| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 33974:信号処理(6T) | 2024 | 秋セメスター | 木3 | 理工学部 | 佐保 賢志 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
毎回の講義は、板書をベースとする講義+小演習となる。そのため、板書をメモするためのノート等や小演習を解くためのレポート用紙等を準備すること。
受講生の到達目標
(2) ディジタル信号処理を離散時間システムと捉え、代表的な方法(ブロック図、差分方程式、伝達関数、インパルス応答)で簡単なシステムの解析ができる。
(3) 信号の周波数解析の目的と方法について説明でき、周波数解析結果を適切に解釈できる。
(4) ディジタルフィルタの役割と設計方法論を本講義で学んだ概念に基づき説明できる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 信号処理の概要と位置付け |
ディジタル信号、アナログ信号、A-D変換、サンプリング、フィルタ処理(教科書1.1、2.1) |
|
| 2~4 | 信号とシステムの数学的表現 |
離散時間システム、単位インパルス信号、ブロック図、差分方程式、差分方程式と微分方程式、z変換、z変換とラプラス変換、時間遅延、逆z変換(教科書2章, 4章、参考書①2章) |
|
| 5~6 | 伝達関数に基づく信号処理システムの解析 |
伝達関数、インパルス応答、たたみ込み、システムの接続(教科書3章, 5章) |
|
| 7~11 | 信号の周波数領域表現とシステムの周波数特性 |
フーリエ変換、離散フーリエ変換、周波数分解能、周波数特性とz変換、振幅スペクトル、サンプリング定理、伝達関数と周波数特性 (教科書6章, 7.1~7.3, 8.1~8.3、参考書①3章) |
|
| 12~13 | ディジタルフィルタの設計と応用 |
ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドバスフィルタ、FIRフィルタ、IIRフィルタ、雑音除去、微分処理、所望信号抽出 (教科書8.4、参考書②) |
|
| 14 | 総まとめ演習 |
|
|
| 15 | 最終確認テストと解説 |
|
授業実施形態
授業外学習の指示
・テキストの演習問題にも取り組むこと。
・Matlab(あるいはPython, Maxima)を用いて講義内容についてプログラミングや数式処理の演習を行うと本講義の理解が深まるので、予復習に用いることを強く推奨する。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 0 | |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 毎回の演習、2回のレポート課題、最終回に実施する確認テストにより評価する。 |
成績評価方法(備考)
レポート課題を2回予定しており、信号処理システムの基礎及び信号処理のプログラム実装を題材として出題し、受講生の到達目標(1)~(3)を中心に達成度を評価する。考察の質、設計・解析手順の明瞭さ、図表や文章のクオリティを評価する。
受講および研究に関するアドバイス
・レポート課題以外についても、適宜Matlab,Python,Maximaなどを用いたプログラミング・数値処理演習により本講義で学んだ事項の演習を行うと理解が深まる。(特にフーリエ変換による周波数解析とディジタルフィルタ)
・本講義のさらなる深い理解のため、3回生秋学期に制御工学を履修することが望ましい。
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ディジタル信号処理入門 | 太田正哉 | コロナ社 | 978-4-339-00857-9 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ディジタル信号処理 | 岩田彰 | コロナ社 | 4-339-00630-0 | |
| はじめて学ぶディジタル・フィルタと高速フーリエ変換 | 三上直樹 | CQ出版社 | 978-4-7898-3088-1 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/