授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14922:超領域リベラルアーツ (GS) § 14923:特殊講義(総合)(C7) 2024 春セメスター 月5 経済学部,経営学部,産業社会学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 木村 修平、サトウ タツヤ、島田 伸敬、西浦 敬信、山中 司 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 104号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【クラステーマ】
記号創発システム科学 ~人間とAIが共に生きる世界を構想する~

【科目概要】
選定されたテーマに基づき、専門分野の異なる複数の教員と学生が、各々の見識に基づき、よりよい未来を拓くために人類が取り組むべき課題を探究する。クラス内で組織化したチーム内で専門や立場の異なる他者との対話や協働作業を通じて問いを問い直す創発的な知的生産の過程を経て、既存の価値観に縛られない自由な発想のもと望ましい社会像を構想した内容は、中間段階で広く社会に問いかける。最終的には豊かな感覚と緻密な観察のもと、深い思考と着実な実践に根差した未来志向の最適解を提示する。

【授業概要と方法】
本講義では、新しい融合的学術分野としての記号創発システム科学に関わる導入講義を行うとともに、記号創発システム科学に関わる専門分野の異なる教員をゲストスピーカーとして招き、哲学、人工知能、ロボティクス、社会学、言語学、文化心理学に渡る分野から「記号創発システム」という世界の捉え方を考える。各回には講義の後にZOOMブレイクアウトルームを用いたグループディスカッションを行う。またそれぞれの理解をもとに「記号創発システム」とは何かを考え、自らの解釈をもとに個人、もしくはグループで論文・レポートもしくは創作物の制作を行う。各講義に関してはWEB上での小テストを行うと共に、各種インプット及び最終制作物に関わる課題を課す。

受講生の到達目標

【科目の到達目標】
①これまで培った知識や思考力を発揮し、統計データ等をもとに未来社会のモデルを構築することができる。
②他者との対話や協働作業を通じて、自由に思考する力やクリティカル・シンキングを向上できる。
③自己と他者・社会との相互関係で自らの役割を常に捉えなおし、生涯にわたり学び続ける主体を確立する。

【当該クラスの到達目標】 ※科目の到達目標を踏まえ、クラステーマに沿って記載してください
① 記号創発システムとは何かを理解する。
② 人間やロボットの認識や言語に関わる多様な学問やその成果を理解する。
③ 言語や世界に関する確かな知識と、構成的な理解を元に、自らの解釈にもとづきアイデアを発信する事ができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回 (4月8日)

イントロダクション

・講義全体の説明、成績評価、「記号」とは何か?
授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 谷口 忠大(立命館大学(客員教授)/京都大学)

第2回 (4月15日)

導入講義:記号創発システム(1) 記号論

・記号論、環世界、恣意性、構成論
授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 谷口 忠大(立命館大学(客員教授)/京都大学)

第3回 (4月22日)

導入講義:記号創発システム(2) 創発システム

・創発システム、記号創発システム、記号創発ロボティクス、マルチモーダルカテゴリ形成、分布意味論
授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 谷口 忠大(立命館大学(客員教授)/京都大学)

第4回 (4月29日)

ゲスト講義:感情とロボット

パネルディスカッション、質疑応答
授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 日永田 智絵(奈良先端科学技術大学院大学)・谷口 忠大(立命館大学(客員教授)/京都大学)

第5回 (5月13日)

グループディスカッション

オープンスペーステクノロジー、課題の探索
授業担当者 山中 司

第6回 (5月20日)

ゲスト講義:プラグマティズムと記号論

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 加藤 隆文(大阪成蹊大学)

第7回 (5月27日)

ゲスト講義:記号創発ロボティクスと発達知能

授業担当者 山中司
ゲストスピーカー 中村 友昭(電気通信大学)

第8回 (6月3日)

ゲスト講義:ネオサイバネティクスと基礎情報学

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 西田 洋平(東海大学)

第9回 (6月10日)

グループディスカッション

オープンスペーステクノロジー、課題の探索
授業担当者 山中 司

第10回 (6月17日)

トピック講義:文化心理学と人生の意味;記号の心理学とTEA(複線径路等至性アプローチ)

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー サトウ タツヤ

第11回 (6月24日)

トピック講義:空間知能を介した生活行動の理解

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 島田 伸敬

第12回 (7月1日)

トピック講義:めくるめく「音」の世界

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 西浦 敬信

第13回 (7月8日)

トピック講義:発信型マルチモーダル言語教育とプラグマティズム

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 木村 修平

第14回 (7月15日)

ディスカッション
「記号創発システム」再考

授業担当者 山中 司
ゲストスピーカー 原島大輔(早稲田大学)・谷口忠大(立命館大学(客員教授)/京都大学)

第15回 (7月20日)

最終発表会

授業担当者 山中 司

授業実施形態

Zoomライブ授業(15回)常時画面オン(顔出し)を必須とします。

※「超領域リベラルアーツ」は全15回オンラインで実施しますので、集中して授業に参加できる環境であればどこで受講しても構いません。各クラス、授業担当教員の所属キャンパスのみ受講用教室を用意します。教室で受講する際も、PCおよびイヤホン等をご自身で準備・持参してください。

授業外学習の指示

課題は毎授業の冒頭で提示します。
また適宜、テキスト等を紹介するので、理解を深めるために読むこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①  選択式自動採点テスト(講義回は毎回) 12回 ⇒ 30点換算
②  ミニレポート(複数回) ⇒ 15点換算
③  「企画・議論テーマ」の事前エントリー(⇒オプション扱い)
④  プロジェクト「企画書」⇒ 10点
⑤  制作物提出 ⇒ 40点
⑥  仲間へのコメントとフィードバック ⇒ 5点

成績評価方法(備考)

<制作物(最終成果/プロジェクト)について>
◯ 論文、YouTube動画、小説、随筆、詩、アニメ、漫画、アプリ、ロボット、コミュニティ活動。→クラス内で公開されることが前提(少なくとも学内公開)。一般公開推奨。
◯ 必ず「記号創発システム科学」のエッセンスが何らか入っていること。
◯ どう「記号創発システム科学」のエッセンスが入っているかというこあとは必ず別途解説文を書いて提出。→一人ひとり別に提出。レポート。最大A4で1枚 (2p目に自身の貢献内容を書く)

◯グループ制作について
 ・グループの人数上限は設けない
 ・各メンバーが他のメンバーの貢献内容を明記すること。
 ・貢献度合いに応じて持ち点ポイント(100pt)を配分する。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html