授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
33875:[2025 春セメスター]社会経済学初級β(EB) 2025 春セメスター 水2,金2 経済学部 江原 慶 4

キャンパス

BKC/BKC

授業施設

コラーニングⅠ 305号教室/コラーニングⅠ 305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 私たちは、今、資本主義経済社会で生き、生活している。社会経済学初級αでは、資本主義社会がどのような社会で、どのような基本原理で動いているのかを学んできた。社会経済学初級βでは、αで学んだことを基本にしながらそれをさらに発展させて、我々が生きている今日の社会の特質や問題点を明らかにしていく。
 まず、資本主義社会を対象にすることそのものに伴う問題を考える。その後、資本主義における市場に焦点を当て、その構造を分析するために必要となる、商品・貨幣・資本といった概念について説明する。特に、商品の要件や貨幣の役割、資本という概念の捉え方を学ぶ。そうした概念を踏まえて、資本主義の市場の構造を分析し、さらにその構造が変容する可能性について、理論的に検討する。
 続いて、社会的再生産という捉え方を前提に、産業資本の概念に焦点を当てる。それを前提として、特に地代(レント)の形成原理を考える。その後、取引所などを備えた資本主義の市場組織について学ぶ。最後に、そこまでの考察を踏まえ、現代の貨幣・金融現象を検討する。

受講生の到達目標

・商品から始まる経済学の基礎理論を理解する。
・商品・貨幣・資本の各概念を体系的に関連づけ、資本主義の市場を理論的に考察できるようになる。
・資本主義の市場が構造的に変容する可能性を、理論的に検討できるようになる。
・取引所を備えた市場の基本的特徴を理解する。
・現代の貨幣・金融現象を、理論的に検討できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

はじめに

資本主義とは何か/授業運営のしかた/成績評価方法/+R授業

2~4

資本主義のあゆみ

前近代と近代/封建制から資本主義へ/帝国主義/グローバリズム

5~6

資本主義と社会経済学

オイコノミア/ポリティカル・エコノミー/『資本論』/ミクロ経済学・マクロ経済学・マルクス経済学

7~8

商品

有体物と無体物/欲望と欲求/私的所有/共有/使用価値/価値

9~10

価値形態

簡単な価値形態/相対的価値形態/等価形態/拡大された価値形態/一般的価値形態/商品貨幣

11

貨幣の機能

価値尺度/流通手段/蓄蔵手段

12~13

資本

価値増殖/姿態変換/費用/利潤率

14~16

信用機構

商業信用/銀行信用/利子率

17~18

貨幣の変容

物品貨幣/信用貨幣

19

社会的再生産

再生産/資源制約/廃棄制約/スループット

20

産業資本

生産資本/流通資本/固定資本/流動資本/商品資本/貨幣資本/生産価格

21

複数生産条件の処理

生産条件の差異/生産条件の優劣/生産条件の優劣の逆転

22~23

地代

本源的自然力/地主/差額地代/絶対地代/独占地代/土地改良

24~26

取引所

在庫のある市場/需給均衡型市場/先物取引/債券市場/株式市場

27

土地市場

土地の売買/土地価格/資産市場

28

現代の貨幣・金融現象

1970年代のインフレ恐慌/2008年のサブプライム恐慌/量的金融緩和

授業実施形態

対面

授業外学習の指示

学修効果を上げるため、教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、毎回授業内容に関する予習と復習(課題含む)を行うこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

 コメント、小テスト、授業態度60%、最終回で実施する期末テスト40%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
これからの経済原論 さくら原論研究会 ぱる出版 9784827212334

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
経済原論 基礎と演習 小幡道昭 東京大学出版会 9784130421331
マルクス価値論を編みなおす 江原慶 桜井書店 9784910969022

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/