授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50478:[2025 春セメスター]金融論(P) 2025 春セメスター 水2 政策科学部 西村 陽造 2

キャンパス

OIC

授業施設

C273講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

情報通信の技術革新と金融のグローバル化の下で、政府や企業だけでなく、個人もパソコンやスマホで世界中と金融取引ができる時代になった。金融政策、信用秩序維持(プルーデンス)政策、為替相場政策などの経済政策は、一国だけでなく、リージョナル、ないしグローバルなレベルにおいても重要性を増している。フィンテック、デジタル通貨、暗号通貨などに象徴される金融革新は現在進行形で進んでいる。各国の為替相場、金利、株価は経済の動きを反映すると同時に、国境を越えて経済に大きな影響を及ぼし、これらの動きは日々報道されている。
これらを総合的に理解するうえで不可欠である、国内金融と国際金融の基礎知識について、特に後者に重点をおいて、実務、理論、制度、歴史など多角的側面から解説する。担当教員としては、「学問を講義」するのではなく、履修生が現在の金融の姿を実感できることを目指す。

受講生の到達目標

①金利、為替相場、株価の動きや、金融機関・投資家の動き、金融政策、信用秩序維持(プルーデンス)政策、為替相場政策などの政策当局の動きに関する報道をより深く理解できるようになる。
②ドル・ショック、90年代前半の日本のバブル崩壊、アジア通貨危機、世界金融危機、ユーロ圏危機、人民元の国際化など、現在の金融のしくみを理解するうえで不可欠な過去の出来事を知る。
③金融という窓から世界を眺めることで、国際的影響力が趨勢的に低下してきた日本が採るべき戦略や政策を考察できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

金融業務と金利

【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照
様々な金融業務・金融機関・金融市場、金融機関の機能、短期金利と長期金利、名目金利と実質金利、景気・インフレと金利

2

資金循環

資金運用、資金調達、資金過不足、貯蓄投資差額、家計・企業・政府・海外の間の資金のやりとり、家計の資産構成、

3

金融政策

伝統的金融政策、金融引締、金融緩和、非伝統的金融政策、量的緩和、信用緩和、時間軸政策、金融政策の歴史(バブル、金融不安、デフレへの対応)

4

信用秩序維持(プルーデンス)政策

システミック・リスク、セーフティ・ネット、予防策、破綻金融機関の処理、大きすぎてつぶせない、建設的あいまいさ

5

内国為替と外国為替

為替リスク、外為決済リスク、円高と円安、名目実効為替と実質実効為替相場

6

外国為替相場と外国為替市場

直物為替相場、リスク・ヘッジ、先物為替相場、先物カバー付き金利平価、市場参加者、世界の外国為替市場

7

国際収支のしくみ

居住者と非居住者、経常収支、金融収支、対外純資産

8

為替相場理論

購買力平価、アセット・アプローチ、先物カバーなし金利平価、ランダム・ウォーク、効率的市場

9

為替相場とマクロ経済

弾力性アプローチ、アブソープション・アプローチ、貯蓄投資バランス、予想収益率格差、リスク分散

10

国際通貨制度の変遷(1)

金本位制

11

国際通貨制度の変遷(2)

ブレトンウッズ体制、変動相場制

12

欧州通貨統合

欧州通貨制度、ユーロ誕生、ユーロ圏危機

13

国際資本移動の功罪

アジア通貨危機、サブプライム危機、国際金融危機

14

基軸通貨の将来と金融技術のイノベーション

基軸通貨ドル、ユーロ、人民元、円、ネットワークの外部性、キャッシュレスとフィンテック、暗号資産、デジタル通貨、中央銀行デジタル通貨

授業実施形態

第 1 回〜14 回を対面授業にて実施

授業外学習の指示

manaba+Rにレジュメを貼り付けるので、それを復習することを勧める。教科書は理解を助け、深めることに役立つ。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

「持ち込み許可物件なし」の定期試験で授業内容の理解度を確認するもの。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
新・国際金融のしくみ 西村陽造・佐久間浩司 有斐閣 978-4641221680

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
金融読本(第32版) 中島真志/島村高嘉 東洋経済新報社 978-4-492-10038-7

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/