授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10789:ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ (S) § 10790:ソーシャルワーク論(S) 2023 春セメスター 木1 産業社会学部 長田 貴 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】昨今、福祉における生活支援においては「地域包括ケアシステム構築」が進む中、とくに医療と福祉のより一層の連携・協働は欠かせない。そこでは、ソーシャルワークを土台とした社会福祉援助の効率的かつ効果的な生活支援実践が求められている。そのような中、福祉の専門職を目指す人のみでなく、一般の地域生活者の方々においても、ソーシャルワークの意味や目的、そして生活支援の視点が浸透することで、地域で生活する人たちが自らの地域に存在する生活課題や地域課題の解決に向けて主体的に取り組めることを目的として、履修する学生自身が自分たちの未来を創っていくという意識を育み、将来的に効果的な地域ケアシステムに反映していけるような授業を実施する。その方法は、講義のみならず、ワークショップ及び事例演習等の体験的な場を通して学生自身が自らの中に知識や技術的な要素を落とし込んでいける環境をつくっていく。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

学生自身が、
①将来の自分たちの生活しやすい社会を自ら構築する主体的な意識を養うこと。
②その中での自己成長をしていくために必要な内省的学習の習性を身につけられること。
③ソーシャルワークの知識・技術的側面の理解と生活の中における反映の中で、自らが社会貢献の意識を持てることを目標とする。

事前に履修しておくことが望まれる科目

理想的には、社会福祉及び社会保障等の概論を履修しておく(あるいは併行する)ことで、授業内容に対する理解が効果的に深まる。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業ガイダンス~ソーシャルワークとは何?

実生活とソーシャルワークを照らし合わせながら(医療と福祉の目標・目的・対象等を整理しながら)、これから学ぶソーシャルワークについての概要を理解する。(講義及び演習)

2

なぜソーシャルワークが求められているのか?(1)
ソーシャルワークの歴史(現在まで)とその役割変化について理解する

ソーシャルワークの歴史(医療ソーシャルワークも含む)辿りながら、とくに現在までの我が国におけるソーシャルワークの意義と役割の変化について理解する。地域包括ケアシステム構築に向けた動きと現状及び課題、そしてそれを踏まえたソーシャルワークの必要性と今後の可能性について過去~現在~未来を線として捉えながらソーシャルワークの理解を深める。(演習含む)

3

なぜソーシャルワークが求められているのか(2)
現在から未来に向けたソーシャルワークの意義と役割、方向性について

現在のトピックス的な地域包括ケアシステム構築に向けた動きと現状及び課題、そしてそれを踏まえたソーシャルワークの必要性と今後の可能性について理解する(演習含む)。対人援助(相互支援関係)における一般社会的価値・倫理と専門的価値・倫理について、ソーシャルワーク実践者として基本的に必要な土台となる視点について学ぶ。(演習含む)

4

ソーシャルワーク実践に必要な視点

対人援助(相互支援関係)における一般社会的価値・倫理と専門的価値・倫理について、ソーシャルワーク実践者として基本的に必要な土台となる視点について学ぶ(演習含む)。

5

社会生活を営む人同士にも活かされる「バイスティックの原則」とは?

ソーシャルワークの倫理・価値とつながる重要な視点であるバイスティックの原則について、一般社会での人間関係構築及び支援者と対象者における支援関係構築と照らし合わせながら学ぶ(講義・演習)。

6

ソーシャルワークの枠組みと活動目的について

個別支援から地域支援までの枠組みと、その中の活動目的について系統的に整理・学習することで、社会における広範な課題を捉える視点とソーシャルワークに不可欠なコーディネート力について、実生活と照らし合わせながら理解を深める(演習含む)。

7

ソーシャルワークの支援プロセスについてー個別支援を土台として

支援実践におけるプロセス(過程)理解と、その中に存在する専門的な視点・要素及び社会資源について学ぶ。

8

アセスメントの重要性について

支援プロセスの中でもとくに重要な対象者が求めていること(ニーズ)をしっかり捉えるための「アセスメント」について理解を深めるとともに、アセスメントのためのアプローチ(とくにナラティブアプローチ)について学ぶ(講義・演習)。

9

ソーシャルワークに必要な相談援助面接力!

