授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50485:[2025 秋セメスター]環境科学(P) 2025 秋セメスター 水3 政策科学部 小杉 隆信 2

キャンパス

OIC

授業施設

C273講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

環境問題は多様化し、拡大する傾向にある。そして多くの課題は、それぞれが相互に原因となり結果となって絡み合っているため、これを総合的に解決していくことが必要である。本講義では、公害などのローカルな環境問題と地球温暖化といったグローバルな環境問題について、発生の原因、メカニズムと影響を科学的に分析し、それぞれの連関課題をシステム的に説明するとともに、解決に向けた取組みの動向についても触れる。

受講生の到達目標

・環境問題に関する自然科学的・社会科学的な基礎を理解できる。
・環境の諸課題に関する日本と世界の過去、現状および将来の展望を認識・思考できる。
・環境の諸課題を解決するための経済政策や環境政策などを考察することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

環境問題の過去・現在・未来の概観

文明の興廃、産業革命、技術革新、成長の限界
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2〜3

大気・水環境

四大公害病、産業公害、都市型公害、公害国会

4〜5

廃棄物・資源循環

ごみ回収・処理、3R、循環型社会、静脈産業、都市鉱山

6〜7

自然環境・生物多様性

森林、里地里山、生態系ピラミッド、絶滅危惧種、外来種

8〜9

地球環境

酸性雨、オゾン層破壊、気候変動、プラスチック汚染

10〜11

化学物質・放射性物質

環境リスク、耐容一日摂取量、原子力発電所事故、被曝

12

環境と社会

環境意識、環境倫理、ディープエコロジー、環境収容力、環境教育

13

環境と経済・経営

外部費用(外部不経済)、環境マネジメントシステム、社会的責任

14

環境と政策

規制、経済的措置、技術開発、ポーター仮説、持続可能性

授業実施形態

対面授業14回
ただし、第1週の115分間のうち20分間の「+R授業」はVOD授業とするので、先に視聴しておくこと。

授業外学習の指示

講義時に配布した資料内容の中で興味ある項目を複数選び出し、環境の入門書や白書、新聞やテレビニュースなどにおける関連記事と対比し、過去、現在および未来の視点から学習・理解しながら受講することが望ましい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 75

学修到達度を筆記試験によって評価する。持ち込みは不可とする。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
25

授業の理解状況を5回の小テストによって評価する。欠席者に対する配慮は行わない。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

・環境問題は身近に実感できない側面があるため、事例から学ぶことが大切である。
・紹介した参考書や白書にも事例が解説されている。特に白書は最新の事例を図表や写真を豊富に使って紹介しているので、環境問題に関連する自然・社会現象、政治・経済・産業・環境政策的意味や戦略性、政治・経済・産業・エネルギー・社会・生活等との相互関連性などについて具体的な理解の助けとなろう。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用せず、講義時に資料を提示する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
環境工学入門 花木啓祐 実教出版 9784407335408 主要参考書として利用
基礎から学ぶ環境学 後藤尚弘・九里徳泰 朝倉書店 9784254180404 主要参考書として利用
改訂9版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト 東京商工会議所 日本能率協会マネジメントセンター 9784800590695
文系のための環境科学入門 [新版] 藤倉良・藤倉まなみ 有斐閣 9784641174238
図説 わかる環境工学 渡辺信久・岸本直之・石垣智基 学芸出版社 9784761524449
Earth for All 万人のための地球 S. ディクソン=デクレーブほか(著)、武内和彦(監訳) 丸善出版 9784621307670

参考書(使用頻度、その他補足)

環境省による、これまでの『環境・循環型社会・生物多様性白書』(インターネットで閲覧可)も参考にする。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

自然環境は人間の生活や活動において不可欠なものだが、日常にありふれているため、自分で関心を持たないと、空気のように見過ごしてしまう。しかしながら、今日の環境に関わる問題は、自然、経済、社会、文化などの現象と連鎖する、複合的な構造をしているため、体系的、系統的に理解することが重要である。システム思考で学習してほしい。
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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/