授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10086:シチズンシップ・スタディーズⅠ (G1) § 10104:地域活性化ボランティア (G1) § 10110:特殊講義(自由選択)Ⅰ(地域活性化VT)(T1) § 10113:特殊講義(自由選択)1 (V4) § 10116:特殊講義(自由選択) (V4) § 10120:特殊講義(基礎)1(地域活性化ボランティア)(C1) 2018 通年 火5 経済学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部 宮下 聖史 2

キャンパス

BKC/BKC

授業施設

アドセミナリオ214号教室/アドセミナリオ214号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 地域を良くしていきたい。社会を変えていきたい。どれだけ強くそのように願っても、具体的な行動がなければ、現状を動かすことはできない。しかし、実際に行動しても「力」がなければ、よい成果を導きだす活動はつくりだせない。では、あなたは今、どのような「力」を鍛錬する必要があるだろうか。
 この授業は他者に貢献する活動を行い、経験したことを振り返りながら自己の成長を図る「サービスラーニング」の手法を用いた演習型科目である。地域社会の事業(講演会をはじめ各種イベント等)への参加と運営の補助などを通じて、問題発見と課題探索の実践に取り組む。具体的には、事業の着手から終了までの一連の過程を知り、そこに携わる人々の役割や責務を体験的に学ぶ。この科目受講を通して、市民としての倫理観・正義感・責任感(シチズンシップ)への関心を育ててほしい。

※このクラスのプロジェクトは「草津街あかり・華あかり・夢あかりプロジェクト」です。科目、プロジェクトの詳細は受講ガイドで確認してください。

http://www.ritsumei.ac.jp/slc/curriculum/detail/studies1.html/

※プロジェクト説明会について以下のとおり
3月23日(金)11:45~12:45
4月5日(木)14:10~15:10
詳細は立命館大学サービスラーニングセンターのHPを確認ください。

※大学での授業は、毎週ではなく指定された日時に行われます。授業スケジュールをご確認ください。

※この授業は選考科目です(エントリー期間:3月23日(金)~4月6日(金)11:00)
 エントリー用HPアドレス→ http://www.ritsumei.ac.jp/slc/
 受講許可発表:4月6日(金)17:00 サービスラーニングセンター窓口・HPにて

※合格者は以下日程の受講前ガイダンスに参加する必要があります。
 4月10日(火)5限

受講生の到達目標

1.「場」の運営に携わることを通じて、社会問題の認識が深まる。
2.地域参加を通してシチズンシップ向上の自覚を得る。
3.「問いを探す」「深く考える」習慣がつく。
4.社会で学ぶ自己形成に関する継続学習への意欲を持つ。

事前に履修しておくことが望まれる科目

地域参加学習入門(地域参加活動入門)、現代社会のフィールドワーク

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1〜2

事前学習Ⅰ・Ⅱ(授業2回分)
5月8日(火)5限、:5月15日(火)5限

①ボランティア活動について理解を深める。
②ボランティア教育について理解を深める。
③ボランティア教育(地域活性化ボランティア)における「学び方」を理解する。
④地域に入って活動するための心構えを整える。
⑤受講生同士が交流し、これから共に活動し、学ぶ仲間としてのチームワークを育む。

3

オリエンテーション

①ボランティア活動先の地域について理解を深め、ボランティア活動の意義を考える。
②地域に入って活動するための心構えを整える。
③受講生同士が交流し、これから共に活動し、学ぶ仲間としてのチームワークを育む。
課題:オリエンテーション終了後、各自ジャーナルを作成し、事前学習Ⅲに持参してもらう。

4

事前学習Ⅲ(授業1回分)
6月12日(火)5限

①プロジェクト毎に受講生全員が共有する「活動の目標」と受講生個別の「学びの目標」を設定し、活動と学びの準備を整える
②大学での学びと地域課題を結びつける視点を持つ。

5〜7

ボランティア活動(前半)

①(地域への貢献)地域において問題解決の一助となり、地域(地域住民)に貢献する。
②(学習効果)社会の一員としての自覚と能力を育み、かつ受講生が日々大学で学ぶ専門知識の応用理解を深める。
※ボランティア活動時間は、前半と後半をあわせて42時間以上必要です。活動時間には、活動先での「オリエンテーション」や「反省会」なども含まれます。
※毎回の活動時間ごとに「ジャーナル」に活動内容と学んだことを記入すること。

