授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15987:[2025 秋セメスター]図画工作科教育法(SB) 2025 秋セメスター 木2 産業社会学部 松岡 宏明 2

キャンパス

衣笠

授業施設

IY学校教育実習室1

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 小学校図画工作科の意義、教育目標と内容及び教科構造を理解し、本教科の特質や児童の発達段階を踏まえた上で、実践に必要な基本的な知識と指導・評価技術、考え方を身につける。

【授業の方法】
 本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

・学習指導要領に示された図画工作科の意義、教育目標と内容及び教科構造について、育成を目指す3つの資質・能力と関係づけながら理解する。
・造形面における児童の発達段階とその特徴を理解するとともに、児童理解に基づく図画工作科学習指導のあり方を理解する。
・図画工作科の指導実践に必要な基本的な知識と指導・評価技術を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

図画工作

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

図画工作科の意義と教科性、図画工作を学ぶための合い言葉

図画工作科、教科性、図画工作科教育の歴史

第2回

「私が受けた図画工作科の授業」、安心と没頭を保障する図画工作の授業、見立て遊びからの表現1(材料・行為からのスタート)

安心と没頭、見立て

第3回

図画工作科の位置づけと教科目標及びその構造 、図画工作と育成を目指す3つの資質・能力、造形的な見方・考え方と図画工作科における「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性」、見立て遊びからの表現2(「造形遊び」のアプローチ)

教科目標、3つの資質・能力(「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間 性」)、造形的な見方・考え方

第4回

図画工作科の内容構成1:領域「表現」〈造形遊び〉とその指導展開のあり方、図画工作科教科書の題材研究1 (造形遊び)、見立て遊びからの表現3(中間鑑賞会)

「表現」領域、「造形遊び」、形成的評価

第5回

図画工作科の内容構成2:領域「表現」〈絵や立体、工作〉とその指導展開のあり方、図画工作科教科書の題材 研究2(絵や立体、工作)、見立て遊びからの表現4(「絵や立体、工作」のアプローチ)

「表現」領域、「絵や立体、工作」、形成的評価

第6回

図画工作科の内容構成3:領域「鑑賞」とその指導展開のあり方、図画工作科教科書の題材研究3(鑑賞)、見立て遊びからの表現5(最終鑑賞会)

領域「鑑賞」、身の回りの作品・身近にある作品・親しみのある作品

第7回

図画工作科の「共通事項」、図画工作科の評価のあり方

共通事項、評価と評定、絶対評価・相対評価・個人内評価、診断的評価・形成的評価・総括的評価

第8回

児童の造形の発達段階とその特徴、図画工作科教科書の分析、図画工作科の教材研究の方法(ICT活用を含む)

造形過程、造形の発達段階(図式期、前写実期)、図画工作科教科書 、教材研究、画材・材料、ICT

第9回

図画工作科の指導計画立案・学習指導案作成の方法と留意点、模擬授業に向けての準備

指導計画、学習指導案、指導の階層性、児童観・題材観・指導観

第10回

「造形遊び」模擬授業1(領域「表現」〈造形遊び〉に関する授業)〈ワールドカフェ方式〉

「造形遊び」

第11回

模擬授業2(領域「表現」〈絵や立体、工作〉に関する授業)〈ワールドカフェ方式〉

「絵や立体、工作」

第12回

模擬授業3(領域「鑑賞」に関する授業)〈ワールドカフェ方式〉

「鑑賞」

第13回

独立した鑑賞学習指導の目標と評価及び実際

独立した鑑賞、鑑賞学習ルーブリック

第14回

図画工作科の課題と「私」の図画工作科指導観

図画工作科の課題、図画工作科指導観

授業実施形態

4第1回〜第15回まで対面授業にて実施。【+R授業】は第9回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

・事前に示す、教科書及び学習指導要領解説の該当ページを熟読しておく(講義初回配布資料を参照)。
・授業ノートを作成する(「成績評価方法欄」を参照)。
・制作が授業内に終了しなかった場合には、次時間までに取り組む。
・チームで模擬授業の準備をする。
・レポート構想を練り、執筆する(レポート題は「成績評価方法」欄を参照)。
・返却レポートを修正する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・振り返りノート(20%)
・制作・鑑賞(20%)
・授業ノート(20%)
・模擬授業(20%)
・期末レポート(20%)

成績評価方法(備考)

・振り返りノート・・・授業の最後5分程度を使って「振り返り」を記入し、毎回提出する。担当者は毎回返事を書き、もって形成的評価活動とする。記入の際の観点は、授業のねらいを自分なりにとらえること及び「自身の経験に照らし合わせる」、「教育の原理に関連づける」、「身近な問題や離れた問題に適用する」、「自分なりの考えや展望などをもつ」の4点。 - 授業内
・制作・鑑賞・・・自ら表現することについて、失敗を恐れず、新しい自分に出会うべく果敢にチャレンジするとともに、仲間の表現に対して受容・共感・賞賛の姿勢をもつ。また、仲間と協働して取り組む。 - 授業内
・授業ノート・・・各自で準備すること。毎回持参し、板書等を全て記録するとともに、配布プリントやレポートを貼り付ける。また自分なりの工夫を加えて、創造的なノートに仕上げる。 - 授業内・外
・模擬授業・・・教師役・児童役の両方を体験し、さらに自分なりの図画工作観に基づいた授業構想の視点をまとめる。 - 授業内
・期末レポート・・・テーマ:「児童が安心・没頭できる図画工作の授業とはどういったものか。これまでの講義と活動を踏まえて、自分なりの考察をせよ。」 別途、採点用ルーブリックを配布する。 - 授業外

受講および研究に関するアドバイス

 「課題の発見→発想→構想→実践→振り返り」という教育実践のプロセスは、「美の発見→発想→構想→表現→鑑賞」という芸術の制作プロセスと重なり合います。図画工作科の指導は、創造的な営みなのです。また、自らが描いたり、つくったりすることが苦手・不得意でもまったく気にすることはありません。それでも図画工作科指導は得意になれるのです。子供の造形活動とその作品を「見る力」こそが重要です。その力は、その他のあらゆる科目、分野の指導及び子供の研究に生かされていくでしょう。より魅力的な先生、そして子供について深い知見をもった研究者になるための「図画工作科教育法」です。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
子供に子供の美術を 松岡宏明 三元社 9784883035755 ①子供の造形教育の基本的考え方と実践のあり方を理解します。②授業内の講義や演習の際に参照します。③多くの回で使用します。
小学校学習指導要領解説 図画工作編 文部科学省 日本文教出版 9784536590112 ①学習指導要領図画工作の目標・内容と構成を理解します。②授業内の講義や演習の際に参照します。③多くの回で使用します。

教科書(使用頻度、その他補足)

多くの回で使用します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
子供の世界 子供の造形 松岡宏明 三元社 9784883034208 ②2回生時開講の「図画工作」の教科書として使用しましたので、復習として参照できます。
ルーブリックで変わる美術鑑賞学習 新関伸也・松岡宏明編著 三元社 9784883035182 ①特に鑑賞領域の指導のあり方や方法を学ぶ際に活用できます。②授業外学習や模擬授業、実習及び教員になった後に有用です。
美術教育概論(新訂版) 大橋功・松岡宏明他編著 日本文教出版 9784536601030 ①小学校図画工作科の指導のみならず、 幼児造形教育や中学校美術科とのつながりを学ぶことができます。②授業外学習や模擬授業、実習及び教員になった後に有用です。

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

インタラクティブシート,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/