授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|
12785:東洋史資料講読(LA) | 2021 | 春セメスター | 月4 | 文学部 | 鷹取 祐司 | 2 |
キャンパス
衣笠
授業施設
啓明館KM302号教室
授業で利用する言語
日本語
授業の概要と方法
史料講読の演習授業である。テキストに唐・杜佑『通典』(中華書局標点本)を用い、授業では受講生による訓読・注釈・現代語訳の作成を中心に、適宜、授業担当者が内容について解説を加える。杜佑『通典』は、上古より杜佑が生きた唐・天宝年間に至る歴代王朝の諸制度を、食貨・選挙・職官・礼・楽・兵・刑法・州郡・辺防の八門に分類して通史的に叙述したもので、授業では官吏登用制度について記す選挙典(巻13〜18)を読む。史料読解能力の獲得だけでなく、『通典』選挙典を読むことで官吏登用制度という観点からの中国史理解も目指したい。
《授業の進め方》
1.初回授業で、受講生それぞれの担当箇所を決める。
2.各受講生は担当箇所について、①原文、②書き下し文、③現代語訳、④引用元記事、⑤注釈、をつけたレジュメを作成し、指定された期日迄に当該科目のmanaba+R>レポートに提出する。
3.提出されたレジュメは授業担当教員が印刷して、授業時に配布。
4.担当者はレジュメを使って担当部分を解説する。その後、担当教員が補足説明を行う。
5.学期末に、授業での読了部分(担当部分以外も)について、各回での担当教員の補足説明を踏まえて、各自でレジュメ改訂版を作成し提出する。
上記のような進め方を予定しているが、初回授業にて実施方法を受講生と相談することにしたい。
【授業方法】演習形式
【質問・課題等へのフィードバック方法】授業内
《授業の進め方》
1.初回授業で、受講生それぞれの担当箇所を決める。
2.各受講生は担当箇所について、①原文、②書き下し文、③現代語訳、④引用元記事、⑤注釈、をつけたレジュメを作成し、指定された期日迄に当該科目のmanaba+R>レポートに提出する。
3.提出されたレジュメは授業担当教員が印刷して、授業時に配布。
4.担当者はレジュメを使って担当部分を解説する。その後、担当教員が補足説明を行う。
5.学期末に、授業での読了部分(担当部分以外も)について、各回での担当教員の補足説明を踏まえて、各自でレジュメ改訂版を作成し提出する。
上記のような進め方を予定しているが、初回授業にて実施方法を受講生と相談することにしたい。
【授業方法】演習形式
【質問・課題等へのフィードバック方法】授業内
受講生の到達目標
・史料を正確に読解できる。
・史料に適切な注釈を付すことができる。
・中国史を官吏登用制度という観点から理解する。
・史料に適切な注釈を付すことができる。
・中国史を官吏登用制度という観点から理解する。
事前に履修しておくことが望まれる科目
東洋史概論Ⅰ・Ⅱ
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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キーワード・文献・補足事項等 | |
第1回 | 授業の進め方の説明、担当決め、『通典』解題 |
『通典』、杜祐、官吏登用制度 |
|
第2回 | 『通典』解題(続き) |
官吏登用制度 |
|
第3回〜第15回 | 『通典』選挙典輪読 |
授業実施形態
【BCPレベル1~2】
(対面授業)
対面授業で実施します。ただし、一部の授業回をWEB授業で実施することがあります。
【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。
(対面授業)
対面授業で実施します。ただし、一部の授業回をWEB授業で実施することがあります。
【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。
授業外学習の指示
この授業は予習無くして学習効果は上がらないし、また、文字通り訳すだけの予習でも無意味である。時間をかけて丁寧に調べることが肝要。その場しのぎの姿勢ではなく、腹を括って取り組んでもらいたい。
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
---|---|---|
定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 概ね以下の要領で評価する。
|
成績評価方法(備考)
無断欠席および正当な理由のない欠席が3回を超えた者には単位を付与しない。欠席する場合は授業担当者に必ず連絡すること。
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
講読テキストのプリントを授業において配布する。
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
『通典』選挙典で述べられている所の官吏登用制度のうち、隋での科挙開始以前のものについては、宮崎市定『九品官人法の研究』(同朋舎出版 1956 『宮崎市定全集』6 岩波書店 1992)が参考となるので、これを読んだ上で『通典』の読解に取り掛かるのがよいだろう。講読箇所に該当する漢代の選挙制度については、永田英正「漢代の選挙と官僚階級」(永田英正『漢代史研究』汲古書院 2018。単行本収録前の論文は「参考になるwebページ」にURLを引用)が具体的に検討しているので、『通典』講読の予習に際して非常に参考になる。必ず参照すること。 なお、『通典』選挙典は正史の記事との重複も多いので、「参考書」欄に挙げた正史の現代語訳(東洋史共同研究室に配架済)も適宜参照されたい。
参考になるwwwページ
永田英正「漢代の選挙と官僚階級」ダウンロードページ
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/66459
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/66459
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話
備考
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html