8

中間振り返り(授業1回分)
8月23日(木)3限

①目前の活動や個別の課題にのみ集中してしまいがちな活動を一旦休止し、前半の活動を振り返ることで目標を持って活動に臨んでいることを再確認する。
②受講生が活動中に直面した問題や悩みを共有する機会を持つことで、「学び」を深める。

9〜11

ボランティア活動(後半)

①(地域への貢献)地域において問題解決の一助となり、地域(地域住民)に貢献する。
②(学習効果)社会の一員としての自覚と能力を育み、かつ受講生が日々大学で学ぶ専門知識の応用的理解を深める。
※ボランティア活動時間は、前半と後半あわせて42時間以上必要です。活動時間には、活動先での「オリエンテーション」や「反省会」なども含まれます。
※毎回の活動時間ごとに「ジャーナル」に活動内容と学んだことを記入すること。

12〜13

事後学習Ⅰ・Ⅱ(授業2回分)
11月6日(火)5限、11月20日(火)5限

①活動中の問題や悩み、感動や喜びを「学び」と「感情」の両面で整理する。
②自らの活動を評価する(事前学習Ⅲで設定した2つの目標を達成できたか、地域が抱える問題解決の一助となり得たか等)
③プログラムを通じて学んだことを今後にどうつなげていくのかを検討する。
④「活動報告会」に備えて発表準備を行う。

14〜15

活動報告会(授業2回分)
12月8日(土)13:00~17:00(予定)

プロジェクトごとに15~20分のプレゼンテーションを行う。発表内容は、おもに以下の4点です。
①ボランティア活動は、地域の問題解決の一助となり得たか(ボランティア活動によって地域は活性化したと言えるのか、活動は地域にどのような影響を与えたのか)
②事前学習Ⅱで設定した「プログラムの目標(プロジェクト毎に受講生全員で共有)」と「自身の目標(受講生各人が自らの専門と関連させて個別に設定)」を活動によりどのように達成したか
③プログラムを通して、受講生自身はなにを「学び」、どのように「成長」したのか
④受講の経験やそこから得た「学び」を今後どのように活かすのか

授業実施形態

授業外学習の指示

授業外での連絡・調整についてはメーリングリストを使用する。従って、適宜メールをチェックし、必要な連絡や返信を必ず行うこと。

上記の「15回」分の講義は、サービスラーニングセンターのマネジメントのもとで、受講生と活動先との相互調整の上で設計・構築・展開される。ただし、各プロジェクトの担当教員が毎週固定した時間に報告・連絡・相談を受ける時間(コアタイム)を設置する。いわゆるオフィスアワーのようなものであるが、本科目の受講生にのみ開かれた時間である。有効に活用し、各種の調整が積極的に図られることを望んでいる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

この科目はP/F評価です。評価は下記の要件、またそれぞれの内容をもとに行います。

①事前学習Ⅰ~Ⅲ、中間振り返り、事後学習Ⅰ・Ⅱ、活動報告会のすべてに出席していること
②「シチズンシップ・スタディーズⅠ(地域活性化ボランティア)」プログラムのボランティア活動(オリエンテーション含む)を合計42時間以上行っていること
③定められた期限までに評価対象物(レポートなど)を提出すること

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

この科目の受講には本登録に先立って「エントリー」が必要です。「志望理由」に基づき選考を行います。エントリー方法等詳細はサービスラーニングセンターHPを参照してください。http://www.ritsumei.ac.jp/slc/

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
新・共感のマネジメント 松本修一 大阪ボランティア協会
市民のマネジメント 加藤哲夫 メディアデザイン
希望をつくる仕事ーソーシャルデザイン ソーシャルデザイン会議実行委員会 宣伝会議
「経験学習」入門 松尾睦 ダイヤモンド社
ソーシャルデザイン実践ガイド 地域の課題を解決する7つのステップ 筧裕介 英治出版
ボランティア教育の新地平 : サービスラーニングの原理と実践 桜井政成, 津止正敏編著 ミネルヴァ書房

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

立命館大学サービスラーニングセンター http://www.ritsumei.ac.jp/slc/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考