界大戦後に創設された国連の目的とそれに至る歴史的経緯を紐解くことによって、国連に期待されている役割、及びその特徴を理解する。
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| 2 | 国連の原則 |
国連憲章第2条で規定されている7つの原則を精査することによって、各分野における国連の活動の可能性と限界を理解する基盤を作る。
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| 3 | 国連の加盟国及び事務局 |
国連の構成員である加盟国について、その資格、及び新加盟国の承認問題(冷戦、国家承認、国家統合と分離)を理解すると共に、国連の運営に不可欠な事務総長と事務局、国際公務員の機能を把握する。
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| 4 | 国連の組織と機能(1) |
国連の主要6機関のうち、事務局を除く5機関(総会、安全保障理事会、経済社会理事会、信託統治理事会、国際司法裁判所)の権限と機能について理解する。また、国連の理念を実践する国連の専門機関、プログラム、基金の創設と活動、並びにそれらの財源について考察する。
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| 5 | 国連の組織と機能(2) |
国連の主要6機関のうち、事務局を除く5機関(総会、安全保障理事会、経済社会理事会、信託統治理事会、国際司法裁判所)の権限と機能について理解する。また、国連の理念を実践する国連の専門機関、プログラム、基金の創設と活動、並びにそれらの財源について考察する。
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| 6 | 国連による平和の創造・維持・構築(1):理念と仕組み |
武力行使の原則的禁止、自衛権(個別的、集団的)の行使、国連軍を想定した集団的安全保障といった国連憲章の理念を理解するとともに、安全保障理事会の機能と限界を掘り下げる。
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| 7 | 国連による平和の創造・維持・構築(2):実施措置 |
紛争の平和的解決、強制措置(経済制裁、軍事制裁)と、不完全な国連の集団安全保障体制を補完する平和維持活動(PKO)と多国籍軍の活動に加え、世界の情勢変化に伴い、和平調停や平和構築が国連の活動に加えられたことを理解する。また、近年の大国による「国連の濫用」問題について考える。
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| 8 | 国連による平和の創造・維持・構築(3):平和維持活動(PKO)の変遷 |
平和維持活動(PKO)の創設から現在に至るまでの機能の変容を考察し、時代の要請に合わせて展開されてきた活動について、具体的なPKOの事例を考察して理解を深める。
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| 9 | 国連による人権促進及び人道支援(1):人権規約と実施体制 |
世界人権宣言に始まる国連の人権擁護・促進活動の展開を、各種の人権規約と条約、及び人権理事会、国連人権高等弁務官(OHCHR)の活動等から考察する。
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| 10 | 国連による人権促進及び人道支援(2):難民問題と人道危機 |
戦後70年に渡って国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を中心に行われてきた難民支援の変遷を理解するとともに、人道危機への対応措置である人道的介入、保護する責任について、その効果と限界を考える。
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| 11 | 国連による経済社会活動(1):非植民地化と南北問題 |
国連創設時から70年代にかけて、焦点となった、戦後復興、新興独立国支援と、その後の南北問題について国連内の動向を理解する。
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| 12 | 国連による経済社会活動(2):構造調整と開発へのパラダイムシフト |
途上国債務問題が深刻化した1980年代には、世界銀行主導の構造調整が主流となり、その後、1990年代に開発へのパラダイムシフトとそれに伴う気候変動への対応が国連の重要なマンデートになっていることを理解する。
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| 13 | 国連による経済社会活動(3):人間の安全保障と開発目標 |
2000年以降には、平和と開発を統合した人間の安全保障の概念が国連によって構築されてきたこと、及びミレニアム開発目標(MDGs)とそれに次ぐ維持可能な開発目標(SDGs)が採択され、現在、全加盟国の努力により目標達成が期待されていることを理解する。
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| 14 | 国連の展望と課題 |
「20世紀に創設された国連は21世紀の新たな課題に対応できるのか」との問いに対し、国家主権、日本を含めた各国の国連政策、グローバル課題と国連というテーマを通して、国連の展望と課題を考える。
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Class Format
Recommendations for Private Study
授業後に、パワポ資料(ないしはレジュメ)の内容を再確認し、復習を行う。
授業内に出てくる国連憲章条項、及びその他条約、協定の内容を条約集等で確認する。
下記に挙げている参考書、または授業内で紹介する参考文献の内、最低一冊は精読し、国連活動の全容把握に努める。
メディアの報道、国連のホームページ等で国連の活動をフォローしていく。
Grade Evaluation Method
| Kind | Percentage | Grading Criteria etc. |
|---|---|---|
| Final Examination (Written) | 0 | |
| Report Examination (A report to be submitted by the unified deadline) |
0 | |
| Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment (Evaluation of Everyday Performance in Class) |
100 | 40%は、クラスへの参加度を評価する。具体的には、与えられたテーマにかかる回答を記載したコミュニケーション・ペーパー及び出席カードの提出状況、及びクラス内での質疑応答などの状況を考慮する。
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Grade Evaluation Method (Note)
Advice to Students on Study and Research Methods
Textbooks
Textbooks (Frequency of Use, Note)
Reference Books
| Title | Author | Publisher | ISBN Code | Comment |
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| 国際機構論講義 | 最上敏樹 | 岩波書店 | ISBN978-4-00-022954-8 | |
| 国際連合:その役割と機能 | 植木安弘 | 日本評論社 | SBN978-4-535-58714-4 | |
| 国際機構論入門 | 山田哲也 | 東京大学出版会 | ISBN978-4-13-0032224-9 | |
| 国連の政治力学 | 北岡伸一 | 中公新書 | ISBN978-4-12-101899-1 | |
| 国際連合 | 明石康 | 岩波新書 | ISBN4-00-431052-0 | |
| いま平和とは 人権と人道をめぐる9話 | 最上敏樹 | 岩波新書 | ISBN4-00-431000-8 | |
| コンパクト学習条約集 第3版 | 芹田健太郎 他 | 信山社 | SBN978-4-7972-5913-1 |
Reference Books (Frequency of Use, Note)
Web Pages for Reference
How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)
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