授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
18009:全学インターンシップ (GS) 2019 通年 法学部,経済学部,経営学部,産業社会学部,国際関係学部,政策科学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 秋吉 恵、宮下 聖史、山口 洋典 2

キャンパス

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授業施設

施設なし/施設なし/施設なし/施設なし

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 グローバル化、テクノロジーの発展、人口構成の変化と長寿化、エネルギーと環境問題など、個人、家族、社会、様々なレベルで大きな変化が起こり、それに伴い社会への関わり、働き方も大きく変わりつつあります。そこで、「全学インターンシップ」では、サービスラーニングセンターとキャリア教育センターとの連携・協力のもとで、特にNGO・NPOなど、社会問題の解決に取り組む団体へのインターンシップの機会を提供します。
 サービスラーニングセンターによる「全学インターンシップ」では、自由で創造的な未来を築くためにはにはどのような社会へのかかわりが求められていくのか、社会問題解決に向けたイノベーションを実践するNGO・NPOでの活動を通して、「組織人」としてではなく「社会人」「地球人」としての社会の関わり、働き方を考えます。日ごろ学んでいる「専攻学問(あるいは、興味や関心をもっている学問領域)」が社会でどのように役立っているのか、その社会的な役割や意義を理解するとともに、学ぶ楽しさや面白さの気づきを、「幅広い業種での職場体験」を通じて検証します。
 授業は、事前研修、年間最低36時間、標準42時間の集中したインターン先での活動、中間・事後振り返りの一連の過程を通じ、サービスラーニングの手法を用いて、授業を進めます。仕事と暮らし、教養と専門をつなぐ学びを導き、将来のライフキャリアを考えるきっかけにしてください。なお、インターンシップ活動は、原則として、授業のない夏季休業中に実施されます。

※インターンシップ先、授業日などこの科目の詳細は受講ガイドを確認してください。
 http://www.ritsumei.ac.jp/slc/curriculum/detail/internship.html/
※この授業は選考科目です(エントリー期間:4月11日(木)10:00~4月22日(月)11:00)
 エントリー用HPアドレス→ http://www.ritsumei.ac.jp/slc/
 受講許可発表4月26日(金)13:00 サービスラーニングセンター窓口(有心館1階)・HPにて

以下の日程でオリエンテーションを行います。できるだけ出席してください。授業内容は各回ともすべて同じです。

衣笠:4月12日(金)6限
   4月18日(木)6限
BKC:4月 9日(火)6限
   4月17日(水)6限
OIC: 4月10日(水)6限
   4月16日(火)6限

受講生の到達目標

(1)NPOが取り組む社会問題を知り、大学での学習・研究との関連を考え、専攻学問での課題を発見する。
(2)自分自身の将来の職業や生活を見据えてキャリアを考えることで、ライフデザインのきっかけを得る。
(3)地域社会の問題を主体的に捉え、それに向けての解決を目指し、行動できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

地域参加学習入門、現代社会のフィールドワーク

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

プレセミナー1:グローバル化で求められる社会への関わり 
5月12日(日)1限

鳥の目(俯瞰)と虫の目(凝視)

2

プレセミナー2:社会とボランティア、NGO・NPO 
5月12日(日)2限

セクター(領域)とパートナーシップ(関係構築)

3〜4

マッチング相談会 
6月1日(土)1、2限

受講生と受入団体の対面により、インターンシップ先を決定する

5

プレセミナー3:社会と大学を結ぶプロセスデザインと活動のマッチング 
6月22日(土) 1限

目的(達成すべき学びの確認)と目標(果たすべき役割の確認)

6

プレセミナー4:地域に入る上での気づきの準備  
6月22日(土) 2限

問いと記録

7〜8

インターンシップ(前半):知る・見る・わかる

(1)社会問題の発見、(2)自覚と責任、(3)専門性の確立

9

中間振り返り:立ち止まる・見つめ直す 
8月22日(木) 1限

(1)目標の再設定、(2)悩みや苦しみへの共感(compassion)

10〜11

インターンシップ(後半):支える・企てる・担う

(1)チームワーク、(2)意志と意味、(3)ロールモデル

12〜13

アフターセミナー1・2:グループワークを通じた共有体験からの共通言語化 
11月2日(土)3,4限

(1)達成感と不全感、(2)自己評価と相互評価、(3)次の一手、(4)プレゼントとしてのプレゼンテーション

14〜15

活動報告会:インタラクティブプレゼンテーション(ポスターセッション 40分×3セッション)11月23日(土)3,4限

(1)インターン活動で誰と共に誰に対して何をどこまで取り組んだのか?、(2)インターンが現場に関わることで現場の何が変わったか?、(2)設定した目標はどれくらい達成できたか?、(4)全体で得た学びは個々の受講生がどのように活かせるか?

授業実施形態

授業外学習の指示

インターンシップは「就業体験」とも言われるように、現場では業務に従事します。そのため、日々の記録が極めて重要である。そのため、平常点評価の素材の中心として、インターシップにおける業務記録を特に重視します。なお、記録の付け方については、オリエンテーション及びプレセミナー3で、詳しく説明します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

この科目はP/F評価です。

日常点(イントロダクション、プレセミナー、中間振り返り、アフターセミナー、活動報告会への出席状況、実習成果)、インターンシップにおける業務記録、最終レポート、その他受け入れ団体担当者による評価等から、総合的に判断する。

成績評価方法(備考)

この科目では、授業の一環にインターンシップを組み込んだ授業としているため、受講生がインターン先を指定することはできません。そのため、インターン先はサービスラーニングセンター事務局スタッフの支援のもと、担当教員と受入先と受講生によるマッチング(相互調整・協議・すりあわせ)を経て決定します。なお、マッチングにあたっては、本科目で設定された到達目標に対して、インターンシップがどのような経験知をもたらすことによって個々の関心が深められるかを重視します。

受講および研究に関するアドバイス

企業と違って、NPO・NGOでインターンするということはどういうことか、そもそもNGO・NPOで「働く」という選択肢はありうるのか、疑問に思う場合もあるでしょう。しかし、世の中には多様な働き方、そして生き方、また死に方があります。少なくとも、この授業でのインターンを通じて携わる現場では、それぞれが世の中に根差す複雑な問題を自分事として捉え、その解決に向けて行動する人々との出会いから気づきと学びを得ることになるでしょう。例えば、誰もが問題解決の担い手になることができるということは、米国の起業家、デレク・シヴァーズ氏による「社会運動はどうやって起こすか」 http://www.ted.com/talks/lang/ja/derek_sivers_how_to_start_a_movement.html が教えてくれます。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定しません。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
はじめてのNPO論:一緒に役割を考えよう 澤村明・田中敬文・黒田 かをり・西出優子 有斐閣 9784641150416
よくわかるNPO・ボランティア 川口清史・新川達郎・田尾雅夫編 ミネルヴァ書房 9784623040988
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉 リンダ・グラットン プレジデント社 9784833420167
ハーバードケネディスクールからのメッセージ 池田洋一郎 英治出版 9784862760470
ボランティアの知:実践としてのボランティア研究 渥美公秀 大阪大学出版会 9784872591019

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

立命館大学サービスラーニングセンターホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/slc/
google http://www.google.co.jp

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

場合によってはFacebook等を用いることがあります。

学研災付帯賠償責任保険(210円/実費)の加入が必要です。