授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10091:シチズンシップ・スタディーズⅠ (GV) § 10109:地域活性化ボランティア (GV) 2018 通年 水5 経営学部,政策科学部,総合心理学部 秋吉 恵 2

キャンパス

OIC/OIC

授業施設

AC341セミナールーム/AC341セミナールーム

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

他者に貢献する活動を行い、経験したことを振り返りながら自己の成長を図る「サービスラーニング」の手法を用いた演習型科目です。地域社会の事業(講演会をはじめ各種イベント等)への参加と運営の補助などを通じて、問題発見と課題探索の実践に取り組みます。具体的には、それぞれのプロジェクトが対象とする地域で、事業の着手から終了までの一連の過程を知り、そこに携わる人々の役割や責務を体験的に学びます。この科目受講を通して、市民としての倫理観・正義感・責任感(シチズンシップ)への関心を育てることを期待しています。

※このクラスのプロジェクトは「スポーツ⁉︎音楽⁉︎アート⁉︎でダイバーシティフェス!プロジェクト」、「茨木火起こしプロジェクト―茨木北部地域の活性化―」です。科目、プロジェクトの詳細は受講ガイドおよびプロジェクト紹介サイトで確認してください。
http://www.ritsumei.ac.jp/slc/curriculum/detail/studies1.html/

※プロジェクト説明会について以下のとおり
3月23日(金)11:45~12:45
4月5日 (木)14:10~15:10
 
詳細は立命館大学サービスラーニングセンターのHPを確認ください。

※大学での授業は、毎週ではなく指定された日時に行われます。授業スケジュールを確認してください。

※この授業は選考科目です(エントリー期間:3月23日(金)~4月6日(金)11:00)
 エントリー用HPアドレス→ http://www.ritsumei.ac.jp/slc/
 受講許可発表:4月6日(金)17:00 サービスラーニングセンター窓口・HPにて

※合格者は以下日程の受講前ガイダンスに参加する必要があります。
  4月11日(水)5限

受講生の到達目標

1.「場」の運営に携わることを通じて、社会問題の認識が深まる。
2.地域参加を通してシチズンシップ向上の自覚を得る。
3.「問いを探す」「深く考える」習慣がつく。
4.社会で学ぶ自己形成に関する継続学習への意欲を持つ。

事前に履修しておくことが望まれる科目

地域参加学習入門(地域参加活動入門)、現代社会のフィールドワーク

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1〜2

事前学習Ⅰ・Ⅱ(授業2回分)
5月9日(水)5限、5月16日(水)5限

①ボランティア活動について理解を深める。
②ボランティア教育について理解を深める。
③ボランティア教育(地域活性化ボランティア)における「学び方」を理解する。
④地域に入って活動するための心構えを整える。
⑤受講生同士が交流し、これから共に活動し、学ぶ仲間としてのチームワークを育む。

3

オリエンテーション(授業内で日程を調整する)

①ボランティア活動先の地域について理解を深め、ボランティア活動の意義を考える。
②地域に入って活動するための心構えを整える。
③受講生同士が交流し、これから共に活動し、学ぶ仲間としてのチームワークを育む。
課題:オリエンテーション終了後、各自ジャーナルを作成し、事前学習Ⅲに持参してもらう。

4

事前学習Ⅲ(授業1回分)
6月13日(水)5限

①プロジェクト毎に受講生全員が共有する「活動の目標」と受講生個別の「学びの目標」を設定し、活動と学びの準備を整える
②大学での学びと地域課題を結びつける視点を持つ。

5〜7

ボランティア活動(前半)

①(地域への貢献)地域において問題解決の一助となり、地域(地域住民)に貢献する。
②(学習効果)社会の一員としての自覚と能力を育み、かつ受講生が日々大学で学ぶ専門知識の応用的理解を深める。
※ボランティア活動時間は、前半と後半をあわせて42時間以上必要です。活動時間には、活動先での「オリエンテーション」や「反省会」なども含まれます。
※毎回の活動中にフィールドノートに取ったメモを元に、1ヶ月に1回程度、教員の指示に従い、ジャーナルに活動内容と学んだことを記入する。

