授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
11176:地域文化コンテンツ創造論(W) 2024 春セメスター 月2 映像学部 山口 記弘 2

キャンパス

衣笠

授業施設

充光館JK001号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 京都は古くて新しい文化産業都市である。日本の映像コンテンツ産業の嚆矢である映画産業は、戦前の京都で大きく発展し、撮影所が林立した太秦は日本のハリウッドと称された。また、京都では黎明期からアニメ産業が栄え、現在ではゲーム産業の一大中心地ともなった。本授業においては、日本文化の歴史を有する京都にて、コンテンツ産業の継承、育成のために文化庁、京都府、京都市、NPO、企業などが実施している取り組みを学ぶ。地元京都のコンテンツ文化産業の特性や抱える課題を知り、その継承発展のために自分たちに何ができるかを考える。

【授業の方法】
 講義形式で授業を行う。授業後、毎回レポートを提出する。

 京都の地域コンテンツ創造に関係するゲストをスピーカーとしてお招きする。(2回程度)

受講生の到達目標

①地域文化コンテンツに関わる取り組み事例の現状と課題を把握することができる。
②地域における文化コンテンツの利活用の方策を構想するための基礎的な知識を身に着けることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1.4月8日

京都の近代化と映画産業の発展

電力会社京都電燈社長大澤善助が京都の映画産業発展に果たした役割、京都の映画産業発展の理由を理解する。

2.4月15日

京都の伝統産業及び芸能文化の歴史

京都の映画産業のベースとなった伝統産業及び文化、その歴史的背景を知る。
秦氏が伝えた産業と文化を知り、京都の映画産業の特性を学ぶ。

3.4月22日

京都の「撮影所」における様々な技術、関係する京都の産業

俳優関連技術(衣裳、かつら、メイク、演技、殺陣、所作、邦楽、舞踊等)
美術関連技術(デザイン、大工、出道具、持道具、背景、塗装、表具、造園等)
撮影関連技術(撮影、照明、特機等)
制作関連技術(企画、進行、演出等)の各仕事内容と産業との関係を紹介する。

4.4月29日

東映京都撮影所誕生の歴史と日本映画全盛期

京都の映画作りの伝統を色濃く伝える東映京都撮影所の歴史とその背景を知る。日本における映画産業の発展に京都の撮影所が果たした役割を学ぶ。

5.5月13日

「映画村と映画村図書室」歴史と役割

映画村誕生の背景とその役割、映画村、映画資料収集の歴史と再開の経緯、映画村及び映画村図書室のこれからの役割を学ぶ。

6.5月20日

「マンガ」「アニメ」制作の歴史と京都①

日本の誇る「マンガ」と「アニメ」の源流をたどり、その特性を知る。日本最古のマンガと呼ばれる『鳥獣戯画』が京都で誕生した歴史的背景とその後の発展を学ぶ。日本でのアニメ誕生と映画産業のつながりを学習する。

7.5月27日

「マンガ」「アニメ」制作の歴史と京都②

日本の誇る「マンガ」と「アニメ」の源流をたどり、その特性を知る。日本最古のマンガと呼ばれる『鳥獣戯画』が京都で誕生した歴史的背景とその後の発展を学ぶ。日本でのアニメ誕生と映画産業のつながりを学習する。

8.6月3日

「マンガ」「アニメ」制作の歴史と京都③

日本の誇る「マンガ」と「アニメ」の源流をたどり、その特性を知る。日本最古のマンガと呼ばれる『鳥獣戯画』が京都で誕生した歴史的背景とその後の発展を学ぶ。日本でのアニメ誕生と映画産業のつながりを学習する。

