| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 34783:自然地理学(E) § 34784:(教)自然地理学(E) | 2023 | 春セメスター | 水4 | 経済学部 | 青木 哲哉 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
自然地理学は自然環境を研究対象とする地理学の主要な分野である。自然環境は多岐にわたり、第四紀(概ね人類の時代で約200万年前~現在)に変化し形成されたものが少なくない。授業では、それらの中でも代表的かつ教職に必須の気候と地形に焦点をあてる。気候については第四紀で最も大きい環境変化であった氷期とその後における気候変化、地形に関しては人間の主要な生活舞台である平野(沖積平野)とそこで頻発した洪水VS人間の闘い(水害)を取り上げる。これらの項目は気候や地形以外の多角的な観点から研究されており、授業は地質、土壌、海洋をはじめとする他の自然環境にも言及する内容となる。各項目では、自然地理学をより深く理解してもらうため、研究成果だけでなく、できる限り調査方法や分析方法にも触れる。
このような自然地理学の内容は、教職に主体的に活用でき、また高度な知識を身につけることにつながる。この授業では、受講生がこうした自然地理学の内容を習得し、それらについて記述・説明できるようになることを目的とする。
授業は主に講義形式で行い、対面授業の際には複数の問題を出題しながら進める。授業での問題は口頭で出題し、挙手をして答えてもらう。また、メディアを使う授業の場合はオンデマンド型で実施する。課題(レポート)は3つで、授業で出題する問題とともにフィードバックを授業で行う予定である。
【キーワード】氷期、間氷期、気候変化、沖積平野、沖積層、輪中、水害
受講生の到達目標
(2)自然環境に係わる専門知識を説明することができる。
(3)自然地理学の調査・分析方法を知識として身につけ、その要点を説明できる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 授業の概要と導入 |
授業の概要、進め方とスケジュール、到達目標、成績評価方法、受講の留意点など
|
|
| 2 | 氷期について(1) |
氷期の発見、東ヨーロッパ平原における丘の分布と形成、巨礫粘土の特色と氷河による堆積
|
|
| 3 | 氷期について(2) |
氷河の性質(涵養域と消耗域・流動・堆積物の運搬)、ターミナルモレーンの形成、スカンジナビア氷床の拡大
|
|
| 4 | 氷期と間氷期-多氷期-(1) |
4回の氷期(ギュンツ・ミンデル・リス・ヴュルム氷期)、アルプス山脈北麓の堆積物(氷礫土・森林土壌・泥炭層)、堆積環境の復原
|
|
| 5 | 氷期と間氷期-多氷期-(2) |
アルプス山脈北麓における融氷河段丘(4つ)の形成、融氷河水流による堆積と砂礫原の形成、河川の下方侵食
|
|
| 6 | 氷期終了後の寒冷期について |
ネオグレシエーション(氷期終了後における氷河の拡大)、小氷期、小規模なターミナルモレーンの形成、放射性炭素年代測定による時期決定
|
|
| 7 | レポート1について |
レポート1つ目の出題、テーマや作成・提出要領などの説明、テーマに係わる授業内容の解説
|
|
| 8 | 沖積平野の地形(1) |
日本の沖積平野と沖積層の定義、扇状地の微地形(旧中州・旧河道)、扇状地の沖積層(砂礫)
|
|
| 9 | 沖積平野の地形(2) |
自然堤防帯と三角州の微地形(自然堤防・後背湿地・旧河道・砂堆)、三角州の堆積物、ボーリング資料
|
|
| 10 | 沖積層の特色 |
埋没谷の存在、沖積層基底礫層・下部砂層・中部泥層・上部砂層・沖積陸成層の特色と堆積環境
|
|
| 11 | 沖積平野の形成過程 |
過去約2万年間の環境変化、扇状地・自然堤防帯・三角州の形成、海水準変動と海岸線の移動、河川の氾濫による堆積
|
|
| 12 | レポート2について |
レポート2つ目の出題、テーマや作成・提出要領などの説明、テーマに係わる授業内容の解説
|
|
| 13 | 平野における水害-輪中地域-(1) |
濃尾平野西部における輪中の成立、水害の発生要因、輪中での人間生活
|
|
| 14 | 平野における水害-輪中地域-(2) |
江戸時代の治水(低水位工法)、天井川と砂入・押堀の形成、明治時代の治水(高水位工法)、デ・レーケによる工事
|
|
| 15 | レポート3について |
レポート3つ目の出題、テーマや作成・提出要領などの説明、テーマに係わる授業内容の解説
|
授業実施形態
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.
【BCPレベル1~2の場合】
オンデマンド型授業を第1回、第6回~第8回、第12回、及び第15回授業で実施し、他の回では対面授業を行う。
【BCPレベル3~4の場合】
オンデマンド型授業をすべての授業で実施する。
授業外学習の指示
(2)復習を目的にレポートを3つ課す。これらのレポートでは授業で説明した内容について論述してもらう(所要目安時間はそれぞれ120~180分間)。テーマ、提出期限、及び作成要領などについては授業で提示する。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) |
|
|
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 3つのレポートを総合的にみて評価する。各レポートの評価基準は、受講生の到達目標すべてに対応して、自然地理学の用語、自然地理学の調査・分析方法、ならびにそれから解明される自然環境の専門知識に関する認識の程度である。
|
成績評価方法(備考)
成績評価方法の詳細は第1回授業で説明する。
受講および研究に関するアドバイス
(2)授業を能動的な姿勢で受講し、対面授業で出題する問題には積極的に挙手をして解答するように。
(3)授業中は受講マナーを守ること。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/