| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10677:スポーツ行政論(S) | 2024 | 秋セメスター | 水3 | 産業社会学部 | 権 学俊 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
1976年欧州審議会の「ヨーロッパスポーツ・フォー・オール憲章」、1978年ユネスコの「体育・スポーツに関する国際憲章」においてスポーツは人々の基本的権利としてうたわれている。この基本的権利を保障する役割をスポーツ行政は担っていると言える。日本のスポーツ発展は行政と密接に結びついて発展してきたが、本講義では、これまでの日本のスポーツ行政の概要を概観し、現代日本の抱えているスポーツ発展の諸問題について検討するとともに、地域スポーツやスポーツ行政の現場で利用することができる基礎的知識の習得を目指す。
まず、どのような法的根拠によってスポーツ行政が行われているのかを把握し、スポーツ行政における制度、組織体制、財政、スポーツ振興施策について把握してみる。また、地方自治体のスポーツ行政の事例検討と諸外国のスポーツ行政の特徴を検討することによって、日本スポーツ行政に関する問題点と課題を理解していく。
●毎回の授業の終了時に、コミュニケーションペーパーや manaba+R を用いて授業関連の簡単な感想・質問の提出を求める。その意見の中で、講義内容と深く関わっている良い意見を選定し、次週の授業で紹介や補足説明を行う。
●小レポート課題については、毎回回収が終わってから授業の中で講評を行う予定である。
●授業スケジュールは若干変更される場合がある。(ゲストスピーカーの日程など)
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
1)スポーツ行政の概念と目的、意義を理解する。
2)スポーツ行政と法律の関係を理解し、それらを関係づけることができる。
3)スポーツ行政の具体化としての政策・施策を検証し、判断することができる。
4)スポーツ行政の事例を収集・対比し、検証することができる。(地方自治体のスポーツ行政事例を発表する)
5)日本におけるスポーツ行政の歴史的変遷と現状及び課題を理解する。
6)諸外国におけるスポーツ行政を理解する。
7)与えられたテーマに対して自らの考えを表現できる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1〈対面授業〉 | スポーツ行政についての概要と導入(シラバス説明、本講の目的・内容、学習の進め方、評価などについての概説) |
行政、スポーツ行政、概説、シラバス、評価、小レポート、 |
|
| 2〈対面授業〉 | 戦後国民体育大会の歴史と課題①ー国体開催からみえてくるスポーツ政策・行政の問題と課題 |
国民体育大会、戦後復興、地域開発、ナショナリズム高揚、弊害、肥大化、簡素化、大衆化 |
|
| 3〈対面授業〉 | 戦後国民体育大会の歴史と課題②ー国体開催からみえてくるスポーツ政策・行政の問題と課題 |
国民体育大会、戦後復興、地域開発、ナショナリズム高揚、弊害、肥大化、簡素化、大衆化 【小レポート①】国民体育大会の関連映像。国民体育大会の今後の在り方などについて |
|
| 4〈対面授業〉 | 政治とスポーツ行政との関係 |
政治、ベルリンオリンピック、国旗、国歌、冷戦、東京オリンピック、モスクワオリンピック、国家主義
|
|
| 5〈対面授業〉 | 日本のスポーツ行政と関係法令、スポーツ振興組織 |
財政、行政、予算編成、文部科学省、経済産業省、国土交通省、総務省、スポーツ審議会、地方自治体、スポーツ基本法、教育基本法、社会教育法、スポーツ振興基本計画
|
|
| 6〈対面授業〉 | スポーツ庁と日本のスポーツ行政・政策 |
スポーツ基本法、国会議論、設置の意義と目的、問題点、設置形態、予算の詳細、主な業務、
|
|
| 7〈対面授業〉 | 地方自治体におけるスポーツ行政と振興-都道府県、政令指定都市のスポーツ推進計画 |
さいたま市、奈良県、京都府のスポーツ推進計画、地域スポーツ、地方自治体のスポーツ振興に関する事業団・財団、スポーツ関係予算の推移と問題点、社会体育施設と民間体育施設、スポーツ実施率、総合型地域スポーツクラブ |
|
| 8〈対面授業〉 | ドーピングとスポーツ行政―スポーツイベントにおけるドーピングの歴史とその問題 |
JOCドーピング防止規定、ユネスコドーピング国際規約、WADA、JADA、ヨーロッパ評議会、日本オリンピック委員会、ドーピング関連業務と関連法律、世界のアンチ・ドーピング活動と機構、処分と規制、国家、スポーツ産業、巨大化
|
|
| 9〈対面授業〉 | 日本の競技スポーツ(国際競技力政策)変遷とスポーツ行政の課題 |
国民体育大会、選手強化体制、勝利至上主義、ナショナリズム、オリンピック、人づくり、国づくり、日本オリンピック委員会
|
|
| 10〈対面授業〉 | 障害者スポーツの現状と課題 |
福祉国家、共生社会、パラリンピック、障害者スポーツの国際的動向と規定(国連総会、ユネスコ、IOCでの議論)、障害者基本法、関連団体、自己負担、施設、予算、指導者、全国障害者スポーツ大会、障害者のスポーツ実施状況
|
|
| 11〈対面授業〉 | 高齢者スポーツの現状と課題 |
高齢社会、健康日本21、健康増進法、生きがい、老人クラブ、予算、医療費、ねんりんピック、ペタンク、厚生労働省
|
|
