授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34759:環境経済概論(E) § 34760:環境・地域経済論(E) 2024 秋セメスター 金1 経済学部 李 金松 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 101号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 自然環境・環境問題と経済との関わりを広い視野で捉え、環境問題の特徴や人口・資源問題との関係、利害対立の背景にある国内外の経済状況等について解説する。前半では、環境問題を外部性(外部不経済)として捉え、環境問題に対処するための経済学の伝統的なアプローチである政府による市場介入の考え方を説明する。後半では、実際の環境政策における経済的手法に注目し、それらの手法や経済学の考え方が低炭素・脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会の実現に向けて、どのような貢献ができるか考察する。これらを通じて、環境問題を経済学的に検討していく上で必要な基本的事項について学ぶ。
 基本的に穴埋め式のレジュメに基づき、パワーポイントを用いて授業を実施する。授業中、スマホ等で利用可能なアプリを利用して、簡単な質問に答えてもらい、受講者の回答をリアルタイムで共有する機会を設ける。また一定の間隔で、講義に関する意見・感想や質問を集約し、その後の講義で質問の一部にフィードバックを行う。

受講生の到達目標

1)自然環境・環境問題と経済活動との関わりを理解し説明できる。
2)経済学における環境問題の基本的な捉え方と理論的な解決法を説明できる。
3)環境政策における経済的手法の基本的な考え方を理解し、説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

環境問題と経済はどのように関係するのか

マテリアルフロー、環境問題、人口問題

2

経済・経済学は環境問題をどのように捉えてきたか

自由財、自由処分、共有地の悲劇、インセンティブ、トレード・オフ、環境クズネッツ曲線

3

持続可能な開発(発展)とは

気候変動、共通だが差異ある責任、持続可能な開発(発展)、SDGs

4

市場メカニズムの基本的な考え方

消費者の経済活動、生産者の経済活動、限界便益、限界費用、市場均衡

5

外部性とは

外部性、外部不経済、外部費用、社会的費用

6

外部性の内部化

ピグー税、汚染者負担(支払い)原則、コースの定理

7

環境政策における経済的手法

ポリシー・ミックス、環境税、税のグリーン化、ロード・プライシング

8

費用便益分析とは何か

開発、費用、便益、費用便益分析

9

費用便益分析の注意点

割引率、カルドア・ヒックスの補償原理、政府の失敗

10

費用便益分析と環境評価:自然共生社会のための経済学

環境の価値評価、環境価値、生態系と生物多様性の経済学、生態系サービス、環境評価手法

11

低炭素・脱炭素社会の形成に向けた経済政策1

炭素税、エネルギー税、地球温暖化対策税、カーボン・プライシング

12

低炭素・脱炭素社会の形成に向けた経済政策2

排出量取引、キャップ・アンド・トレード、ベースライン・アンド・クレジット、京都メカニズム、EU-ETS

13

廃棄物処理と経済

一般廃棄物、産業廃棄物、不法投棄

14

資源循環と経済

3R、循環型社会、規模の経済、国際資源循環

15

循環型社会の形成に向けた経済政策

循環型社会と循環経済、ごみ処理有料化、レジ袋有料化とプラ新法

授業実施形態

対面授業を基本とする

授業外学習の指示

・授業で出されるレスポンス課題や小テスト・レポート課題に取り組むこと。
・講義の大部分は積み上げ式の内容なので、適宜、講義レジュメに挙げた参考文献を参照するなどして、講義内容の復習に努めること。
・各種メディアを利用して、常に具体的な環境問題に関心を向けるよう心がけてほしい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業期間内に課される各種のレスポンス課題(30%)、小テスト(30%)とレポート課題(40%)による評価。

成績評価方法(備考)

評価割合等の詳細については初回授業で説明する。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は指定しない。manaba+Rを通じて講義レジュメを配付する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
コア・テキスト環境経済学 一方井誠治 新世社 9784883842797
環境経済学をつかむ(第4版) 栗山浩一・馬奈木俊介 有斐閣 9784641177291
環境経済学入門講義[改訂版] 浜本光紹 創成社 9784794431769
環境経済学入門 バリー・C・フィールド 日本評論社 9784535551343
環境経済学の第一歩 大沼あゆみ・柘植隆宏 有斐閣 9784641150898
循環経済入門 笹尾俊明 岩波新書 9784004319870

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

講義内で随時紹介する。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html