| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 16496:IR18‐EAJ209 平和・紛争論(R) § 16497:IR-EAR209 平和・紛争論(R) | 2024 | 秋セメスター | 火4 | 国際関係学部 | 藤田 明史 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
毎回、原則として講義日の前日午前中にmanaba+Rのコンテンツ(教材)を通じて講師がレジュメを発信する。受講生は講義内容に関する質問・コメント等をスレッドに書き込む。講師は必要に応じスレッドにおいてそれらに回答する。受講生と講師の間のこのようなフィードバックのサイクルを基本として、本授業は進行する。(なお、ロシア/ウクライナ紛争、イスラエル/パレスチナ紛争等に関する講師のコメントは必要な時に適宜おこなう。)
受講生の到達目標
②平和学の対象は、われわれの日常の身近な世界からグローバルな世界に至る、きわめて広範囲にわたることを理解する。
③平和学の方法において、「紛争転換」(conflict transformation)がもっとも基礎的な概念であることを理解する。
④現実は変更可能であり、一人一人がそうした変革の主体になりうることを感得する。
⑤平和の創造は、われわれの主体的・反省的な生き方そのものであることを納得する。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 授業の概要と導入。「社会科学としての平和学」(1) |
現実の表象、常識批判、価値、価値の選択、平和的価値、社会科学的認識の「客観性」 |
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| 2 | 「社会科学としての平和学」(2)ーー創造現場の社会科学 |
認識とは何か、分析(下向)と総合(上向)、同定(全く違うものを同じものとして置く)、平和学の方法ー経験主義・批判主義・構成主義 |
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| 3 | 平和とは何か(1) |
ガルトゥング平和学、「暴力」の定義、「暴力」概念の拡張:直接的→構造的→文化的、暴力の三角形、暴力の否定としての平和 |
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| 4 | 平和とは何か(2) |
コンフリクト(紛争)の定義、紛争の3要素、コンフリクトは「悪」か、生き方としてのコンフリクト、紛争の平和的転換としての平和 |
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| 5 | トランセンド・メソッド(1)[トランセンド・メソッドとは紛争解決の一方法] |
トランセンド(超越)とは何か、紛争のレベルーミクロ・メゾ・マクロ・メガ、コンフリクト・マッピング、診断・予後・治療、紛争解決 |
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| 6 | トランセンド・メソッド(2) |
対話とは何か、共感、非暴力、創造性、平和ワーカー |
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| 7 | 社会科学の歴史から(1)ーーマルクスの思想 |
生産、階級、搾取、再生産、蓄積、抵抗、『資本論』、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』、資本制的搾取の数理モデル |
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| 8 | 社会科学の歴史から(2)ーーヴェーバーの思想 |
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、鉄の檻、精神のない専門人、心情のない享楽人、理念と行為 |
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| 9 | 社会科学の歴史から(3)ーーガンディーの思想 |
アヒムサ(非暴力)、サティアーグラハ(真理把持)、『自伝―真実を求める私の様々な実験の物語』、ガンディーとラスキン、ガンディー思想の現代性 |
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| 10 | トランセンド・メソッド(3) |
暴力後の調停・謝罪・和解、責任 |
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| 11 | 芸術と平和(1) |
音楽の文化的暴力性、音楽のもう一つのあり方、グレン・グールド、サイードとバレンボイム |
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| 12 | 芸術と平和(2) |
権力の言説、もう一つの言説としての文学、非暴力抵抗としての文学、広津和郎の「松川裁判」批判、批評文学 |
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| 13 | 科学・技術と平和 |
科学と技術、技術とは何か、原子力の問題(核兵器と原子力発電)、武谷三男の技術論、湯川秀樹の平和思想 |
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| 14 | 平和学の体系化(1)ーー ガルトゥング平和学の進化と深化 |
紛争の複雑度、構造的紛争、構造分析、構造とは何か |
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| 15 | 平和学の体系化(2)ーーガルトゥング平和学の進化と深化 |
消極的平和、積極的平和、意識化、戦争の廃絶 |
授業実施形態
授業外学習の指示
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 講義全体を通じて2つの小レポートを課す。1レポートの分量はA4で1頁。テーマ・提出期限はその都度通知する。独創性(自分の考えが書かれているか)・論理性・説得性のある論述を高く評価する。
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
①教師の話をうのみにせず、批判的に聴く。
②自分の考えと違っても、はなから否定せず、寛容の精神で聴く。
①と②は矛盾するように思えるかもしれない。しかし、両立させてほしい。
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ガルトゥング平和学の基礎 | ヨハン・ガルトゥング | 法律文化社 | 978-4-589-04027-5 | 藤田明史編訳(2019) |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 平和学事典 | 日本平和学会編 | 丸善出版 | 978-4-621-30808-0 | 日本平和学会創立50周年記念出版。これは読む事典である(2つの拙稿「状態としての平和から過程としての平和へ」[第8章所収]および「ミクロからマクロの平和」[第9章所収]を含む)。読み方としては、「見出し語五十音索引」の順に読み進め、できれば全体を通読してほしい。 |
| ガルトゥング紛争解決学入門 | ヨハン・ガルトゥング | 法律文化社 | 978-4-589-03621-6 | ミクロ・メゾ・マクロ・メガの各レベルの紛争における平和的転換の方法が丁寧に述べられている。 |
| ガルトゥング平和学入門 | ヨハン・ガルトゥング+藤田明史編著 | 法律文化社 | 4-589-02689-9 | ガルトゥング平和学の土台をなす基礎的諸概念を丁寧に解説する |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
①Transcend International:http://www.transcend.org/
②トランセンド(平和的手段による紛争転換)研究会:https://www.transcendjapan.net/
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html