9.6月10日

日本における「ゲーム」の歴史と京都 前編

日本における遊び及びゲームの歴史を知り、京都のゲーム産業が生まれた背景を学ぶ。

10.6月17日

日本における「ゲーム」の歴史と京都 後編

日本における遊び及びゲームの歴史を知り、京都のゲーム産業が生まれた背景を学ぶ

11.6月24日

太秦の産官学連携から誕生した「太秦メディアパーク構想」と映画村リニューアル

京都府と太秦地区のコンテンツ産業各社が長年にわたり検討を続けて来た「太秦メディアパーク構想」。それをベースにした東映京都地区のリニューアルがこれから始まる。構想と産官学連携の歴史及び太秦地区のこれからを理解する。

12.7月1日

「京都府」「京都市」「文化庁」『世界各国』のコンテンツ産業・文化・観光振興事業

「京都府」「京都市」が行っているコンテンツ産業・文化振興政策の取り組み(京都府:京都ヒストリカ国際映画祭、京都等フィルムメーカーズラボ、京都映画企画市、太秦上洛まつり、時代劇制作技術の無形文化遺産登録に向けての研究等・京都市:京都国際映画祭、京都映画賞、京まふ、京都国際マンガミュージアム運営等),「文化庁」が行っているコンテンツ産業・文化振興政策の現在の取り組み(アーカイブ中核拠点形成モデル事業、観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業「ニッポン・シネマレトロ・キョウト」、日本博等)、世界各国の支援制度の現状を学ぶ。

13.7月8日

京都と世界の「映画祭」

映画祭の持つ役割と京都の映画祭の現状とこれからを「京都ヒストリカ国際映画祭」のディレクターをゲストスピーカーに招いて学ぶ。

14.7月15日

「博物館」の定義・役割と京都の現在

「博物館」の定義と役割を知る。また、京都の「博物館」の現在について理解を深める。

15.7月20日

地域文化コンテンツによる経済活動促進
「映画の町太秦]エコミュージアム試案

コンテンツツーリズムなど地域文化を利活用した経済活動の事例を紹介するとともにこれまでの授業を踏まえ、京都の文化コンテンツを活用した新たな観光ビジネス構想を考える。

授業実施形態

教室にて対面授業(原則)

授業外学習の指示

授業に出た文化施策、会社、人物、出来事をWebや文献を通じて確認する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

(A) 授業レポート:授業で知り得た知識、理解できたこと、思うことなどを次回授業までに毎回提出(75%)
(B) 期末レポート:これまでの授業を踏まえ、京都の文化コンテンツから新たなビジネスやイベントを考えレポートにまとめる。 (25%)

成績評価方法(備考)

(A)の目的
 授業の理解を深め、まとめる力、思考能力、文章力を育成する。
(A)の評価基準
 到達目標である「①地域文化コンテンツに関わる取り組み事例の現状と課題を把握することができる。②地域における文化コンテンツの利活用の方策を構想するための基礎的な知識を身に着けることができる。」授業の理解度及び文章力を毎回の授業レポート内容から確認し、5段階で評価する。各回内容に応じ5点×15回の75点をつける。未提出は0点(75%)
(B)の目的
 これまでの授業を総括し、新たな事業アイデアを考える力を育てる。
(B)の評価方法
 到達目標である「①地域文化コンテンツに関わる取り組み事例の現状と課題を把握することができる。②地域における文化コンテンツの利活用の方策を構想するための基礎的な知識を身に着けることができる。」を前提に考えたレポート内容から、理解度、情報分析力、思考力、発想力、意欲を表現する文章力などを見て25点満点にて評価する。 (25%)

 授業への出席は大前提として毎回の授業レポート及び期末レポートの内容で成績を決定する。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

これまで、映画会社東映の事業部門でイベントの企画営業運営実務に携わった後、京都撮影所および東映太秦映画村にて東映の映画部門、テレビ部門をはじめ、様々な企業や公的機関との連携事業を開発してきた。映画村では社長に就任し、企業経営も担当した。現在も京福電鉄の社外取締役、映画村相談役、東映経営戦略部フェローとして、企業経営に参画している。また、映画村図書室にて映画資料のアーカイブ化や公開を行い、映画産業の研究を行ってきた。授業ではこれらの実務経験や研究成果、映画村の映画資料を活用した講義を行う。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html