授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14294:[2025 秋セメスター]近代政治思想史(JA) 2025 秋セメスター 月3 法学部 山本 圭 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

中世と現代に挟まれた「近代」とはいかなる時代でしょうか? 近代は私たちの時代の基盤となる重要な思想がいくつも生まれた時代です。本講義では、近代の政治思想家がどのような時代を生きたのか、また時代との格闘を通じてどのような思想を編み出してきたのかについて考えます。政治思想の基礎知識を習得することは、現代社会のさまざまな問題に向き合うための、心強い「思考の羅針盤」となるはずです。なお、フィードバックにかんしては、提出課題に対して全体講評を行う予定です。

受講生の到達目標

(1) 近代の代表的な政治思想家にかんする基礎的知識の習得。
(2) 近代の政治思想が、現代にどのようにして結び付いているかを理解すること。
(3) 理論・概念を用いた抽象的な思考に慣れる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション
「近代政治思想史を学ぶ意義とは?」

学習方法/試験の方法/成績評価などのガイダンス

【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

2

近代以前の政治思想
「近代政治思想への助走」

古代ギリシャとローマ

3

マキャヴェッリの政治思想(Niccolo Machiavelli, 1469-1527)
「君主制か、それとも共和制か?」

漫画『チェーザレ』の時代/『君主論』/『ディスコルシ』

4

宗教改革と主権論
「誰が救われ、救われないかはあらかじめ神に決められている…」

ルター/カルヴァン/ボダン

5

ホッブズの政治思想(Thomas Hobbes, 1588-1679)
「人生は、孤独で、貧しく、卑劣で、残酷で、短い…」

イングランド内乱/『リヴァイアサン』の図像学/万人の万人に対する戦争

6

ロックの政治思想(John Locke, 1632-1704)
「アピール・トュー・ヘヴン」(天に訴える)

「白紙〔タブラ・ラサ〕」とイギリス経験論/不可侵なるプロパティ(所有権)とリベラリズム(自由主義)/抵抗権と革命権

7

モンテスキュー(Charles-Louis de Montesquieu, 1689-1755)
「絶対主義の批判者・イングランドの発見者」

三政体論/権力分立/商業と平和

8

啓蒙をめぐる政治思想
「あえて賢くあれ!」

スコットランド啓蒙/スミスと神の見えざる手/ヒュームと情念

9

ルソーの政治思想(Jean-Jacques Rousseau, 1712-1778)
「イギリスの人民は自由だと思っているが、それは選挙する間だけのことだ」

『人間不平等起源論』/『社会契約論』/一般意志の両義性

10

カントの政治思想(Immanuel Kant 1724-1804)
「ケーニヒスベルクの引き篭もり」

カントに政治思想はあるか?/政治と社交/永遠平和の構想

11

二つの革命
「徳なき恐怖は忌まわしく、恐怖なき徳は無力である」

米仏の革命/『ザ・フェデラリスト』/アレント『革命について』

12

保守主義とは何か?
「フランス革命に抗して」

エドマンド・バークと『フランス革命の省察』/ブリストル演説と代表制/現代の保守主義、とりわけ米国における保守革命について

13

社会主義とは何か?
「哲学者は、世界をただいろいろに解釈しただけである。しかし、大事なことは、それを変革することである」

空想的社会主義/マルクス/新自由主義と現代

14

自由主義(リベラリズム)とは何か?
「自由はどこまで認められる?」

トクヴィルが見たアメリカ、ジョン・スチュアート・ミル、現代リベラリズムについて

授業実施形態

原則として教室で対面形式で実施する。

授業外学習の指示

講義ごとにトピックにかんする文献を紹介するので、興味をもったものから手に取ってみてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

小テスト等を複数回実施する。詳しくは講義内で指示する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

受講生の学習状況や関心に合わせて予定は変更する場合があります。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
よくわかる政治思想 野口・山本・高山(編) ミネルヴァ書房

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
現代民主主義ーー指導者論から熟議、ポピュリズムまで 山本圭 中公新書
嫉妬論 山本圭 光文社

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/