授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14210:[2025 秋セメスター]展開演習(JM) 2025 秋セメスター 水5 法学部 大西 祥世 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS303号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

この授業は、憲法第13条、第14条、第24条、第44条を中心に、具体的には、ジェンダー平等、家族・結婚といったテーマを扱います。憲法Ⅰ・Ⅱの講義によってすでに得られているはずの知識を自ら引き出して論じることを通じて、憲法についての基本的な論点を理解し、定着させ、さらに発展的に考察することを目的とします。
受講者は、受講者どうしおよび教員との双方向のやりとりを通じて、プレゼンテーション、ディスカッション、ライティングの基礎的なトレーニングを行います。受講者は判例百選や基本書を読んで報告の準備や予習に取り組んだ上で授業に出席することが求められます。また、ほぼ毎回、ワークシートを用いて授業中に扱った課題についての短い論述練習を行い、文章の基礎的な書き方を練習します。翌週の授業冒頭で前回の簡単なふりかえりを行い、論点のさらなる定着を促します。
なお、この講義は、対面授業の方法により実施されます。

受講生の到達目標

(1)知識、理解
 ○ 判例百選や基本書を参考にして、与えられた事案の中から、憲法についての基本的な論点を的確に発見することができる。 
(2)思考、判断
 ○ とくにジェンダー平等に関する憲法の基本的な論点を、定着させることができる。
(3)関心、意欲
 ○ とくにジェンダー平等に関する憲法の基本的な論点を、判例や学説を用いて説明することができる。
(4)技能、表現
 ○ とくにジェンダー平等に関する憲法の基本的な論点について、裁判で扱う課題と、立法や政策で扱う課題のちがいを説明することができる。また、判例や学説を用いて説明するとともに批判的に思考し、今日の社会の課題に照らして自ら考察する態度を持つことができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

憲法Ⅰ・憲法Ⅱ(同時でOK)

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ジェンダー平等に関する憲法の論点のふりかえり

憲法Ⅰ、とくにジェンダー平等に関する憲法の論点のふりかえり、予習・復習のTips
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2~7

事案に基づく検討(1)

遺族補償年金の受給資格、入会権資格、子どもの国籍取得、婚外子相続差別、女性の待婚期間、夫婦同氏制

8

中間まとめ:立法権、行政権、司法権

人権の「裁判的保障」と「政治的保障」のちがい

9~12

事案に基づく検討(2)

性別の取扱いの変更要件、性自認と職場でのトイレ利用、性自認と「親になる」、旧優生保護法に基づく強制不妊手術

13

今日の立法的課題

ポジティブ・アクション、ジェンダー平等を推進する法・政策

14

到達度の確認

60分間の到達度検証テスト、解説

授業実施形態

原則として、教室で対面形式で実施します。

授業外学習の指示

○毎回、予習課題に取り組んだ上で出席してください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業への積極的な取り組みを求め、到達度検証テストを実施します。これらを総合的に評価します。
○授業への取り組み(60%):予習・課題への取り組みなどを含む授業への参加状況、演習時間中の質疑応答・議論、提出物を評価します。
○到達度検証テスト(40%)

成績評価方法(備考)

○ 出席が3分の2に満たない場合は、成績評価の対象としません。また、10分以上の遅刻および早退は、出席回数として数えません。
○ 予習を前提とした双方向の授業を行います。予習および各回の授業中に学修した成果は、授業時間内のワークシートによるふりかえり(論述練習)により、受講者の論点の定着を促します。
○ 「到達度検証テスト」は、毎回のふりかえりの「再復習」のイメージです。詳しくは、第1回目の演習にて説明します。

受講および研究に関するアドバイス

○ シラバスの通り進行しない場合は、適宜調整します。
○ ふりかえりのワークシートは、「法政展開」の学生の、書く練習をする機会になると思います。文章を書く人が得意な人もそうでない人も、将来について公務員、法曹、民間企業、NGOなどいろいろな選択肢があると思いますが、論述の「基礎体力」は必要となりますので、それぞれ積極的に取り組んでください。
○ 予習なしで受講した場合は、内容を十分に理解できないだけでなく、授業の進行を阻害し、他の受講者の迷惑となります。私語を含む他の受講者への迷惑行為が続く場合は、退出を求めます。
○ 今日の社会におけるさまざまな課題を検討するこの演習での学修をベースに、憲法学およびそれ以外の法律学の分野にも関心を広げ、専門演習や将来のキャリア形成の参考にしてください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用しません。コンパクト版の六法、各自で持っている憲法の基本書や判例集を持参してください。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
憲法演習サブノート210問 宍戸常寿、曽我部真裕編 弘文堂
憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ〔第8版〕 長谷部恭男ほか 有斐閣
基本的人権の事件簿〔第7版〕 棟居快行ほか 有斐閣
ジェンダー視点で読み解く重要判例40 ジェンダー法学会 日本加除出版
法を学ぶ人のための文章作法〔第2版〕 井田良ほか 有斐閣

参考書(使用頻度、その他補足)

その他の参考文献は、授業中に適宜指示します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

私語等は他の受講者への迷惑行為です。講義に参加する意思がないとみなし、退出を求めます。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/