授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12099:(芸)博物館情報・メディア論(A) § 12100:博物館情報・メディア論(A) 2023 春セメスター 火3 文学部,映像学部,文学研究科 中村 亜希子、畑野 吉則、山口 欧志 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

学芸員にとって博物館・美術館の収蔵品をコンテンツとしてアーカイブ、科学分析、管理、公開するためにデジタル技術は、避けて通れなくなっている。
この授業では、学芸員が扱う文化財の持っている情報を抽出し、デジタル化する技術ついて実習的に学習し、取得したデジタルデータを数理統計学や情報処理技術を利用して人文科学研究へどのように応用し、そのデジタルデータを博物館、美術館等で、どう活用し、発信していくかについて実際の研究事例を中心に学習する。
また、実際の博物館で、得られたデジタルコンテンツを活用、発信するためのデジタル技術についても実践に即した形で学ぶ。

受講生の到達目標

人文科学で扱う原資料には、さまざまな情報が含まれており、多用な意味や価値を持つことをできる。
原資料から情報を取り出し、デジタル化する意義とそれを知識にする情報処理技術の基礎を身に付られる。
デジタルコンテンツを作製するための、デジタルアーカイブ技術の基礎を習得できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

情報人文学の最前線(LA)

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1(04/11 山口欧志)

ガイダンス・博物館とデジタルアーカイブ

近年の博物館におけるデジタル記録の位置付け、意義

2(04/18 中村亜希子)

コロナ禍における博物館等の取り組み

2019年に発生し、翌年から世界中に流行した感染症Covid19により、多くの博物館・美術館が長期間にわたる休館を余儀なくされた。いっぽうで、この間、YouTube等による動画配信やデジタルミュージアム等の整備が急速に進められ、新しい博物館のあり方が模索されてきた。第2回授業では、これらの取り組みについて紹介する。

3(04/25 中村亜希子)

身近になった3Dスキャン

かつて、3Dスキャンは高価な専用の機材がなくては行えない一般的には縁遠い存在であったが、近年のスマートフォンやiPhoneのカメラやアプリの開発・機能拡充により、スマートフォンやiPhoneで簡単に3Dスキャンが可能となった。文化財の記録・調査にも使用されるようになってきたこれらスマホやiPhoneによる3Dスキャンについて講義する。

4(05/02 中村亜希子)

スマホ3Dの実践

前回の講義に引き続き、スマホ・iPhoneによる3Dスキャンについて、実技を交えて講義をおこなう。具体的な3Dスキャンの方法に加え、取得したデータの公開方法や実践例、3Dスキャン時における諸注意点等についても扱う。

5(05/09 中村亜希子)

市民参加型デジタルミュージアム

3Dスキャンが身近になったことにより、近年では一般市民による遺跡等文化財の3D記録・情報発信が盛んになってきた。本講義では、そのひとつである「みんキャプ」https://2022.minc.app/ 等の活動について講義する。

6(05/16 中村亜希子)

3Dデータの展示・研究への利用

博物館の展示・研究の分野では、レーザースキャナーやSfM-MVS(Structure from Motion and Multi-View Stereo)という技術を用いた、より高精細な三次元情報の取得・活用も盛んである。それらの実践例について講義する。

7(05/23 畑野吉則)

情報の管理と活用Ⅰ デジタルアーカイブと情報の標準化

デジタルアーカイブ、特に平面的な資料体における情報の標準化について、近年の世界的な動向と諸問題を解説する。

8(05/30 畑野吉則)

情報の管理と活用Ⅱ IIIF―画像表示の国際標準規格

近年、欧米の図書館学を中心として、画像へのアクセスを標準化し相互運用性を確保するための国際標準規格としてIIIF(トリプル アイ エフ/ International Image Interoperability Framework)が普及しつつある。このIIIFについて、従来のデータベースシステムとの相違や日本での活用例を解説する。

9(06/06 畑野吉則)

海外の博物館展示紹介

日本と海外の博物館展示の理念は異なる。ここでは中国の博物館をとりあげ、講師が実際に調査した際の写真をもとに事例紹介をおこない、中国における博物館の展示や周辺環境の状況について解説する。

10-14(06/10 (仮)山口欧志)

遺跡博物館の実際と文化財三次元デジタル記録の実務

奈良県奈良市に所在する特別史跡平城宮跡を舞台とした「遺跡博物館」を踏査し、従来方法と新規の方法を組み合わせどのように文化財を調査研究・保存・活用を進めているかを学ぶ。また実資料を前に、どのようなデジタル記録の方法があるか、実際の作業を通してその特徴や長所・短所を知り、今後の文化財デジタル記録の可能性を検討する。

この回は、講義と実資料を扱う実習の混合形式でおこなうため、五回分の講義を連続で集中的に実施する。日程は受講者らに合わせ調整する。(於:平城宮跡)

15(06/20 山口欧志)

まとめ

これまでの講義のまとめ。今後の可能性や展望、解決すべき課題について、検討する。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル1~2】
(受講登録者数次第)
第1週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第2週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第2週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第2週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。

【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

授業外学習の指示

予習と復習を着実に行うこと

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業参加姿勢(出席状況も含む)50%
報告レポート50%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

不明な点は積極的に質問などして明らかにすること

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

文化遺産オンライン(https://bunka.nii.ac.jp/)
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所(https://www.nabunken.go.jp/research/database.html)
文化庁(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/index.html)
立命館大学アート・リサーチセンター(https://www.arc.ritsumei.ac.jp/)

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/