Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
15899:[2025 Fall]Theory of Martial Sport (Budo) (S) 2025 Fall Mon2 College Of Social Sciences SHIOMI SYUNICHI 2

Campus

KIC

Class Venue

IGAKUKAN IG301

Language

日本語

Course Outline and Method

【授業の概要】
「日本古来の」あるいは「伝統ある」ともいわれる武道とは、どのような「文化」なのであろうか。本講義では、まず、「武術」をもとに、日本社会の近代化のもとで誕生した「武道」の、現在までの足跡を追う。
あわせて、武道が現代社会で直面する諸問題について考察する。このことは、武道という文化の、たとえば「スポーツ」「伝統」「教育」などの社会の諸相との連関の理解にもつながるであろう。
具体的には、近代化と深く関わり展開している「柔道」の歴史および現代的課題についてに重心を置いて講義を展開するが、その他の武道(剣道、相撲、空手など)についても適時あつかう。これらを通じ、今日の「武道イメージ」がどのように形成されてきたのか、また武道と社会の関係性について検討する。そのことから、文化と社会の関係への理解を深めたい。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
講義の動画配信等は行わない。
なお、講義で課した課題へのフィードバックは、回答の傾向やポイントなどの総括を、講義中に口頭で行う。

Student Attainment Objectives

武道の成立過程について、社会の近代化の影響を踏まえて理解する。
武道が社会、およびひとびと/われわれと切り結ぶ関係性について理解する。
武道の諸相への検討を通じて社会を考察する視座を獲得する。

Recommended Preparatory Course

特に指定しないが、「スポーツ」、「近現代史」、「伝統」、「文化」に関する講義で得た知見を活用し、学ぶ姿勢をとること。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

ガイダンス 武道前史(対面)

【+R授業は第一回に実施します】講義の進め方 成績評価
近代以前の身体文化 武術 剣術 柔術 武術の衰退

2-4

日本社会の近代化と武道の誕生(対面)

術から道へ 近代化 教育 柔道 講道館 嘉納治五郎 近代社会の成熟と武道 武道の「近代スポーツ」性 N.エリアス A.グートマン

5

国家、戦争と武道の諸相(対面)

大日本武徳会の成立と背景 総力戦体制 国家との接合 教育のなかでの武道の役割

6

日本の敗戦および占領、復興と武道(対面)

武道の禁止 非武道化とスポーツ化 柔道の国際化 「精神性」と柔道

7

武道文化の多様性1 -弓と矢-(対面)

弓道 弓術 術と道 弓馬術と伝統 武道をささえる技術

8

武道文化の多様性2 相撲(対面)

神事 興行 アマチュアスポーツ 大衆文化 民衆と武道 女性と相撲

9

武道文化の多様性3 武道をみる(対面)

武道と民衆の関係性 型・演舞 興行と武道統括組織 スペクテイタースポーツ マスメディア サブカルチャー 

10

武道の諸課題 学校と武道/ハラスメント(対面)

中学校武道必修化 事故 ナショナリズム 教育と武道 武道統括組織 指導者/被指導者 ハラスメント

11

女性と武道(対面)

なぎなた 女性中心の武道 女性柔道の歴史 柔道の国際化と女性 フェミニズム

12

武道の国際化 還流する武道(対面)

柔道の国際化 国際柔道連盟 近代ヨーロッパの柔術 ブラジリアン柔術 総合格闘技

13

武道と現代社会の諸相から(対面)

武道の多様性 新しい武道 「空道」「スポーツチャンバラ」 空手道の分裂とオリンピック競技化 日系社会と武道(ブラジル)

14

武道の足跡と展望(対面)

講義のまとめ 武道文化の価値 武道は「スポーツ」か? 歴史を学ぶ意義と展望

Class Format

第1回~14回を対面授業にて実施。対面時の配信等は行わない。
ただし必要に応じてメディアを用いた講義を行う場合がある。その際は受講生に混乱のないよう、事前通知等を行う。「授業スケジュール」も参照すること。

<レポートについて>
本講義では講義時間中に作成と提出を求める「手書きのレポート」と、締め切りまでにmanabaで提出する「オンラインレポート」の両方を行う可能性がある。(「成績評価方法」も参照すること。)
またレポート提出に際して、学生証による出席の確認(ICカードリーダー使用)を行う。そのため、受講時には学生証を必ず携行すること。【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

Recommendations for Private Study

・本講義では主に近代以降の武道について、社会的背景やさまざまな事例を扱うが、レポート等の課題では、講義で配布されたもののみでなく、関連する論文や書籍、新聞や雑誌の記事などの知見を踏まえて作成すること、かつその出典を明示することが望まれる。

・とりわけオンライン受講の際は、より積極的な学習態度が望まれる。

・講義の理解を深めるため、また講義それぞれのつながりを意識できるよう、特に復習をしっかり行うこと。

・講義で疑問に感じた点、自身の理解が不十分だと感じた点は、単に質問するのみではなく、書籍や論文、報道、web上の資料を用いて、自身の理解を深める努力をすることが望まれる。ただし講義内容に関する質問や、学習のためのアドバイスは行うので、必要な際は所定の方法で連絡すること。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

・講義期間中に課すレポート
・最終講義に課すレポート
提出および評価を平常点とする。

Grade Evaluation Method (Note)

「講義期間中に課すレポート」はタイミング、回数共に事前告知はしない。講義内容を踏まえ、論題の要件を満たし、示された論題に答えることを重視する。
課題実施状況等はmanaba(「成績」等)で公表する。またレポートを実施した講義を公欠および大学からの出校停止措置により欠席した場合は、個別に配慮を行うため、manaba「個別指導」で必要な書類等を添えて申し出ること。
「最終講義に課すレポート」は他のレポートに比して成績評価に占める割合が大きいため、提出することが単位取得の必須条件となる。
「授業実施形態」の<レポートについて>も参照すること。課題へのフィードバックは、原則として講義中に行う。

なお、特にオンラインでレポートを提出することになった場合、剽窃(原点が示されないコピーアンドペーストや回答の共有)については、本講義の単位不認定のみでなく、学部への連絡や処分要求を含めて厳格に対処するため、決して行わないこと。

Advice to Students on Study and Research Methods

・武道を扱った書籍や映像は数多くあるため、それらを活用し、武道に関する理解を深めること、新聞や雑誌記事、テレビ中継などを通じて武道を見る、聞くことで、現代社会と武道の接点を体感することを望む。
・講義の理解度を高めるために、復習を含め、自律的、自主的に受講することが求められる。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

指定しない

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
武道の誕生 井上俊 吉川弘文館 4642055797
今、なぜ武道か 中村民雄 日本武道館 4583100388
武道を生きる 松原隆一郎 NTT出版 4757141084
米国対日占領政策と武道教育 山本礼子 日本図書センター 4820569988
海を渡った柔道と柔術 坂上康博編 青弓社 4787233158

Reference Books (Frequency of Use, Note)

このほか、講義中にも紹介する。

Web Pages for Reference

全日本柔道連盟 http://www.judo.or.jp/
全日本剣道連盟 http://www.kendo.or.jp/
日本武道館 http://www.nipponbudokan.or.jp/
国際柔道連盟 http://www.ijf.org/

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

Other Comments

・講義内容をより深く理解するために、映像資料等を用いる。
・講義の進度等により、内容をシラバスから変更する場合がある。
・ゲストスピーカーによる講義を実施する可能性がある。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/