授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34670:産業組織論(E) 2023 春セメスター 水4 経済学部 大川 隆夫 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 203号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 たとえばアパレル産業を例にとって考えてみよう。ある企業は、自社でデザインし、自社工場で生産して、直営店で販売するという方法と採用している。一方、多くの商品を買い付けて、それをフランチャイズ契約を結んで店舗で販売するという手法を用いている企業もある。派手に広告戦略を打つところもあれば、ほとんど広告を打たないところもある。店舗販売だけでなくネット販売にも力を入れる所もあればそうでないところもある。扱うブランドを対象年齢や性別で細かく分けているところもあれば、そこまで細かくないところもある。ブランドの価格帯もブランドごとに異なることが多い。

 以上の特徴は、「基礎ミクロ経済学」で想定していた前提とはかなり異なる。基礎ミクロでは、経済学の基礎を学習することに重きを置いているので、現実の企業がとる様々な戦略を盛り込んでしまうと、初学者には何が何だかわからなくなるから、あえて上記のような部分は捨象している。しかし、「基礎ミクロ経済学」のレベルでは、残念ながら、現実のビジネス戦略のごく一部しか理論的に分析できないことも事実である。

 そこで、本科目「産業組織論」では、「基礎ミクロ経済学」レベルの経済学の知識を備えていることを前提に、より現実に即した様々なビジネス戦略を取り上げ、その結果と、その結果が社会的に見て望ましいのかどうかをということを考察していく。

受講生の到達目標

様々な産業に属する各企業のビジネス戦略について、理論的な観点から説明することができるようになるための、基礎的な分析ツールを身につけることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

前述したが、産業組織論は、ミクロ経済学の一分野である。それゆえ「基礎ミクロ経済学」を受講していることは必須となる。しかし、「基礎ミクロ経済学」のテキストにおける4章、7章、15章の知識は、講義の理解のためには絶対必要となる。

加えて、ゲーム理論を暗黙裡に使用しているところもあるので、2回生時に「ゲーム理論」を履修していると理解が進むと思う。ただし、できるだけ独占を前提にして説明するトピックスを多くしているので、ゲーム理論の履修がなくても、講義を理解することが全くできないというわけではない。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

産業組織論の考察対象と独占理論の復習

需要曲線、供給曲線、逆需要関数、限界収入、限界費用、独占価格、余剰概念、死荷重

2-4

市場の細分化と価格付けの色々

グループ価格付け、個別価格付け、メニュー価格付け一律料金設定、異なる価格付け、線形価格付け、二部料金、価格差別

5

バンドリングとタイイング

抱き合わせ販売、独占禁止法

6-7

垂直的関係

垂直的分離、垂直的統合、二重限界化、再販売価格維持制度、二部料金、フランチャイズ

8-9

異時点間の価格決定

ピークロードプライシング、耐久財独占

10

同質財でのクールノー競争

同質財、クールノー競争、反応関数、クールノー・ナッシュ均衡

11-12

ライバル企業への戦略:提携あるいは優位性の確保

水平的合併、費用上の優位性確保、関税、補助金

13-15

クールノー競争を前提とした色々な製品差別化

スイッチングコスト、ロックイン、広告、情報提供的機能、説得的機能

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCP レベルが1~2の場合】
対面授業で行う。

【BCP レベルが3~4の場合】
Web授業とする。

第一回目は、経済学部事務室からオンライン講義をお願いされている。なので、第一回目はオンラインで行う。ZoomのURLなどは、授業の手引きを作成し、onedriveとmanaba+Rにアップするので、それを見て第一回目の講義に参加してほしい。

onedriveのリンクは以下の通りである。

https://ritsumei365-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/tot06878_ec_ritsumei_ac_jp/EmybkqcyYKVAk0YBLlPeHM4BqamF4q8ta8mt4FlBIoBnZw?e=1jl5ZM


私はライブで講義を行い、その講義内容を終了後配信する。


もちろん、持病がある、高齢者と同居しているので感染するわけにはいかないなどの理由で、対面参加が難しい場合は、全面オンラインで構まない。加えて、平熱よりも1度以上の熱がでたとき、あるいは熱がなくても、コロナが疑われる症状(頭痛、咽喉痛、倦怠感、味覚嗅覚障害)のうちの一つでもあれば、キャンパスへの登校は見合わせて、自宅待機すること。