| 12〈対面授業〉 | スポーツイベントとは何か? 地域社会と住民に何をもたらすのか |
都市開発・改造、国際チャレンジデー、Eボート、スポーツ・フォーオール、住民参加型、市民マラソン、地域コミュニティー形成、経済的効果、社会的・文化的効果、施設とはこもの、 |
|
| 13〈オンデマンド授業〉 | 地域社会のスポーツ行政【ゲストスピーカーによる講義】❶ |
地域活性化、地域創生、街づくり、スポーツ、Jリーグ、地方自治体、スポーツ行政 |
|
| 14〈オンデマンド授業〉 | 地域社会とスポーツ行政【ゲストスピーカーによる講義】❷ |
地域活性化、地域創生、街づくり、スポーツ、Jリーグ、地方自治体、スポーツ行政 |
|
| 15〈対面授業〉 |
三つの東京オリンピックの連続と断絶
|
幻の東京オリンピック、1964年東京オリンピック、東京2020オリンピック・パラリンピック、復興、自覚、誇り、ナショナリズム。
|
授業実施形態
オンデマンド型授業に関しては、授業を受けてからの質問・感想の提出を求める。受講生から出た質問に関してはゲストスピーカーにその内容を伝えるとともに、質問に対するゲストスピーカーからの答えを次週の授業で説明する。また、その意見の中で、講義内容と深く関わっている良い意見を選定し、補足説明を行う。
授業外学習の指示
◆授業内容について参考書やインターネットを通して、あらかじめ予習をし、授業の後には講義の内容を「復習」すること。授業前に前回の授業のレジュメに目を通し、復習するように努めてほしい。
◆疑問に思った点や分からない部分は、manaba+Rを通して教員に質問して下さい。
◆スポーツ政策・行政と関わるテレビ・新聞などの報道に出来るだけ接し、知識や問題意識を高めること。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 1. 数回に一度の割合で、講義内容に関する「小レポート」(字数は、毎回1,000字程度。形式は自由)を提出してもらい、その内容を日常点・平常点として評価する。詳細に関しては、授業中に説明をする。
|
成績評価方法(備考)
◆小レポートとは別に、「自習レポート」の提出を認める。
◆自習レポートの提出は、受講生の「自由」で提出しなくても「減点」はしないが、「加点」する。
◆内容は、スポーツ関連の新聞・雑誌記事を読んで感想を書いて提出すること
(A4 1枚程度、形式は自由)。 ➡ manaba+Rの掲示板に提出
◆あくまでもスポーツ政策・行政関連の記事を取り上げること。
◆生涯スポーツ、学校スポーツ、地域スポーツ、日本の国際競技力、東京2020オリンピック・パラリンピック、スポーツ関連予算、スポーツ関連機構など、スポーツ政策・行政と関わりのあるテーマなら、どんなテーマでも大丈夫です。 ⇒ プロ選手の動き(移籍、打率など)、試合結果など、スポーツ行政論の講義内容とは離れた自習レポートについては、加点しない。
受講および研究に関するアドバイス
●スポーツ行政を総合的・批判的に考えられるように努めること。
●各自の関心分野やテーマを講義内容と関連付けながら、小論文形式でまとめることをお勧めします。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| スポーツの行政学 | 中村祐司 | 成文堂 | 4-7923-3203-6 | スポーツ行政をめぐる政策ネットワークについて |
| スポーツの法と政策 | 同志社スポーツ政策フォーラム編 | ミネルヴァ書房 | 4-623-03200-0 | スポーツ振興と行政について |
| スポーツの経済学 | 池田勝・守能信次編 | 杏林書院 | 4-7644-1554-2 | スポーツと経済の結びつきについて |
| 障害者とスポーツ | 高橋 明 | 岩波書店 | 4-00-430896-8 | 障害者スポーツの歴史について |
| スポーツ・ボランティアへの招待 | 山口泰雄編 | 世界思想社 | 4-7907-1052-1 | スポーツ・ボランティアの社会的側面について |
| スポーツとナショナリズムの歴史社会学 | 権学俊 | ナカニシヤ出版 | 978-4-7795-1558-3 | 近現代日本社会とスポーツの歴史について |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/
一般社団法人長寿社会開発センター https://nenrin.or.jp/
公益財団法人日本スポーツ協会 http://www.japan-sports.or.jp/
公益財団法人日本オリンピック委員会 http://www.joc.or.jp/
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会 http://www.jsad.or.jp/
独立行政法人日本スポーツ振興センター https://www.jpnsport.go.jp/
公益財団法人日本スポーツクラブ協会 http://www.jsca21.or.jp/
公益財団法人日本体育施設協会 https://www9.jp-taiikushisetsu.jp/
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
講義の理解度を高めるため、講義に関連するビデオ鑑賞がある。
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html