Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
15814:[2025 Spring]Introduction to Philosophy (S) § 15815:(Teacher Training)Philosophy (S) § 15816:Philosophy (J) 2025 Spring Tue5 College Of Law,College Of Social Sciences SUZUKI TATSUO 2

Campus

KIC

Class Venue

IGAKUKAN IG203

Language

Japanese

Course Outline and Method

【授業の概要】
哲学は今から約2500年前に始まったといわれる。それはソクラテス以前の自然哲学者たちであり、またその後現れたソクラテスに始まるアテネの哲学者たちが始めた学問の歩みである。
この授業では、なぜ哲学がギリシアから始まったのかを文化的な背景と共に考えることから始めたい。
そして始まりであるギリシア哲学から現代までの哲学の歩みを、主に教科書に沿って眺めつつ、5人の哲学者の思想を基軸に考えてみたい。またそれらから派生する様々な問題について考えてみたい。
授業は基本的に教科書と必要に応じて配布されるレジュメや資料を読み、それについて担当者が説明を加えるという形で進行する。毎回授業の後半で簡単なレポートを書いてもらい、次の授業でフィードバックする。
(キーワード)
哲学、Philosophy、民主制、存在、認識、公共哲学、戦争の抑止と平和の構築、優生思想、安楽死、脳死

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

Student Attainment Objectives

1.ギリシアの文化と思想の流れと内容を理解し、説明できる。
2.古代から現代の代表的な哲学者・思想家の考え方を理解し、説明できる。
3.平和の構築についての思想とそれがどこまで実現しているかを理解し、説明できる。
4.精神優位の考え方から生まれた問題について理解し、説明ができる
5.上記の思想やそれらの関連事項について理解し、倫理や公民、現代社会や探求などの授業に役立てることができる。

Recommended Preparatory Course

哲学や倫理学、西洋史や宗教の授業を受講していることが望ましい。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

哲学を学ぶための準備

哲学という日本語の誕生、哲学と他の学問との関係、「哲学」という言葉の疎遠さと難しさ、哲学の何が難しいのか(あるいは難しいと思っているのか)、公共哲学は新しくて最も古い概念、【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

哲学が生まれたギリシア文化

ギリシア人の基本精神、市民の民主制と言論・思想の自由、公共哲学の萌芽、なぜかを問うことが哲学の始まり、ソフィストとソクラテス

3

プラトンの思想1

イデア、存在とは、変化するものと変化しないもの、変化するものの実在は?、実在をどのようにして担保するのか?

4

プラトンの思想2

民主制の批判と擁護、「哲人王」の思想は独裁制の萌芽か?、哲人王の真意とは?、現在の民主主義を考える。

5

アリストテレスの思想1

存在と倫理、最高善とは、アリストテレスとキリスト教の関係は?

6

アリストテレスの思想2

自然科学と技術の開祖、原因と結果、なぜ人間から犬や猫は生まれないのか?、原因を内包する自然、原因が外側にある技術

7

ホッブスとカントの平和論

万人の万人に対する戦い、戦争とはなにか、平和とはなにか、カントの平和論

8

ホッブスやカントの平和論はどのように世界に影響を与えたか

平和の構築の第一歩としての「国際連盟」、国際連盟の規約とパリ不戦条約を読んでみよう、第2次大戦後を反省として生まれた「国際連合」、国連憲章とジュネーヴ条約を読んでみよう

9

平和を実現してゆくためには?

戦後日本のあり方を総覧し、スイス連邦やコスタリカ共和国の政策などから考える。

10

デカルトの思想(心と身体)1

方法的懐疑、真理とはなにか、思考と意識と存在、心身二元論

11

デカルトの思想(心と身体)2

心、「情念論」、精神と身体とはつながっているのかつながっていないのか? 、脳死・臓器移植との関連性

12

理性主義の問題点としての優生思想(生命倫理と公共哲学)1

優生思想の問題点、近代の優生思想がどのように生まれたのか、近代合理主義としての優生思想

13

理性主義の問題点としての優生思想(生命倫理と公共哲学)2

優生思想がどのように社会に影響を与えたのか、日本の場合、「優生保護法」

14

理性主義の問題点としての優生思想(生命倫理と公共哲学)3

安楽死と優生思想の問題点、安楽死は認めるべきか?

Class Format

第1回~第14回対面で実施する。

Recommendations for Private Study

その週に取り上げる内容を教科書や配布する資料を読むことで予習をしておくこと。(30分程度)
その都度の授業で取り上げた教科書のトピックスやレジュメ、資料等を読み返し、また授業の中で課したレポートについて他の書籍などを参照することによって、もう一度考えて、文章にしてみること。(60分程度)

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 70

授業内容を理解しているかを問う試験を実施する。

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
30

毎回の授業で、簡単な小レポートを書いてもらい、授業時間内に提出してもらう。次回の授業の冒頭で簡単な講評を行う。

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

仮にも将来教壇に立ち、生徒を導く仕事に就くための講義であるから、私語や居眠り、遅刻などその他講義や他の受講生の迷惑となるような行為は行わないこと。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
高校生のための哲学・思想入門 竹田青嗣・西研 筑摩書房 978-4-480-91724-9 授業全般で使用します。
永遠の平和のために カント著、丘沢静也訳 講談社学術文庫 978-4-06-526730-1 哲学者による画期的な平和論。講義では冒頭部をゆっくり読みます

Textbooks (Frequency of Use, Note)

①授業を根本的に構成するものである。②授業は各回に取り上げる哲学者や思想家の基本的な考え方が示されているので、そのテキストに沿いながら、必要に応じて担当者よる説明を付け加える。③第1回と第2回を除いて毎回使用する。④「永遠の平和のために」は平和の構築に関する授業で読み込み、その内容の歴史的意味を考える。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
哲学の眺望 松山壽一監修 晃洋書房 4-7710-2056-6 哲学の問題を広く扱う。哲学という学問を概観するのに便利
西洋哲学史~古代・中世編~ 内山勝利・中川純男編 ミネルヴァ書房 4-6230-2663-0 古代哲学の広範な知識を得ることができる
西洋哲学史~近代編~ 宗像恵・中岡成文編 ミネルヴァ書房 4-6230-2527-5 本講義で扱う以外の思想を知ることができる
安楽死・尊厳死の現在 松田純 中公新書 978-4-12-102519-7 優生思想の展開と問題点をまとめた部分を中心に読む
疑う、知る、考える 哲学をはじめる 青柳雅文 ミネルヴァ書房 978-4-623-09633-6 哲学とはどのような学問かを知るためには格好の書物

Reference Books (Frequency of Use, Note)

授業で取り上げる範囲が、広範にわたるので、授業内で随時紹介する。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/