授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30530:アドバンストマクロ経済学Ⅰ(E) 2022 秋セメスター 金3 経済学部 平野 真武 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 108号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本講義は、マクロ経済学の基本事項を理解し、公務員試験や経済学検定試験(ERE)の問題が解けるようになることを目的とする。マクロ経済学の基本事項を理解することは、さらに高レベルのマクロ経済学を理解する上で必要不可欠であり、他の応用科目(財政学や経済政策論、計量経済学など)の理解をするためにも非常に重要である。
授業では、単にマクロ経済学の説明だけではなく、公務員試験や経済学検定試験の過去問の解説も行う。これは単に試験対策の意味だけではなく、問題を解くことによりマクロ経済学に対する理解を深めることもねらいとしている。
授業は、対面形式で行うことを基本とする。質問などがあるときには、講義終了後に対応する予定である。また、webの動画で学習を進める場合に質問などがあるときにいは、掲示板やメールを活用して欲しい。また、必要に応じてzoomで質問などに対応することも可能である。

受講生の到達目標

マクロ経済学の基本概念と全体像を理解した上で、以下の項目をこの講義の到達目標とする。
・国家一般職試験、国税専門館試験、地方上級公務員試験などの基本問題の80%、応用問題の60%以上のマクロ経済学に関する問題を解けるようになる。
・国家総合職試験のマクロ経済学に関する問題に対応する基礎力を養成する。
・経済学検定試験(ERE)のマクロ経済学に関する問題の60%以上の問題を解けるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

ガイダンス
第1章 国民所得統計と物価指数1

マクロ経済学における市場、古典派経済学、ケインズ経済学
国内総生産、国内純生産、国内要素所得、国民純生産、国民所得

第2回

第1章 国民所得統計と物価指数2
第2章 財市場の分析1

三面等価の原則、貯蓄投資バランス、産業連関表、名目と実質
ラスパイレス指数とパーシェ指数、消費関数、限界消費性向
平均消費性向、貯蓄関数、限界貯蓄性向、平均貯蓄性向

第3回

第2章 財市場の分析2

財市場の均衡条件、均衡GDP、有効需要の原理、乗数理論
均衡予算乗数定理、インフレギャップとデフレギャップ
自発的失業、非自発的失業、完全雇用、租税関数

第4回

第2章 財市場の分析3
第3章 金融市場の分析1

投資関数、IS曲線、投資の利子弾力性、法定準備率
ハイパワードマネー、貨幣供給量、現金預金比率、信用乗数
公開市場操作、買いオペと売りオペ、公定歩合政策、法定準備率操作

第5回

第3章 金融市場の分析2

割引現在価値、コンソル債の価格、貨幣需要、流動性のわな
貨幣市場の均衡条件、LM曲線、貨幣需要の所得弾力性
貨幣需要の利子弾力性

第6回

第1回小テスト(30分)
第4章 IS-LM分析

クラウディングアウト、財政政策の有効性、金融政策の有効性
ラーナー効果、ピグー効果、貨幣需要の資産効果、公債の中央銀行引受

第7回

第5章 物価とインフレ1

総需要・総供給分析、古典派の第1公準、古典派の第2公準
賃金の伸縮性、賃金の下方硬直性、古典派、ケインジアン

第8回

第2回小テスト(30分)
第5章 物価とインフレ2

フィリップス曲線、貨幣錯覚、静学的期待、自然失業率仮説

第9回

第5章 物価とインフレ3

オークン法則、インフレ供給曲線、インフレ需要曲線
合理的期待

第10回

第5章 物価とインフレ4

素朴な貨幣数量説、マーシャルのk、新貨幣数量説、k%ルール
ライムラグ、ルーカス批判、時間的非整合性
リアルビジネスサイクル、サプライサイド経済学

第11回

第6章 消費と投資1

短期の長期の消費関数、ライフサイクル仮説、恒常所得仮説
相対所得仮説、流動資産仮説

第12回

第6章 消費と投資2

投資の限界効率、加速度原理、資本ストック調整原理
ジョルゲンソンの新古典派投資理論、トービンのq

第13回

第3回小テスト(30分)
第7章 経済成長論1

成長会計、ハロッド・ドーマー理論、保証成長率、自然成長率
均衡成長経路、ナイフエッジ原理

第14回

第7章 経済成長論2
第8章 国際マクロ経済学1

新古典派成長理論、黄金律、カルドアの定形化された事実
内生的成長理論、国際収支統計、購買力平価説
アブソープションアプローチ、ISバランスアプローチ
Jカーブ効果、マーシャル・ラーナーの条件、外国貿易乗数

第15回

第4回小テスト(30分)
第8章 国際マクロ経済学2

マンデル・フレミングモデル、資本移動、為替相場制度

授業実施形態

【BCP レベル 1~2】
対面講義を実施する。
事情により、対⾯での出席ができない学⽣のために、今年度の及び過年度の講義の動画をOneDrive上に掲載する。
【BCP レベル 3~4】
第 1 回〜15 回を Web にて実施する。
オンラインの講義になったときには、テストはwebで実施する。

授業外学習の指示

本講義では、予習を行うより、復習に力を入れてほしい。講義内容に対応する問題集の問題を解くようにして欲しい。また、確認テスト(小テスト)を実施する前に、問題集の当該箇所をを指示するので、必ず解くようにして欲しい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

問題数:10問 試験時間:60分
BCPレベルが3~4の場合、web試験に変更し、それに伴い問題数、試験時間を変更する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

小テストを4回実施する。
1回の小テストは、問題を5題出題する。
BCPレベルが3~4の場合、web試験に変更し、それに伴い問題数を変更する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

公務員試験問題の1つ1つのテーマは難しいものではない。しかし、科目数が多く、ボリュームがあるため、内容をこなしきれないために不合格になる人が多い。逆にいえば、早くから学習を開始すれば高い確率で合格できる。公務員試験に興味がある学生は、受講することをお勧めする。
また、公務員試験では筆記試験も重要であるが、現在は以前と比較すると面接も重視するようになっている。3回生時は、筆記試験対策が中心となるため、2回生時にボランティアやインターンシップ等の様々な経験を積んで欲しい。
最後に、講義を進める上での注意点を1つしておく。ミクロ経済学は体系的な学問であり、前の講義内容を理解していないと、分からなくなってしまうことがある。そのため、毎回の講義内容を確実に理解した上で講義に臨んで欲しい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
公務員試験新スーパー過去問ゼミ マクロ経済学 実務教育出版 必ずしも最新のものを購入する必要はありありません。初回の講義のときに指示をします。問題集は復習用に使用して下さい。当該箇所は、講義で随時お知らせします。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

この講義は、アドバンストマクロ経済学Ⅱと一体の講義として行う。必ず、同時に履修して欲しい。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html