授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51527:[2025 春セメスター]プログラム特殊講義(事業継承概論) (B) 2025 春セメスター 火2 経営学部 久保田 典男 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC130講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義は、高度な専門性を学ぶための特別教育プログラムであるインテンシブプログラムのうちのひとつである産官学連携事業継承教育プログラムの授業科目です。
 事業継承とは「会社の経営を後継経営者に引き継ぐこと」ですが、事業継承を円滑に行うためには、企業の経営課題や企業の歴史を把握したうえで、先代経営者が引継ぎの前に経営改善を行ったり、後継経営者が事業継承を契機に引き継いだ事業を更に発展させる「第二創業」を行ったりすることが重要となります。このように事業継承は、企業(本講義では中小企業を主たる対象とします)の経営を深く理解するうえでの重要なポイントを多く含んでいます。
 以上を踏まえ、本講義では、大きく2つのことを学びます。
 第一に、中小企業の事業継承に関する基礎的な知識についてとくに経営の承継に着目しつつ、データや企業事例などを取り上げつつ解説することを通して、事業継承の意味を理解するとともに、どのようにすれば中小企業の事業継承が円滑に推進できるかを考えます。
 第二に、企業分析及び経営計画策定の手法を学ぶことを通して、後継経営者(または後継経営者の支援者)の視点から、事業継承を契機とした第二創業を遂行するための経営計画を作成することで、事業継承(またはその支援)をするために必要な能力を身に着けます。
 
 第1回を除く全授業回において、講義形式での対面授業を実施します(詳しくは授業実施形態参照)。
 小レポートについては、講義時間を用いて解説を行います。

受講生の到達目標

・中小企業の事業継承に関する基礎的な知識について自己の言葉で説明できる。
・企業分析の手法を用いて第二創業に向けた経営計画を策定できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

企業と経営

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション~事業継承の重要性

授業の進め方・評価方法・学習の仕方などの説明、事業継承の重要性の解説

※メディアを利用した授業(ライブ配信型)を実施
URLはmanaba+Rにて告知します。
【+R授業】詳細はmanaba+R を参照
休廃業・解散、経営者の高齢化、後継者難

2

事業継承とはどのようなものか

親族内承継、役員・従業員承継、社外への引継ぎ(M&A等)、経営の承継、資産の承継、知的資産の承継

3

事業継承の進め方 

準備の必要性の認識、経営状況・経営課題の把握(見える化)、磨き上げ、事業承継計画

4

事業継承の課題 

後継者の教育、関係者の理解、後継者の確保

5

第二創業に向けた経営計画策定①:経営理念の確立

第二創業、中期経営計画、経営理念、経営ビジョン、行動指針

6

第二創業に向けた経営計画策定②:事業の方向性の決定

外部環境分析、内部環境分析、SWOT分析、事業ドメイン

7

第二創業に向けた経営計画策定③:マーケティング計画とマネジメント計画

マーケティング・ミックス、採用、配置、評価・報酬、能力開発

8

第二創業に向けた経営計画策定④:財務計画と財務管理

損益計算書、貸借対照表、経営分析

9

後継経営者による能力形成に必要な要素 

社外経験、事業継承前の新たなプロジェクト遂行

10

後継者の能力形成と先代経営者

先代経営者、準備期間、環境整備

11

後継経営者による組織マネジメント 

リーダーシップ、従業員の育成、社内外とのコミュニケーション

12

地域金融機関等における事業承継支援  

後継者育成塾、M&A・事業再生支援

13

専門支援機関等による事業承継支援

事業承継・引継ぎ支援センター、後継者人材バンク

14

事業継承概論総括

講義のまとめ

授業実施形態

第1回を除く全授業回において、対面での授業を実施します。

第 1 回については、受講登録者数が定まっておらず、教室内が密集する可能性があるため、
メディアを利用した授業(ライブ配信型)を実施します。

担当者の出張や体調不良等により、授業スケジュールの記載とは異なり、メディアを活用した授業回が生じる可能性があります。その場合は、manaba+R を活用して事前にアナウンスを行います。

授業外学習の指示

・日頃からニュース、新聞、雑誌、書籍などを通して、中小企業及び中小企業の事業継承に関する情報に関心を持っておくこと

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・小レポート(2回程度予定)40%
・レポート(1回:第二創業に向けた経営計画)60%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

立命館大学事業継承塾の諸活動(後継経営者による講演会など)への積極的な参加を推奨します。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定しません。各授業に際しA42枚程度のレジュメを利用します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
老舗学の教科書 前川洋一郎・末包厚喜編 同友館 9784496047602
小さな会社の経営革新、7つの成功法則 久保田章市 角川マガジンズ 9784047315914

参考書(使用頻度、その他補足)

参考書は講義内ではとくに使用しませんが、レジュメの内容をより理解するために役立ちます。その他、講義の中で適宜紹介します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

・授業に関する連絡はmanaba+を通じて行います。
・担当者の実務経験について
 本授業の担当者は日本政策金融公庫(旧・中小企業金融公庫)にて15年間の中小企業への長期資金の融資・審査や中小企業研究に従事した実務経験を有しています。本科目では、そこから得られた知見を授業内容に反映させています。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/