授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16504:IR18‐EAJ304 国際人権法(R) § 16505:IR-EAR304 国際人権法(R) § 16506:国際人権法(J) 2024 春セメスター 木1 法学部,国際関係学部 徳川 信治 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS209号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 人権は伝統的に個人対国家の脈絡で語られ、国家による保障が基本である。他方で、国際人権保障は、国連の基本目的の1つとして掲げられ、国連活動において大きな成果をあげた分野である。それでは、国際人権保障の意義やはたらき、限界は何なのであろうか。また、国際人権保障から見て日本おける人権保障はどのように捉えられるであろうか。個人の人権をいかに保障していくかという問題に各国や国際法がいかに対処し、また影響を受けているかについて本科目で考察する。国際人権法の基本的理解を深めつつ、日本の国内手続きを通じた国際人権法の利用可能性についての検討、ならび国際的メカニズムへのアクセスについても検討する。
 授業内容に関する質問は、manaba+Rやメール等、オンラインで随時受け付ける。質問に対する回答については、原則としてmanaba+Rにおいて行う。また、提出課題に関しては、講評を行う。

受講生の到達目標

1.人権の法的な構造について理解する
2.国際社会がなぜ人権を取り扱うようになったかを理解できる。
3.人権条約は国家に何を求めているのかが理解できる。
4.国際社会の規範が、どのようにして国家を拘束しているのかを理解できる。
5.各地域の特色と人権の構造について理解できる。
6.国際社会が求める人権の保障をより発展させ、あるいは国内の人権保障の進展について理解する。
7.国際人権法から見て日本にどのような人権問題が存在するかを理解する。
8.日本における人権保障で国際人権法がどのような役割を果たすのかを考える。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

プロローグ:なぜ国際人権法を学ぶのか?
人権は、なぜ国際問題となったのか、人権の中心的理念

人類に共通の価値 内外人平等 行為主体別アプローチ 補完性の原則 国際社会と個人の関係 国際人権保障

第2回~第5回

国際人権の中心理念を考える;国連による人権保障 第2章、第7章、第8章、第9章

人権の国家的保障と国際的保障 平和と人権の不可分性 自決権と人権 自由権と社会権 人権の普遍性と多文化共生 国際人権規約 国際人権規約 条約機関 国家報告制度 個人通報手続国際人権基準の設定 国別・テーマ別手続 人権理事会 人権の主流化

第6回

国際人権の国内的実現;人権訴訟を調べる 第12章

条約実施機関の見解と国内裁判所 発展的解釈 日本国憲法

第7回~第10回

さまざまな人たちの人権を考える-拷問の禁止・難民 第4章3、第5章1,2

拷問禁止条約 拷問禁止委員会 難民とは、国内避難民、難民条約・難民議定書 拷問・強制失踪の不処罰との戦い 犯罪人引渡し

第11回~第13回

さまざまな人たちの人権を考えるー人種差別禁止・女性差別禁止・子どもの権利 第4章1,2,3

人種差別撤廃条約 アパルトヘイト罪 表現の自由とメディアの自由・民主主義 ヘイトスピーチ

第14回

人権を守り、推進する方法について考える 第13章以下

国内人権機関 NGO 多国籍企業

第15回

期末到達度検証及び解説

授業実施形態

BCPが運用停止されている間は対面授業のみを行います。

<参考リンク>
学び⽀援サイト:https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/

授業外学習の指示

事前に該当する箇所に関する部分は、参考書等を読んでおくことを薦める。また、かならず憲法や法学入門に記載されている人権の概念の部分については予習しておくこと(テキストは何でもよい)。また、生きた法ですから、日頃の報道に接して、新聞の国際面や社会面における人権関係の記事について読み、また世界の出来事に関心を持つこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

課題(記述又は論述)及び小テストを複数回実施する(80%:なお、最終講義日には到達度確認として課題(記述又は論述)及び小テストを実施する)。
そのほか、授業への積極的参加(授業の理解度を把握するものであり、出席ではない)状況 を加味する(20%)。
以上のことは、原則manaba+R上において実施する。

成績評価方法(備考)

評価物(教室内実施の場合も含む)は、すべてmanaba+R上で実施するため、各自ディバイスの用意が必要である。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ブリッジブック国際人権法〔第2版〕 芹田健太郎他 信山社
ベーシック条約集 浅田正彦他編 東信堂

教科書(使用頻度、その他補足)

テキストは、講義の予復習に活用する。それを前提として講義を展開する予定である(講義中にも適宜参照する)。講義では、条約・国際文書に言及するため、条約集は、予復習に活用することが必要となるし、授業では携帯していることを前提に講義する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
国際人権法 芹田健太郎 信山社
国際人権・刑事法概論 [第2版] 尾崎久仁子 信山社
国際人権法 申惠丰 信山社

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

国際人権法学会
http://www.ihrla.org/
国連人権高等弁務官事務所
http://www.ohchr.org/EN/Pages/WelcomePage.aspx
国連については、  http://www.un.org
ICJの判例については、  http://icj-cij.org
国際法学会のホームページ http://www.jsil.jp/
日本の国際法判例 http://www.eonet.ne.jp/~ntanaka/index.html
ここから授業で必要な資料の多くにアクセスすることができます。
日弁連国際人権ライブラリー
http://www.nichibenren.or.jp/jp/katsudo/jinkenlibraly/index.html

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html