授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
17799:文学と社会(GE) 2023 秋セメスター 月4 法学部,産業社会学部,文学部,映像学部 田口 道昭 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

文学は社会と経済をどう映してきたか~日本近代文学と社会~
 文学作品は所詮虚構であって、ウソイツワリゴトが書かれていると考える人もいるかもしれない。しかし、文学作品は、その時代の社会や風俗、また、そこに生きた人々の感情を映し出す器である。たとえそれが幻想的なものであっても、文学作品はその時代の特徴が刻まれている。
 本講義では、明治時代以降から現代までの文学作品を中心に、作品の設定や主題を紹介しつつ、そこに現れている思想や感情、そして、社会的・経済的な事象がどのように描かれているかを解説し、その意義について考察する。
 授業は講義形式(対面授業)で行い、各単元の終了後、授業で学んだことや質問等をまとめた小レポートの提出を求める(manaba+Rに提出)。その中で重要と思われるものについて、次回の授業の冒頭で取り上げ回答、補足説明を行う。試験は、受講生の理解と関心を考慮して、授業スケジュールの後半部で出題意図等を説明する。

受講生の到達目標

・小説作品を中心とした文学作品の読解方法を学ぶことができる。
・小説作品に投影されたその時代の特徴や背景が理解できる。
・明治から現代までの社会・経済と文学の流れが把握できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

文学と社会・文学と経済 ※メディア授業(ライブ配信授業)

日本の近現代文学史・日本経済史

2

樋口一葉「十三夜」

立身出世・官僚制度の成立・玉の輿婚

3

夏目漱石『それから』

日露戦後の経済・高等遊民

4

石川啄木『一握の砂』

青年・望郷・都市

5

谷崎潤一郎「小さな王国」

小学校教師・文学と貨幣・ゲーテ『ファウスト』

6~7

『花子とアン』と『女工哀史』『あゝ野麦峠』

女学校・女子労働・女性作家

8

与謝野晶子~『みだれ髪』から評論活動へ

恋愛短歌・女性の経済的自立・世界恐慌

9

城山三郎の錯誤~『男子の本懐』

世界恐慌・濱口雄幸・高橋是清・リフレーション政策・二・二六事件

10

宮澤賢治「グスコーブドリの伝記」

法華経信仰・農民運動・満州事変

11

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

戦時下の知識人・教養主義とマルクス主義

12

太宰治「貨幣」

貨幣・戦中と戦後・インフレーション

13

司馬遼太郎『竜馬がゆく』~高度経済成長と日本人~

坂本龍馬・海援隊・明治維新と戦後日本

14~15

池井戸潤の小説『オレたちバブル入行組』他

銀行・世代・現代日本経済

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル3~4の場合】
 (メディア授業)メディア授業(ライブ配信授業)で実施します。

授業外学習の指示

授業で取り上げる作品及び参考書を読んでくるのが望ましい。作品は、各自で購入するか、図書館で借りるなどして読むこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・平常点 60%
毎回、授業内容の理解度を確認する小レポート(400~500字)を課し、授業の参加度を勘案する。
・レポート試験 40%
授業内容について的確に理解できているかどうかを確認のためのレポート試験を課す。

成績評価方法(備考)

3分の2以上の出席を有効評価の基準とする。欠席、遅刻、早退の多い学生の単位は認めない。また、レポートの提出期限・提出先は厳守すること。

受講および研究に関するアドバイス

授業で取り上げる作品及び参考書を読んでくると、授業内容の理解が深まる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

資料を配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
猪木武徳『文芸にあらわれた日本の近代』 有斐閣

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/