8

中間振り返り(授業1回分)
8月23日(木)2限

①目前の活動や個別の課題にのみ集中してしまいがちな活動を一旦休止し、前半の活動を振り返ることで目標を持って活動に臨んでいることを再確認する。
②受講生が活動中に直面した問題や悩みを共有する機会を持つことで、「学び」を深める。

9〜11

ボランティア活動(後半)

①(地域への貢献)地域において問題解決の一助となり、地域(地域住民)に貢献する。
②(学習効果)社会の一員としての自覚と能力を育み、かつ受講生が日々大学で学ぶ専門知識の応用的理解を深める。
※ボランティア活動時間は、前半と後半あわせて42時間以上必要です。活動時間には、活動先での「オリエンテーション」や「反省会」なども含まれます。
※毎回の活動時間ごとに「ジャーナル」に活動内容と学んだことを記入すること。

12〜13

事後学習Ⅰ・Ⅱ(授業2回分)
11月7日(水)5限、11月21日(水)5限

①活動中の問題や悩み、感動や喜びを「学び」と「感情」の両面で整理する。
②自らの活動を評価する(事前学習Ⅲで設定した2つの目標を達成できたか、地域が抱える問題解決の一助となり得たか等)
③プログラムを通じて学んだことを今後にどうつなげていくのかを検討する。
④「活動報告会」に備えて発表準備を行う。

14〜15

活動報告会(授業2回分)
12月8日(土)13:00~17:00(予定)

プロジェクトごとに15~20分のプレゼンテーションを行う。発表内容は、おもに以下の4点です。
①ボランティア活動は、地域の問題解決の一助となり得たか(ボランティア活動によって地域は活性化したと言えるのか、活動は地域にどのような影響を与えたのか)
②事前学習Ⅱで設定した「プログラムの目標(プロジェクト毎に受講生全員で共有)」と「自身の目標(受講生各人が自らの専門と関連させて個別に設定)」を活動によりどのように達成したか
③プログラムを通して、受講生自身はなにを「学び」、どのように「成長」したのか
④受講の経験やそこから得た「学び」を今後どのように活かすのか

授業実施形態

授業外学習の指示

講義運営においては、受入先とのやりとりを行うメーリングリストを設置、運用します。

上記の「15回」分の講義は、サービスラーニングセンターのマネジメントのもとで、受講生と活動先との相互調整の上で実施されます。またプロジェクトを円滑に運営するために、各プロジェクトの担当教員が報告・連絡・相談を受ける時間(コアタイム)を毎週曜水5限に設置しています。いわゆるオフィスアワーのようなものですが、本科目の受講生にのみ開かれた時間です。積極的な活用によって、よりよいプロジェクトの展開を目指すことを期待しています。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

この科目はP/F評価です。評価は下記の要件、それぞれの内容をもとに行います。

①事前学習Ⅰ~Ⅲ、中間振り返り、事後学習Ⅰ・Ⅱ、活動報告会のすべてに出席していること
②「シチズンシップ・スタディーズⅠ(地域活性化ボランティア)」プログラムのボランティア活動(オリエンテーション含む)を合計42時間以上行なっていること
③定められた期限までに評価対象物(レポートなど)を提出すること

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

この科目の受講には本登録に先立って「エントリー」が必要です。「志望理由」に基づき選考を行います。エントリー方法等詳細はサービスラーニングセンターHPを参照してください。http://www.ritsumei.ac.jp/slc/

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
関係性の学び方 サラ・コナリー、マージット・ミサンギワッツ(著)、山田一隆・井上泰夫(訳) 晃洋書房 978-4771021082
大阪 北芝 まんだら物語 北芝まんだらくらぶ 明石書店 978-4750334172
共同体の基礎理論 シリーズ地域の再生2 内山節 農文協 978-4540092152

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

立命館大学サービスラーニングセンター http://www.ritsumei.ac.jp/slc/
暮らしづくりネットワーク北芝 http://www.kitashiba.org/
いばきた(茨木市北部)ガイドブック http://www.city.ibaraki.osaka.jp/material/files/group/45/ibakita_etsuran.pdf

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考