授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14387:[2025 春セメスター]司法過程論(J) 2025 春セメスター 水1 法学部 渡辺 千原 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

「平成の大改革」とでもいうべき大がかりな司法改革は、実施から20年以上たち、その実施状況の検証と再改革の時期を迎えている。改革の目玉ともいえる裁判員裁判や法曹人口の大幅拡大が、司法や日本社会にどのような影響を与えつつあるのかの検証も始まっている。また、特段改革の対象とはなっていない、最高裁での違憲審査の在り方にも変化が生まれている。法曹人口の増加は、必ずしも訴訟の増加をもたらしてはいないが、法曹の活躍する場面や、活躍する際に必要なスキルなどにも変化が生じている。本講義は、こうしたポスト司法制度改革期にある日本の司法制度の大きな枠組やその改革の背景、改革の方向性、課題について概観するとともに、民事裁判や刑事裁判の基礎について学ぶことで、訴訟法への導入を行いつつ、裁判の大きな目的の一つである紛争解決のあり方や方法についても検討したい。
 
 授業内容についての質問は、授業時のほか、manaba+Rやメール等、オンラインで随時受け付ける。また、提出課題(小テスト・小レポート)に関しては解説、講評を行う。

受講生の到達目標

日本の司法制度の概要とその問題点について理解する。実体法が、実際に判断に用いられる司法の作動について学ぶことで、法の働きをより立体的、動態的に把握できる基礎知識を得ることを主眼とし、さらに裁判の果たす役割と、訴訟法の基本的な理念や訴訟過程をより大きな社会的文脈に位置づけて整理、理解を図る。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1〜2

日本の司法制度と司法過程

司法制度の基礎と問題点 【+R授業】第1回授業に実施。詳細はmanaba+R参照のこと。

3〜4

日本の司法制度と司法制度改革

戦前の日本の司法制度
戦後の司法制度改革とその到達点

5〜6

司法作用と裁判官

裁判官制度・法的三段論法・法曹一元・裁判官改革

7〜8

市民の司法参加

陪審・参審・裁判員制度

9〜10

日本の刑事司法

刑事訴訟法の基礎 刑事司法の諸問題と刑事司法改革 検察改革

11〜12

日本の民事司法と司法アクセスの拡充

民事訴訟法の基礎 民事司法改革

13〜14

裁判外紛争処理の拡充

交渉 調停 仲裁 ADRの拡充 ADR法 

授業実施形態

原則として教室で対面授業を行う。第1回目の授業については、オンライン併用での実施とする。

授業外学習の指示

参考文献や講義時に紹介する参考文献に当たるほか、裁判傍聴なども積極的にされたい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 60

授業内容全体の理解度と発展的思考力をはかる記述式の試験を行う。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
40

manaba+R を利用した小テスト30%
manaba+Rを通じて提出する小レポート課題10%

成績評価方法(備考)

小テストは3回程度行う予定である。
小レポート課題は授業後に自分の考えを問う形のレポートを2回程度を予定している。

受講および研究に関するアドバイス

実定法とは異なり、学ぶべきことが体系だっているわけではないので、体系的に習得することは難しいかもしれないが、授業に出て、自分なりにノートをとりながら考えていくなかで、日本の司法制度や裁判のしくみについて一定程度の基礎理解はできるので、漫然とではなく、頭をつかいながら授業にとりくんでほしい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

レジュメを講義時に配布し、そのテーマに沿って説明を行う。
テーマごとに適宜、参考文献は紹介する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
現代の裁判 市川正人・酒巻匡・山本和彦 有斐閣 978-4-641-12363-2
レクチャー日本の司法 川島四郎ほか 法律文化社
テキストブック現代司法 木佐茂男・宮沢節生・佐藤鉄男・川嶋四郎・水谷規男・上石圭一 日本評論社 978-4-^535-51676-2
ブリッジブック法システム 宮澤節生ほか 信山社

参考書(使用頻度、その他補足)

その他の文献は、講義時にレジュメで適宜紹介する。

参考になるwwwページ

裁判所https://www.courts.go.jp/index.html
日本弁護士連合会https://www.nichibenren.or.jp/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/