Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
15817:[2025 Fall]Introduction to Ethics (S) § 15818:(Teacher Training)Ethics (S) § 15819:Ethics (J) 2025 Fall Fri6 College Of Law,College Of Social Sciences ONISHI MITSUHIRO 2

Campus

KIC

Class Venue

GAKUJIKAN GJ401

Language

日本語

Course Outline and Method

「倫理学」と我々現代の日本人がどういう関係にあるのかを、初心者にも理解しやすいように、できるだけ分かりやすい言葉を使って説明します。
具体的には、担当者が自著『ライプニッツと西田幾多郎』を使って、分かりやすく毎週の論題を解説します。
それに対して受講者は、その週の理解内容を「まとめと質問」(=小レポート)にしてManaba+Rのオンライン入力レポートを使って担当者へ送り、担当者はそのそれぞれに対して回答を返してフィードバックする、という方法で授業を進めます。
【+R授業は、manaba+Rを参照(14回の授業の終了後に実施予定)】

Student Attainment Objectives

①分析知と直観知の違いが理解できる。
②「自己」についての東洋と西洋の考えの違いが理解できる。
③西洋と日本のいじめのタイプの違いが理解できる。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

「分析知と直観知」のあらましの説明

分析知と直観地についてのベルクソンの定義を見る。
帰納、演繹、そしてアインシュタインの「発見法」について考える。

2-4

西洋の分析知と東洋の直観知

西洋で分析知が、そして西洋で直観知が発達したことについての歴史的要因を見、その両者の内容を詳しく考察する。

5-7

西洋の科学と東洋の宗教

西洋での数学的科学の発展を、プラトンの「洞窟の比喩」から始まって、デカルトの「普遍数学」、ライプニッツの「普遍的記号法」、カッシーラーのシンボル哲学へと、順に跡づけて見てゆく。
東洋の仏教知の発展を、仏陀、般若経、龍樹、臨済とたどって跡づけて見てゆく。

8-10

西洋の『自我の自由』(カント)と東洋の『無我の自在』(臨済)

倫理の基礎である「自由」が、西洋と東洋でどのように考えられたのかを見てゆく。
西洋の「自由」としては、現象界の因果性に縛られない可想界の存在者(超越論的自我)の「なすべし」Sollenをもとに「自由」を考えたカントの理論を紹介する。
東洋の「自由」としては、無我となってあらゆる執着に縛られないという意味の「自在」の境地を説いた臨済や、それを「平常底」という言葉で表現した西田幾多郎の理論を紹介する。

11-12

西洋のエゴのいじめと日本の空気のいじめ

西洋のいじめとしては、傷つけられたエゴのストレスの回復としてのいじめを考察する。
日本のいじめとしては、空気による日本独自のいじめの姿を、土井隆義『友だち地獄』を参考にしながら考察する。

13-14

鈴木大拙と西田幾多郎と井筒俊彦の哲学と倫理

日本を代表する哲学者といえば、古いところでは鈴木大拙と西田幾多郎であり、現在の人としては井筒俊彦である。
授業の最後に、鈴木大拙の『即非の論理』、西田幾多郎の『純粋経験』『場所の論理』、そして井筒俊彦の『無と有の二重写し』を紹介して、日本独自の思想と倫理を考える。

Class Format

基本的に授業は対面で行います。詳細については、manaba+Rにて周知します。

Recommendations for Private Study

デカルト『精神指導の規則』、カント『実践理性批判』、鈴木大拙『日本的霊性』、西田幾多郎『善の研究』、井筒俊彦『意識と本質』などを読んで、理解を深められたい。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

平常点を50%、レポートを50%で評価する。
レポートは授業の最後に2本提出する。
その1は、授業のテキストの内容全体をまとめた一般的研究のレポート。
その2は、教科書『友だち地獄』を読んでの「①分かったこと、②分からないこと、③思うこと」を書いたレポート。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
ライプニッツと西田幾多郎――分析知と直観知の両立を求めて 大西光弘 明石書店 978-4-7503-5475-0 教科書なので、毎回使います

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
友だち地獄――「空気を読む」世代のサバイバル 土井義隆 ちくま新書710 978-4-480-06415-5 レポート執筆時に参照する本です。

Reference Books (Frequency of Use, Note)

日本独自の「空気のいじめ」を扱った名著です。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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