授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15813:[2025 秋セメスター]社会学の基礎 (SB) 2025 秋セメスター 火3 産業社会学部 森重 拓三 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG406号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
社会学の学問的意義の一つとして、日常生活における見えにくい問題を明確に(論理的に)認識するための考え方(概念)を提示することが挙げられます。本講義では、そのような社会学の考え方(概念)の基礎について歴史的展開に沿って学びます。社会学のあゆみを成立期・展開期・現代に区分し、各区分において社会をどのようなものとして対象構成することで社会現象(社会的問題)を捉えてきたのか、その捉え方がどのように引き継がれてきたのかについて整理したいと思います。その際、抽象的な概念については具体例と図をもって解説していきます。また、そうした社会学の対象構成や説明図式を用いることで、現代の教育にかかわる現象がどのような社会的現実として捉えられ、いかなる問題を含むものとしてみることができるのか、その可能性についても考えてみたいと思います。

なお、授業途中で課すレポート(複数回)はそれまでの内容を整理・確認するものとなるため、その後の授業内容の理解を深める手がかりの一つとして日々の学習に利用されたいところです。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とします。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

①社会学者たちにより、社会がどのような概念によって対象構成されているか理解する。
②その対象構成により、教育にかかわる現象がどのような現実として捉えられるか理解する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

   社会の危機と社会学

    社会学の誕生  三段階の法則(コント)、唯物史観(マルクス) 
                       

第2回

  「個人を超えた実在」として社会をみる

    社会的事実、凝集力、分業、社会化(E.デュルケーム) 
       -不登校児童の苦痛-

第3回

  「相互作用の過程」として社会をみる 

    相互作用の形式、社会的分化、社会圏と個性(G.ジンメル) 
       -生徒会と部活動の形式-

第4回

  「個人の行為からなるもの」として社会をみる

    意味、社会的行為、社会関係、団体(M.ウェーバー)
       -学級の成立・不成立-  

第5回

   社会の捉え方の整理①〈成立期の社会学〉

    社会的事実、相互作用、社会的行為
  

第6回

   「システム」として社会をみる 

    社会システムの機能要件(T.パーソンズ)、正機能と逆機能(R.K.マートン) 
        -社会を維持する教育制度、授業の潜在的逆機能-

第7回

  「象徴的相互作用」として社会をみる 

    客我と主我(G.H.ミード)、主我の創発性( H.G.ブルーマー)     
       -将来のための勉強、勝ち負けの勉強-  
                                        

第8回

  「主観的現実」として社会をみる 

    体験の意味構成、他者の間接的・直接的理解(A.シュッツ) 
       -進学をめぐる他者理解- 
                                      

第9回

   社会の捉え方の整理②〈展開期の社会学〉

    社会システム、象徴的相互作用、主観的現実


第10回

  「自己準拠システム」として社会をみる

   複雑性の縮減、コミュニケーションシステム、メディアと固有値(N.ルーマン)     
      -休み時間のグループ(システム存続のため生成される)-

第11回

  「相互行為秩序」として社会をみる 

    状況の定義、自己呈示、印象操作と儀礼(E.ゴフマン)
      -休み時間のグループ(相互行為儀礼によって維持される)- 
 

第12回

  「間主観的現実」として社会をみる

    意味構成の共有、他者のカテゴリー化、正当化(H.ガーフィンケルほか) 
      -休み時間のグループ(互いの類型化によって現実になる)- 

第13回

   社会の捉え方の整理③〈現代の社会学〉

    自己準拠システム、相互行為秩序、間主観的現実


第14回

   全体の整理

    方法論的集団主義、方法論的関係主義、方法論的個人主義
  

   

  

授業実施形態

第1~14回まで対面授業
【+R授業】は初回(第1回の前)に実施します。詳細はmanaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

講義レジュメや参考書などを用いて復習し、授業で紹介した文献に取り組む。
社会学における「対象を構成する概念」「構成された対象の説明図式」について系譜を整理する。
体験してきた教育的現実を参照し、社会学の概念で捉えられるもの・そうでないものを考え、教育的現実にかかわる問題の発見につなげる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

各段階で内容整理のために複数回おこなうレポート(50%)
最終段階で内容理解のためにおこなうレポート(50%)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定しない

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
社会学あゆみ 新睦人他 有斐閣新書 9784641088573
社会学あゆみpartⅡ 新睦人他 有斐閣新書 9784641090460
クロニクル社会学 那須壽他 有斐閣アルマ 9784641120419
社会学の力 友枝敏雄他 有斐閣 9784641174306
命題コレクション 社会学 作田啓一他 ちくま学術文庫 9784480094247
教育の社会学 苅谷剛彦他 有斐閣アルマ 9784641124004

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/