地域住民や支援対象者とのやりとり(ソーシャルワークにおけるコミュニケーション力)の重要性と、その中に存在する言語化する力と根拠性を持つことの意味について学ぶ(講義・演習)。

10

ソーシャルワーク実践者に必要な自己覚知

支援対象者との効果的な支援関係を構築するために必要な支援者自身の自己覚知について学び、自己の振り返りによる内省的視点の重要性について理解する。

11

地域を対象としたソーシャルワーク(コミュニティソーシャルワーク)について

地域包括ケアの中で、地域包括ケアの中でのソーシャルワークについて、コミュニティソーシャルワークの理解を深めると同時に、その在り方や課題について考える(講義・演習)。

12

事例演習によるソーシャルワーク理解(1)ー在宅支援事例を元に

ソーシャルワーカーが実践上で抱える困難さ(課題)について、事例を元にした演習を通して、「困難さ」と何か、困難さの要因分類等について学ぶとともに、アセスメントの重要性について確認を行う。

13

事例演習によるソーシャルワーク理解(2)ー施設支援事例を元に

施設事例を元に、多職種の連携・協働における視点とコーディネート力の重要性について学ぶ。

14

事例演習によるソーシャルワーク理解(3)ー地域支援における事例を元に

ソーシャルワークの理論と方法Ⅱへつなぐ意味で、地域支援における事例を元に地域包括支援センターでの実践者による活動の実際と課題について学ぶ。

15

ソーシャルワークの理論と方法Ⅰのまとめ

ソーシャルワークの理論と方法Ⅰを学び、学生自身がソーシャルワークの意義や内容等に関してどのように整理できたか評価のためのテストを実施する。

授業実施形態

【注意】
BCPの運用停止に伴って、2023年度春学期より対面授業を受けるにあたっての配慮は行いません。
新型コロナウイルスに罹患した場合等については、学び支援サイトを確認してください。

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCP レベル 1~2】
・第 1 回〜15 回を原則として対⾯にて実施
・下記記載の配慮要件に該当し対⾯での出席ができない学生は担当教員へ申し出ること。
申し出が事前にある場合は、対⾯授業のライブ・録画配信またはオンデマンド型教材の提供により配慮を⾏う
【BCP レベル 3~4】
・第 1 回〜15 回を Web にて実施

【配慮要件(BCPレベル1以上の場合)】
以下の要件に該当する学生に対しては、「ライブ・録画配信またはオンデマンド型教材の提供」での配慮を行う。
 ①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い学生
 ②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い同居家族がいる学生
 ③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合

【備考】
※「授業スケジュール」は、BCPレベル1~2を想定して記載している。変更があった際は別途manaba+Rに周知を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。

授業外学習の指示

授業が進む中で、学んだ内容を意識しながら、
①実際の生活の中で周りの人とどのような関係構築を行っている自分がいるか
②周りの人(個々)をどのように理解している(しようとしている)自分がいるのか
③メディア等で取り上げられている福祉や医療の課題について、自分自身がどのように考えるか
④これからどのような自分づくりを目指すか
とくにこれらの項目内容を通して、自分自身を見直したり、振り返る習性を身につけていきながら、新たな「気づき」を得られる環境を自らつくって欲しい。
また、授業で学んだ内容を主体的に復習(インターネット等で)をしながら理解を深めること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

80%
授業最終日に筆記試験を実施する。
コロナ禍の状況によって試験形態を変更する場合がある。
20%
受講生の到達目標に対応して、授業態度や授業における主体的な取り組み姿勢及び授業内容を深めるための議論等について、コミュニケーションペーパーの活用も含めて客観的に評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

内省的学習を心がけ、受け身ではなく積極的・主体的な授業への取り組みを期待する。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用せず、逐次資料(シラバス内容に沿った内容のレジュメ)を配布しながら授業を進める。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
最新 社会福祉士養成講座『ソーシャルワークの理論と方法』第12巻 日本ソーシャルワーク教育学校連盟編集 中央法規 9784805882429

参考書(使用頻度、その他補足)

社会福祉士の受験資格取得を目指す学生は「ソーシャルワークの理論と方法」第12巻は必携である。

参考になるwwwページ

授業において適宜紹介する。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考


【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html
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