| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 30833:[2025 春セメスター]現代社会とボランティア (G1) | 2025 | 春セメスター | 水4 | 経済学部,食マネジメント学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 | 高橋 結 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
阪神・淡路大震災の際、全国から多くの人たちが現地に駆けつけたことで、1995年は「ボランティア元年」と言われました。それまでボランティアは、キリスト教主義に基づく博愛(philanthropy)や慈善(charity)の精神などと関連づけられ、時間やお金にゆとりのある人がする、という捉え方がなされることがありました。ボランティアの日本語訳の一つとして篤志家という言葉が使われてきたことも無関係ではないでしょう。
しかし、それ以前に、例えば文部省(当時)は1992年に「今後の社会の動向に対応した生涯学習の振興方策」において「ボランティア活動は、個人の自由意志に基づき、その技能や時間等を進んで提供し、社会に貢献すること」とした上で、「自己開発、自己実現につながる」「学習の成果を活かし、深める実践としてボランティア活動がある」と示しています。
あれから25年あまり、超少子高齢化と高度情報化の社会において、よりよい未来を拓くために高い倫理観を携えた模範的な行動、すなわちボランタリーな活動の展開が一層重要になってきました。とりわけ人口減少社会においては、AIで代替可能な社会サービスは何か、転じて人間にこそ求められる役割は何か、存在価値の追求が欠かせないためです。そこで、本科目では、授業時間期間内でのボランティア活動の体験と、その体験の言語化を通して、模範的な市民としての知識と能力と態度を習得します。それにより、他者と連携・協働しながら、社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担うための力を養います。
【方法】
授業内外での活動を伴う講義形式。
授業の中でボランティア活動に取り組み、その体験を言語化して受講生同士で共有します。
受講生同士の意見交換の場として、教室でのグループワークやmanaba+R掲示板を活用します。受講生から提出された課題に対するフィードバックを、次回授業の冒頭で行います。
※本科目は抽選科目となっているので、各学部の「履修・登録の手引き」の受講登録についてのページの案内に従って登録すること。
受講生の到達目標
2.異なる価値観を重視し対話的なコミュニケーションの環境を想像できるようになる。
3.社会的な課題の只中にいる当事者の立場を認識し主体的に尊重できるようになる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | ボランティアはどう語られてきたかを知る |
ボランティアを巡る議論や大学生の傾向など |
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| 2 | 私のボランティア観を語る |
受講生間でボランティアをテーマにしたグループワークを行う |
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| 3 | 多様な取り組みを知り、取り組む課題を選ぶ |
本講義で扱うボランティア活動が取り組まれている社会背景、課題を学ぶ |
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| 4-5 | フィールドワーク |
地域団体による取り組みを知る |
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| 6 | フィールドワークのふりかえり、ボランティアを支える取り組みについて |
フィールドワークで見た活動についてのふりかえりを行う。
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| 7-9 | ボランティア活動の実践 |
選択した活動の実践 |
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| 10 | ボランティア体験で感じたことを言語化する。 |
What(なんだったのか)を問う。できたことを謙虚に・できなかったことに誠実になる |
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| 11-12 | ボランティア活動を通じた自分の変化を言語化する |
So What(だからなに?)を言葉にする。
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| 13 | プレゼンテーション:気づきを共有する |
他者だけの気づきと出会いそれを認める。他者の気づきから自分を深く理解する。 |
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| 14 | まとめ できること、続けることを考える |
Now What(これからどうする?)を突き詰める。活動を通じて得られた、自分ができると思ったこと、これから挑戦したいことを考える。 |
授業実施形態
授業外学習の指示
本科目の履修中は、ボランティア関連プログラムへの参加場面にとどまらず、日々の学習・生活・活動を積極的にメモすることを身につけ、省察(reflection)の習慣が身につくよう努めてください。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 小課題(授業内で提示) 10%,
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
地域・社会の活動にあたっては、立命館大学サービスラーニングセンターを積極的に活用してください。
なお、授業に関連づけた学内外での活動においては、不慮の事故等での傷害に対して「学生教育研究災害傷害保険(略称「学研災」)」によって、損害賠償責任によって損害を被った場合には「学研災付帯賠償責任保険(略称「学研賠」)」によって補償される環境が整えられています。
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| なし |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ボランティアコーディネーション力 第2版:市民の社会参加を支えるチカラ | 早瀬昇・筒井のり子 | 中央法規出版 | 4805854936 | |
| はじめてのファシリテーション:実践者が語る手法と事例 | 鈴木康久・嘉村賢州・谷口知弘 | 昭和堂 | 4812219035 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
本講義の担当者はNPO法人せんだい・みやぎNPOセンターにて、NPO、復興まちづくり、起業創業等の支援事業に従事したのち、東日本大震災の被災地に立地する国公立大学2校(宮城大学、東北大学)にて地域課題解決型の教育を展開してきました。本科目では、そこから得られた知見を授業内容に反映させています。
【実務経験と授業の関連性】
本科目では、NPOでの団体支援の経験や財団系インターンシップの受入担当の実務経験、被災地の2大学で地域とともに課題解決型演習(PBL)を担当してきた経験を踏まえ、地域と協働した教育プログラムに関する知見、具体的には、「サービスラーニング」や「コミュニティ・ベースド・ラーニング(CBL)」の枠組みに基づく課題設定型授業の設計や授業内容を地域活動の現場に接続するためのファシリテーションなどを授業内容に反映させている。
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/