授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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13467:IR18‐EDJ201 国際公務セミナー(R) | 2020 | 春セメスター | 水4 | 国際関係学部 | 君島 東彦、西村 智朗、南野 泰義 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
この科目は、政治学、憲法学および国際法を専門とする教員が分担して担当し、学生によるグループでの報告とディスカッションを通じて、外交や安全保障だけでなく、人権、環境、食料、経済、エネルギーといった多様な課題について検討する。また、国際機関や中央政府だけでなく、地方自治体の取り組みについても対象に加える。
この科目を通じて、日本の中央及び地方の行政における現状と課題について理解できるようになる。評価は、形成的評価により行う。
受講生の到達目標
1. 国際機関ならびに国家および地方自治体の機能と役割について、深く理解することができる。
2. 国際機関ならびに国家および地方自治体における実務と課題について、自らの意見を持つことができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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キーワード・文献・補足事項等 | |
第1回(君島、南野、西村) | 授業の進め方の確認 |
第2回(西村) | 国際社会の規範と統治①(主権国家) |
国家の要件、主権、大国と小国 |
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第3回(西村) | 国際社会の規範と統治②(国際法の成立形式) |
国際条約、慣習国際法、国連総会決議 |
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第4回(西村) | 国際社会の規範と統治③(国際法と国内法) |
国際条約の国内実施 |
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第5回(西村) | 国際社会の規範と統治④(国際法の実施) |
国際裁判、国際司法裁判所(ICJ) |
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第6回(君島) | 芦部憲法を理解する(1) |
芦部信喜著/高橋和之補訂『憲法 第七版』「第1章 憲法と立憲主義」を精密に読んで理解する。 |
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第7回(君島) | 芦部憲法を理解する(2) |
芦部信喜著/高橋和之補訂『憲法 第七版』「第2章 日本憲法史」を精密に読んで理解する。 |
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第8回(君島) | 芦部憲法を理解する(3) |
芦部信喜著/高橋和之補訂『憲法 第七版』「第3章 国民主権の原理」を精密に読んで理解する。 |
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第9回(君島) | 芦部憲法を理解する(4) |
芦部信喜著/高橋和之補訂『憲法 第七版』「第5章 基本的人権の原理」を精密に読んで理解する。 |
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第10回(南野) | 現代日本の統治構造①(官僚内閣制) |
飯尾 潤『日本の統治構造』(中公新書) 第1章を精読し理解する。
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第11回(南野) | 現代日本の統治構造②(省庁代表制) |
飯尾 潤『日本の統治構造』(中公新書) 第2章を精読し理解する。
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第12回(南野) | 現代日本の統治構造③(政府・与党二元体制と政権交代なき政党政治) |
飯尾 潤『日本の統治構造』(中公新書) 第3章と第4章を精読し理解する。
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第13回(南野) | 現代日本の統治構造④(政党政治の限界と課題) |
飯尾 潤『日本の統治構造』(中公新書) 第5章と第6章または資料を精読し理解する。
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授業実施形態
授業外学習の指示
(2)毎回の報告に関する資料・文献を通読し、質問及びコメントを用意して授業に臨むこと。
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
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定期試験(筆記) | 0 | |
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 出席状況に加えて、受講生の到達目標(1)および(2)に対応して、担当する報告(レジュメを含む。)における論点整理や現状分析、および課題の追究について評価する。また担当しない報告における質疑や討議などの参加状況も授業貢献として評価の対象とする。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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ベーシック条約集2020 | 薬師寺公夫他編 | 東信堂 | ||
憲法 第七版 | 芦部信喜著/高橋和之補訂 | 岩波書店 | ||
日本の統治構造 | 飯尾 潤 | 中公新書 | 9784121019059 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html