授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30528:アドバンストミクロ経済学Ⅰ(E) 2022 春セメスター 金3 経済学部 平野 真武 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本講義は、ミクロ経済学の基本事項を理解し、公務員試験や経済学検定試験(ERE)の問題が解けるようになることを目的とする。ミクロ経済学の基本事項を理解することは、さらに高レベルのミクロ経済学を理解する上で必要不可欠であり、ほとんどの応用科目(財政学や国際経済学など)の理論的な分析を行うためにも非常に重要である。
授業では、単にミクロ経済学の説明だけではなく、公務員試験や経済学検定試験の過去問の解説も行う。これは単に試験対策の意味だけではなく、問題を解くことにより、ミクロ経済学に対する理解を深めることもねらいとしている。
授業は、対面形式で行うことを基本とする。質問などがあるときには、講義終了後に対応する予定である。また、webの動画で学習を進める場合に質問などがあるときにいは、掲示板やメールを活用して欲しい。また、必要に応じてzoomで質問などに対応することも可能である。

受講生の到達目標

ミクロ経済学の基本概念と全体像を理解した上で、以下の項目をこの講義の到達目標とする。
・国家一般職試験、国税専門官試験、地方上級公務員試験などの基本問題の80%、応用問題の60%以上のミクロ経済学に関する問題を解けるようになる。
・国家総合職試験のミクロ経済学に関する問題に対応する基礎力を養成する。
・経済学検定試験(ERE)のミクロ経済学に関する問題の60%以上の問題を解けるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

講義のガイダンス
第1章 費用関数を用いた企業行動の分析1

費用関数、可変費用、固定費用、平均費用

第2回

第1章 費用関数を用いた企業行動の分析2

平均可変費用、限界費用、価格=限界費用、損益分岐点、操業停止点

第3回

第1章 費用関数を用いた企業行動の分析3
第2章 消費者行動の分析1

供給関数、供給の価格弾力性課税の効果、効用関数、無差別曲線
限界代替率

第4回

第2章 消費者行動の分析2

予算制約式,
最適消費の条件、需要関数、需要の所得弾力性、上級財、下級財
必需品、奢侈品、所得消費曲線、エンゲル曲線

第5回

第2章 消費者行動の分析3

需要の価格弾力性、ギッフェン財、代替効果と所得効果

第6回

第2章 消費者行動の分析4

需要の交差弾力性、代替財、補完財、最適労働供給
異時点間の資源配分、リスク

第7回

第1回小テスト(30分)
第3章 生産関数を用いた企業行動の分析1

限界生産性、平均生産性、利潤最大化条件、規模に関する収穫

第8回

第3章 生産関数を用いた企業行動の分析2

2要素生産関数、技術的限界代替率、利潤最大化条件
規模に関する収穫、資本分配率と労働分配率、費用最小化条件

第9回

第2回小テスト(30分)
第4章 完全競争市場1

完全競争市場均衡、産業の長期均衡、市場均衡の安定性

第10回

第4章 完全競争市場2

余剰分析、消費者余剰、生産者余剰、総余剰、死荷重
エッジワースボックス、契約曲線、厚生経済学の基本定理
コア、オファーカーブ

第11回

第5章 不完全競争市場1

独占、限界収入、利潤最大化条件、価格差別、カルテル
クールノーモデル、シュタッケルベルグモデル

第12回

第3回小テスト(30分)
第5章 不完全競争市場2

ゲーム理論、ナッシュ均衡、支配戦略均衡、ゼロサムゲーム
ミニマックス原理、屈折需要曲線、独占的競争

第13回

第6章 市場の失敗1

外部効果、ピグー税、コースの定理、合併、情報の非対称性
逆選抜、モラルハザード

第14回

第6章 市場の失敗2
第7章 国際貿易論1

費用逓減産業、限界費用価格規制 平均費用価格規制、公共財、フリーライダー問題
貿易の利益、関税、数量割当、生産補助金、比較優位の原理

第15回

第4回小テスト(30分)
第7章 国際貿易論2

比較優位の原理

授業実施形態

【BCP レベル 1~2】
第1回は、オンデマンド形式のweb講義を実施する。
第2回目以降は、対面講義を実施する。
事情により、対⾯での出席ができない学⽣のために、今年度の及び過年度の講義の動画をOneDrive上に掲載する。
【BCP レベル 3~4】
第 1 回〜15 回を Web にて実施する。
オンラインの講義になったときには、テストはwebで実施する。

授業外学習の指示

本講義では、予習を行うより、復習に力を入れてほしい。講義内容に対応する問題集の問題を解くようにして欲しい。また、小テストを実施する前に、問題集の当該箇所をを指示するので、必ず解くようにして欲しい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

問題数:10問 試験時間:60分
BCPレベルが3~4の場合、web試験に変更し、それに伴い問題数、試験時間を変更する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

小テストを4回実施する。
1回の小テストは、問題を5題出題する。
BCPレベルが3~4の場合、web試験に変更し、それに伴い問題数を変更する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

公務員試験問題の1つ1つのテーマは難しいものではない。しかし、科目数が多く、ボリュームがあるため、内容をこなしきれないために不合格になる人が多い。逆にいえば、早くから学習を開始すれば高い確率で合格できる。公務員試験に興味がある学生は、受講することをお勧めする。
また、公務員試験では筆記試験も重要であるが、現在は以前と比較すると面接も重視するようになっている。3回生時は、筆記試験対策が中心となるため、2回生時にボランティアやインターンシップ等の様々な経験を積んで欲しい。
最後に、講義を進める上での注意点を1つしておく。ミクロ経済学は体系的な学問であり、前の講義内容を理解していないと、分からなくなってしまうことがある。そのため、毎回の講義内容を確実に理解した上で講義に臨んで欲しい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
公務員試験新スーパー過去問ゼミ ミクロ経済学 実務教育出版 必ずしも最新のものを購入する必要はありありません。初回の講義のときに指示をします。問題集は復習用に使用して下さい。当該箇所は、講義で随時お知らせします。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
公務員試験速攻ゼミシリーズ ミクロ経済学のまるごと講義生中継 平野 真武 TAC出版 4-8132-2442-6 講義内容が理解できないときや欠席をしたときに使用して欲しい。

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

この講義は、アドバンストミクロ経済学Ⅱと一体の講義として行う。必ず、同時に履修して欲しい。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html