授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15818:IR18‐FJ206 特殊講義(固有専門関連科目)(RE) § 15819:IR-EDR205 特殊講義(固有専門関連科目)(RE) 2022 秋セメスター 火5 国際関係学部 薮中 三十二 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS209号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

40年に及ぶ外交経験をふまえ、日本外交の主要な課題について講義し、共に学ぶ。
コロナ感染状況にもよるが、状況が許せば、外務省の現役課長数名による講義を実施。

受講生の到達目標

日本外交の実態をしっかりと理解できるようになる。
具体的には、1.過去の日本外交のケーススタデイを行い、問題点を把握する。
2.現在の日本外交が直面する主要課題が何かを理解する。
3.その上で日本外交の直面する主要課題について、あるべき政策を探求する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1〜3

日本外交の歴史

日本外交が歩んできた道につき、主要外交課題を中心に振り返り、正しく歴史を理解する

4〜5

バイデン政権下の日米関係バイデン政権下の日米関係

バイデン政権下の日本の対米外交のあり方をあらためて考察する。
安保条約、沖縄の基地問題、集団的自衛権の問題についても具体的に考えてゆく。

6〜7

日中関係:共生か対立か?

日中関係の歴史、およに基本的な文書をはじめ、日中関係の基礎をしっかりと勉強する。
そのうえで、尖閣問題など今日の課題を考えてゆく。
また、激化する米中関係を踏まえ、日本の取るべき選択を考え、台湾問題についても考察する。

8

海洋問題

東シナ海、南シナ海に共通する海洋問題の本質を考え、日本の取るべき政策を考える。

9

日韓関係

日韓関係の歴史的考察を行い、現在の課題と今後のあり方を考える。

10

北朝鮮問題

北朝鮮問題について、核、ミサイル、拉致問題を考え、今後の北朝鮮との向き合い方を考える。

六カ国協議の経験をふまえ、今後の解決策を考える。

11

日露関係

日露関係の歴史的考察を行い、ロシアとはいかなる国か、対露関係のあり方を考える。その際、北方領土問題の取り扱いについて、具体的解決策も模索する。

12

中東問題External economic relations(TPP,ODA and other economic issues)

イスラム国のこと、テロ対策、中東和平の問題、イランの問題を考える。

13

CPTPP、ODA

CPTPP,RCEPやODAをはじめ、日本の経済外交を考える。

14

日本の外交政策決定プロセスについて

日本の外交政策の決定プロセスについて、官邸、国家安全保障局、外務省、防衛省などのアクターがどのように連携して政策を決定、実施しているのかを吟味する。

15

日本のあるべき外交政策全般

今後の日本が進むべき針路を考える。その際、日米関係、日中関係、北朝鮮情勢を踏まえ、日本の安全保障政策全般について改めて吟味していく。

授業実施形態

【BCPレベルが1もしくは2の場合】
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・初回授業については受講生数が確定していないことからWeb授業を実施します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。

[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合

【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。
・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。

※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

事前に取り上げるトッピックにつき十分な予習をしておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
30

授業内容の把握をチェック

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
70

出席が大前提。大きな評価基準(55%)。
中間レポートを複数回実施(15%)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

外交現場の声を聞き、生きた外交を考えるチャンス!

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
日本の針路 薮中三十二 岩波書店 978-4-00-061015-5
外交交渉40年 薮中三十二回顧録 薮中三十二 ミネルヴァ書房 978-4-623-09210-9

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
国家の命運 薮中三十二 新潮社 978-4-10-610390-2
戦後日本外交史 五百旗頭真 有斐閣アルマ
暗闘 長谷川毅 中央公論社
核と戦争のリスク 藪中・佐藤優 朝日新書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

New York Times articles on key diplomatic issues

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html