私自身も、みなさんに感染させるためにはいかないので、平熱よりも1度以上の熱がでたとき、あるいは熱がなくても、コロナが疑われる症状(頭痛、咽喉痛、倦怠感、味覚嗅覚障害)のうちの一つでもあれば、講義をオンラインに即座に切り替える。連絡はコースニュースに提示する。なので、対面回であっても、パソコンやタブレットは常に携行しておくように。

なお、第一回目の提出課題によっては、講義開始前に提出締め切りが来るものもある。従って、早期利用申請は必須である。

授業外学習の指示

・各回のスライドは15回分、全て公開している。それゆえ、毎回授業に参加する前に予習をして、理解できた点、できなかった点をチェックしておくこと。予習シートの提出に際し、第一回目の締め切りは、講義スタート直前なので、かならず早期利用申請を行っておくこと。

・講義終了後は、小テストを受けて、理解できている点、できていない点を把握してほしい。

・学習内容の復習に関する掲示板を立ち上げるので、講義でわからなかった点、小テストでわからなかった問題に関する質問をどしどし書き込んでほしい。もちろん質問の答えのわかる人はどんどん回答を書き込んでほしい。

この辺りの細かいことは、「学習の手引き」を参照してほしい。onedriveに格納しているので、DLしてに入手して確認しておいてほしい。onedriveのリンクは以下の通り。

https://ritsumei365-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/tot06878_ec_ritsumei_ac_jp/EmybkqcyYKVAk0YBLlPeHM4BqamF4q8ta8mt4FlBIoBnZw?e=1jl5ZM

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

小テストの状況、予習シートへの書き込み内容、掲示板への書き込み、など授業への積極的な関与を評価対象にする。締め切りなど細かいことは「学習の手引き」を参照の事。

成績評価方法(備考)

締め切り厳守。締め切りに送れた課題は、事前に連絡がない限り評価対象にはなりません。

締切が守れていても、次の点に注意のこと。manaba+Rでの提出の際に、確認画面がでる。受講生によっては、この確認画面が表示されたら、提出済と勘違いしている人が散見される。提出済みのボタンをクリックしない限り、提出したことにはならない

過年度の別の科目で、毎回、本人は提出した気にはなっていると思うが、結局、数回未提出になってしまい、損をした学生さんが存在する。(コースニュースで注意喚起しましたが改まらなかった。) 提出済にならないと、私にはみなさんの記載した内容が読めない。ということは、その分の点数を失うことになる。注意してほしい。

なお、BCPレベルにより、成績評価方法を変える予定はない。

受講および研究に関するアドバイス

前述したが、産業組織論で学ぶ内容を身に付ければ、かなり企業戦略の研究に関して、客観的かつ深く分析することが可能である。そのためにも、本科目を受講することは意義がある。

特に一般企業への就職を目指している3回生は、就活への一助にはなると思う。

ただし、繰り返し記述するが、産業組織論を学習するための準備として必要な学習内容がそもそも身についていなければ、力はつかない。加えて、どんな人が伸びるかというと、基本的に積極的な学生さんだ。だから、面倒くさがりとか問題を先送りにするとかという姿勢で臨んでも、力はつかない。

たとえば、過年度の私の他科目で生じたことだが、勝手に「先生の評価はこれぐらいだろう」と自己判断して、15回の課題(例、小テスト)を数回サボっても大丈夫、という姿勢で受講している人がいた。こういうどっちつかずの姿勢で講義に出ても、結局点数が足らずに単位取得はできなかった。

こういう中途半端な受講は時間の無駄だと思う。受講するのであれば、ベストをつくすか、ちょっと合わないなと思うのであれば、受講をさっととりやめる、という風に割り切った方が良いと思う。

前にも書いたが、onedriveに受講の手引きをアップしている。必ず早期利用申請を行って、受講の手引きを読んだ上で、受講の可否を判断してほしい。

onedriveのリンクは以下の通りである。
https://ritsumei365-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/tot06878_ec_ritsumei_ac_jp/EmybkqcyYKVAk0YBLlPeHM4BqamF4q8ta8mt4FlBIoBnZw?e=1jl5ZM

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
産業組織とビジネスの経済学 花薗誠 有斐閣 978-4-641-15059-1

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

とにかく、細かいことはmanaba+Rのコンテンツに格納する「学習の手引き」を読んでほしい。
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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/