授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14391:[2025 春セメスター]社会保障法(J) 2025 春セメスター 火1 法学部 山本 忠 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS310号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 社会の高齢化が進展するなかで、社会保障の役割が増大し、国民の期待も大きくなってきている。その一方で、社会保障制度は、本格的な高齢社会においても持続可能であり続けなければならないという建前のもと、1980年代以降、大きな制度改正が繰り返されてきている。
 この講義では、日本の社会保障制度について、社会保障法の法的根拠・目的・機能などの総論部分と医療及び所得保障の分野を中心に、「人権としての社会保障」という観点から、現在の法制度の現況と法的課題について具体的に検討する。

 授業の方法は、通常の講義スタイルである。

受講生の到達目標

1)日本の社会保障制度の基本概要と課題を説明できるようになる。
2)日本の社会保障制度の諸問題を法的観点から捉え、考察できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

憲法、行政法、家族法、労働法等の法律科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

総論

シラバスの説明に関するガイダンスは【+R授業】で実施します。
社会保障とは何か。その概念・目的・機能などについて

2

社会保障の保障方法

給付方式、財源方式(税と社会保険)

3~7

社会保障法の諸原則

人権性、法的権利性、給付の必要・十分性、被保障者の包括性、給付の時間的・場所的普遍性、平等保障、手続き的権利、公的責任転嫁禁止、費用負担、無負担性、争訟権、民主性(参画権、団結権、団交権)

8~11

医療保障の法

公的医療保険の制度概要と諸課題

12~14

所得保障の法

公的年金・社会手当制度の概要と諸課題

授業実施形態

 原則として対面授業を実施する。
 資料(パワーポイントのデータ等)の配布はmanaba+Rを用いることを基本とする。受講希望者は、コンテンツ(教材)を定期的にチェックし、各自でダウンロードして印刷するか、PC等の端末で閲覧できるように準備しておくことが求められる。

授業外学習の指示

 毎年のように法改正のある変化の激しい法領域です。日ごろから、新聞やニュース等で社会保障に関連する記事に目を通すようにしてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 60

授業の到達目標にてらした理解度を論述試験によって評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
40

複数回実施するmanaba+Rで実施する小テスト等によって評価する。

成績評価方法(備考)

 オンラインのテストやレポートでは、他の受講者と相談したり、答え合わせをしたうえで入力する傾向があります。レポートの場合には剽窃行為が疑われる場合も多々あります。
 なるべく自分の頭で理解し、考えてもらうことが必要ですので、解答時間と期間はあまり長めに設定すべきではないと考えています。課題が出ているかどうかは、毎週各自で確認するように注意してください。また、リマインド機能を設定していても必ずメールが受信できるとは限りませんので、過信せず、定期的にmanaba+Rをチェックする習慣をつけておかれることをお勧めします。

 なお、manaba+Rの掲示板や個別指導(コレクション)での質問についても、自分で考えて調べればわかりそうなことやレジュメや資料に書かれていること、授業内で既に説明済みのこと等々を質問してくる人がいます。そのような質問については対応しないこともありますし、成績評価ではマイナス要素となる場合もありますので、ご注意ください。
 通信回線やmanaba+Rの機能などのシステムにかかわる質問・要望等についても、担当教員では対応できませんので、回答しません。予めご了承ください。
 

受講および研究に関するアドバイス

 貧困問題についての日本の報道や政策論調は自己責任を強調する傾向が強いと言われています。はたしてどこまでそう言えるのか、どこから社会的に対応すべき問題なのか、他の国でもそうなのか、といった問題意識を持ちながら、15回の授業時間の内外を通じて考え続けると、講義の趣旨目的が深く理解できるようになるはずです。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特定の教科書は指定しません。厚生労働白書の資料編は制度を説明するときによく使いますので、厚生労働省のサイトからPDFデータをダウンロードして参照できるようにしておくことをお勧めします。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
厚生労働白書 厚生労働省のサイトにあります。
トピック社会保障法 本沢巳代子他編著 不麿書房 毎年新版が出ています。

参考書(使用頻度、その他補足)

毎年のように法改正がありますので、なるべく最新の文献を参照するようにしてください。

参考になるwwwページ

厚生労働省のサイト(http://www.mhlw.go.jp/)
このサイトにある厚生労働白書の資料編は制度の説明の際によく紹介しますので、参照できるようにしておいてください。
子ども家庭庁(https://www.cfa.go.jp/top)ができてから、児童関連政策の統計はこちらに掲載されるようになっていますので、こちらも参照できるようにしておくとよいでしょう。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

 manaba+Rの掲示板での質問は授業全体にかかわる事柄にしぼってください。
 プライバシーにかかわる事柄にについては個別指導(コレクション)を利用して、申請・相談することができます。

 その際、上にも書きましたが、自分で考えて調べればわかりそうなことやレジュメや資料に書かれていること、授業内で説明済みのこと等々を質問してくる人がいます。そのような質問については対応しないこともありますし、成績評価ではマイナス要素となる場合もあります。

 2022年度から個別指導(コレクション)を利用できるようになりましたが、この機能を使って、授業終盤に、自分は小テストを何回受けたか質問してくる人がいます。これは、自己管理すべきことですので、返答はしません。また、授業配慮を大学の公的な手続きに則らずに求めてくる人がいますが、これにも返答することはありません。また小テストをいつ実施するかということを毎回予告できるとは限りませんので、上にも書いたように、manaba+Rをこまめに点検するように習慣づけてください。
 
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/