| Course Name | Year | Term | Period | Faculty / Graduate School | All Instructors | Credits |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 13131:[2025 Spring]IR18‐FJ203 Field Research (R) § 13132:IR-EDR203 Field Research (R) | 2025 | Spring | Wed4 | College Of International Relations | OKURA MIWA | 2 |
Campus
Class Venue
Language
Course Outline and Method
4⽉1⽇までにmoodle+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmoodle+Rのコースニュースを確認すること。
フィールド調査は、研究する事象が実際に起きている現場で、また当事者・関係者等から、直接に情報やデータを得る様々な方法のことを指します。現実は常に変化している一方で、ウェブ上や刊行物から手に入る情報には種々の限界があるため、意義ある科学研究を行うには、自らの五感を活かし、現場、当事者、関係者らから、現実を多面的に学ぶことが不可欠です。
この授業では、対象とする事象や当事者の経験を、その歴史的・社会的文脈のなかで理解することをめざす質的調査の方法を扱います。実際の野外調査は行いませんが、実施を想定した調査計画書の作成をつうじ、データ入手の方法・組み合せや記録・記述のあり方、また調査倫理など、質的フィールドワークにおける基本の習得を目指します。
授業は対面形式で行い、社会調査の基本的な考え方や上記の基本事項を段階的に学びます(講義)。その内容は、各段階で取り上げる文献(フィールド調査に基づいて行われ公表されている質的研究の成果)のなかで具体的に検討し、理解を深めます。こうした理解の定着をはかり、各授業の課題では、質的研究の一環としてのフィールド調査を想定し、段階的に調査計画書を作成していってもらいます。
終盤の授業では、それまでの学習の成果として、各自が作成した計画書を口頭で報告し、他の受講生や講師のフィードバックをつうじて修正・完成させます。
キーワード: 社会調査、フィールドワーク、質的研究、質的調査
Student Attainment Objectives
・受講生は、フィールド調査の成果事例を検討することで、先行研究の検討にもとづく問いの立て方や、問いに応じた調査方法の組み合せ、分析・推論のあり方などを具体的に学ぶとともに、フィールド調査の意義と面白さを理解することができる
・受講生は、段階的に調査計画書を作成していくプロセスを通じ、フィールド調査を含む科学研究の諸工程とその意義、また各段階で押さえるべき基本項目や倫理的な課題を習得することができる
Recommended Preparatory Course
・地域研究論、比較文化論など
フィー ルド調査を中心手法とする地域研究は、国際関係学とほぼ同じ文脈で始まった新しい研究領域であるため、国際関係研究の一環で行われるフィールド調査や「事例研究」では、国家中心主義やオリエンタリズムなどの問題点に、特に留意が必要です。この点をおさえるうえでは、上記科目などの履修により、「国家」を 相対化し知の権力性を捉える視点を養うことが、助けになります。
・社会統計論など
このフィールド調査の授業では「質的/定性的研究」を扱い、質的調査のための計画書を作成します。数量データを用いる定量的調査・研究に関心のある人は、別途、統計学や社会調査法などの科目を履修して専門的に学んでください。
Course Schedule
| Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) | Theme |
|---|---|
| Keyword, References and Supplementary Information | |
| 1 | 科学研究、社会調査の多様な方法 |
・社会科学、社会調査とフィールド調査
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| 2 | 文献(フィールド調査に基づく研究の成果)にみる問いの設定 |
・先行研究(のレビュー)とは
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| 3-4 | 調査の計画における基本課題 |
・フィールド調査の対象と手法の選択
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| 5-6 | フィールド調査の実施における基本課題 |
・観察・聞き取り・記録における注意点
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| 7-9 | フィールドで得た質的データの分析・解釈・記述 |
・質的データの整理・統合の諸方法
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| 10-13 | 調査計画書の報告 |
・第9回までの課題として作成を進めてきた計画書の口頭報告 |
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| 14 | 全体の振り返り |
・あらためて質的研究・調査とは:重要事項の再確認
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Class Format
Recommendations for Private Study
これは、どうしても一定の短期集中的な資料の読み込み・理解と考察・論述の作業を必要としますので、積極的に取り組んでください。
Grade Evaluation Method
| Kind | Percentage | Grading Criteria etc. |
|---|---|---|
| Final Examination (Written) | 0 | |
| Report Examination (A report to be submitted by the unified deadline) |
0 | |
| Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment (Evaluation of Everyday Performance in Class) |
100 | ・出席点:15%
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Grade Evaluation Method (Note)
Advice to Students on Study and Research Methods
・この授業では、統計的手法を中心とする定量的調査・研究は対象に含みませんので注意してください。
Textbooks
Textbooks (Frequency of Use, Note)
Reference Books
| Title | Author | Publisher | ISBN Code | Comment |
|---|---|---|---|---|
| フィールドワーク: 書を持って街ヘ出よ う- 増訂版 | 佐藤郁也 | 新曜社 | フィールドワークの⽅法に 関する本の中では最も読み やすくわかりやすい本の⼀ つ | |
| 質的社会調査の⽅法:他者の合理性の理解社会学 | 岸政彦ほか | 有斐閣 | ふだん⾒過ごしがちな事柄 の深い理解を可能にする質 的社会調査の⽅法を、実践 例をつうじて紹介。 | |
| 躍動するフィールドワーク:研究と実践をつなぐ | 井上真 | 世界思想社 | 国際協⼒や国内の地域振興・環境政策などにかかわ る様々なフィールドワーク の実践経験を紹介 | |
| 調査されるという迷惑:フィールドに出 る前に読んでおく本 | 宮本常⼀ほか | みずのわ出版 | 調査はどんな被害や迷惑を生じやすいか、著者の経験をもとに示す。防止には何が必要かを考える際の貴重な資料 | |
| 野蛮からの⽣存の開発論:越境する援助 のデザイン | 佐藤仁 | ミネルヴァ書房 | フィールド調査に基づく成果 を論じるとともに、調査の ⽅法論、開発・援助の理論・⽅法についても検討し ている充実した内容 | |
| 社会科学の考え方 | 野村康 | 名古屋大学出版会 | 方法論の前提となる存在論・認識論から体系的に説明。注の付け方の体系的ガイドも分かりやすい |
Reference Books (Frequency of Use, Note)
Web Pages for Reference
How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)
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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/