授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50393:[2025 春セメスター]現代政治理論(P) 2025 春セメスター 水1 政策科学部 成田 大起 2

キャンパス

OIC

授業施設

C273講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

公共政策を提案するにあたっては、しばしばその政策の「正しさ」を説得力ある形で示すことが要求される。現代政治理論(政治哲学と呼ばれることもある)とは、社会の正しさや政策の規範的な評価基準について考える哲学的な学問である。この科目では、具体的な政策問題(公衆衛生、社会保障、移民、貧困、ジェンダー平等、環境税など)をとりあげながら、公共政策を評価する上で重要な価値(自由、平等、正義など)や、政治理論の代表的な立場(リベラリズム、リバタリアニズム、多文化主義など)を紹介する。

受講生の到達目標

(1)現代政治理論の基本的な立場や価値について理解することができる
(2)複数の哲学的な立場を理由や根拠に基づいて比較検討することができる
(3)現実の公共政策を規範的に評価することができる

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
+R授業

ガイダンス(ビデオオンデマンド)

この授業の流れについて説明し、現代政治理論(政治哲学)の公共政策への貢献について議論する

詳細は manaba+R を参照

1

イントロダクション

「正しさについて考えるとはどういうことか」「政策の正しさとは何か」という問いについて、現代政治理論(政治哲学)の基本的な考え方を紹介する

2

自由

公衆衛生政策やパンデミック対策を例に、個人の自由を制約する根拠を検討する

3

幸福

ナッジ(行動誘導)政策を対象に、自由と幸福の価値のバランスについて検討する

4

平等(1)

ロールズのリベラリズムが提示する再分配政策(社会保障政策)について検討する

5

平等(2)

リバタリアニズムと運の平等主義の立場が提示する再分配政策について検討する

6

平等(3)

ケイパビリティアプローチの立場を検討し、「平等とは何か」という問題を整理する

7

民主主義 (1)

民主主義はなぜ正しいかという問いを考察した上で、現代民主主義の欠陥を検討する

8

民主主義 (2)

現代民主主義の欠陥を補うために、どのような制度設計が必要かを検討する

9

文化

文化的マイノリティの権利と文化政策を中心に、多文化主義の立場を検討する

10

国際正義

地球規模の貧困と格差対策を中心に、コスモポリタニズムと国家主義の立場を検討する

11

メンバーシップ

移民政策を中心に、共同体主義と国境開放論の立場を検討する

12

フェミニズム

家族に関わる政策を対象に、フェミニズムの規範的主張を検討する

13

差別

アファーマティブ・アクションを中心に、差別の定義と悪さについて検討する

14

環境

環境税の政策を例に、環境正義と世代間正義を検討する

授業実施形態

対面授業14回、メディア授業0回

教員の私的な都合ですが、育児のため急遽オンライン等に変更になることがあります。その場合は必ずアナウンスします。

授業外学習の指示

指定された参考資料を授業後に読むことで、理解度の向上を図る

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

毎週提出するリアクションペーパーが40%、期末レポート(1回)が60%で評価する。期末レポートでは、課題文献を一冊読むことが必須となる。

成績評価方法(備考)

・リアクションペーパーを提出しない回数が5回を超えた場合は、期末レポートの提出資格を失う。
・教室に出席せずにリアクションペーパーを提出する行為を禁じる。
・期末レポートでは、課題図書を指定する。

受講および研究に関するアドバイス

哲学や倫理に興味がある学生の履修を勧める。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

指定しない。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
現代政治理論 新版増補改訂版 川崎修、杉田敦(編) 有斐閣アルマ 978-4-641-22220-5
ここから始める政治理論 田村哲樹、松元雅和、乙部延剛、山崎望 有斐閣ストゥディア 978-4-641-15042-3
新版 現代政治理論 ウィル・キムリッカ 日本経済評論社 978-4-8188-1770-8
正義論: ベーシックスからフロンティアまで 宇佐美誠、児玉聡、井上彰、松元雅和 法律文化社 978-4-589-04028-2

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/