授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13827:[2025 春セメスター](教)社会科・公民科授業法 (GD) § 13828:(教)社会科・公民科授業研究(GD) 2025 春セメスター 火3 法学部,産業社会学部,文学部,法学研究科,社会学研究科,文学研究科 辻 健司 2

キャンパス

衣笠

授業施設

興学館KO201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

授業の概要 社会科・公民科の授業構成論または授業研究として位置付け,社会科・公民科の授業構成論,授業の分析や授業開発方法,指導案の作成方法,情報通信技術の適切な活用法などの検討及 びその実践を通して,社会科・公民科の授業づくりや学習指導についての実践的力量の形成を目指す。本授業は,グループ単位(または個人単位)による教材開発,学習指導案の作成,模擬授 業実践という学生主体の演習形式で行う。

受講生の到達目標

1.社会科・公民科の目的と使命を自覚し、よりよい社会構築のための問題意識を持つ。
2.作成した学習指導案にもとづき模擬授業を行い、実践的な指導力を培う。
3.グループでの対話や模擬授業後の合評会を通して、授業づくりへの意欲とスキルを高める。
4.内外の社会的事象に関心を持ち、視野を広げ、自ら考え、見識を深めようとする。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション 自己紹介

授業の目的と計画を説明する
担当教員と受講生の自己紹介をする
「中立」「教師の世界観」のあり方を考える

2

社会科・公民科の目的と使命について 時事問題スピーチ

社会科・公民科は何のためにあるのか
世界や社会の現状と課題をどう捉えればよいのか
よりよい社会構築のためにどんな価値観や理念を持てばよいのか
時事問題を取り上げた3分間スピーチをする

3

教員採用試験の出題例をもとに授業を組み立てる  時事問題スピーチ

教員採用試験の直近の出題例をもとに、求められる授業の形態や教材の作り方、中心発問の設定や具体的な展開の仕方などについて、一人一人が考案し、グループで交流し、高い評価を得られる模擬授業を構想する
時事問題を取り上げた3分間スピーチをする

4

社会科・公民科は「暗記教科」でよいのか  時事問題スピーチ

入試合格をゴールとするような社会科・公民科の授業でよいのか
そもそも「学び」とはどういうものなのか、夜間中学校の授業を例に、教材の選び方、発問の仕方、共同した「学び」のあり方について検討する
時事問題を取り上げた3分間スピーチをする

5

授業作りのためのテクニックあれこれ(情報通信技術の活用を含む) 時事問題スピーチ

具体的で実践的な事物やテクニックを紹介する(教材、教具、ワークシート、板書、デジタルコンテンツやタブレットの使い方、使えるTV番組やNPOの情報、話術など)
指導案の書き方を説明する

6

憲法第1条をどう教えるか

教科書の記述をふまえ、生徒たちの関心・意欲を喚起しながら、現代日本の課題を考え、意見交流と討論をうながす探究的な学習のあり方を検討する
時事問題を取り上げた3分間スピーチをする

7

バナナで考える授業をどう作ればよいか

実践書『社会科=1本のバナナから』(大津和子著、国土社、1987年刊)を参考にした授業を紹介し、世界の大きな課題に迫る探究的な学習を検討する
今日的なアレンジを加え、さらに深みのある学びにするための視点と方法を考える

8

本学の「平和ミュージアム」を見学し、平和構築のあり方を考える

「平和ミュージアム」で授業して、感じた事・考えた事を交流する
ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ問題、東アジア情勢をふまえながら、現代の平和構築のあり方を考えさせる授業づくりについて検討する

9

税金・年金についての授業をどう作ればよいか

身近な暮らしや将来の人生設計を考える上で、税金や年金をめぐる制度や問題点の理解は生徒たちにとっても大切な問題である
授業のあり方をどう工夫すれば、身近で切実な問題として考えさせることになるか、検討する

10

リテラシー・エネルギー問題についての授業をどう作ればよいか

SNSの利便性と問題点を考える授業も、環境問題としてエネルギー問題を考える授業も、社会科的なアプローチが求められている
どういう教材・発問が工夫できて、どういう方向性の授業をすればよいのか検討する
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

11

模擬授業と合評会

模擬授業
討論(授業内容や学習指導案について) 辻からのコメント
評価カードへの記入

12

模擬授業と合評会

模擬授業
討論(授業内容や学習指導案について) 辻からのコメント
評価カードへの記入

13

模擬授業と合評会

模擬授業
討論(授業内容や学習指導案についての合評会) 辻からのコメント
評価カードへの記入

14

模擬授業の総括
社会科・公民科の授業づくりの課題

社会科・公民科の重要性について再確認する
教育実習を意義あるものにするためのポイントについて説明する
総括レポートを作成し、提出する

授業実施形態

対面授業を基本とします。
対面以外の実施形態をとる場合は、適宜指示します。

授業外学習の指示

社会科・公民科の効果的な教材の一つは、ニュースです。日々のニュースや社会事象に関心を持つと同時に、自分の意見を持ち、自分の社会認識や歴史観をきたえて下さい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

到達目標1~4に対応して以下のように評価します。
1回目~10回目の授業では、どういう学習ができたか、毎回コメントカードの提出を求めます。
模擬授業が始まると、授業に先立って学習指導案を作成してもらい、アドバイスします。その学習指導案とそれに基づく模擬授業を評価します。また模擬授業の後、合評会をしますが、その際の討論への参加姿勢も評価します。授業者は合評会をふまえて、自己評価カードA4版1枚作成してもらいます。生徒役として模擬授業をどう評価するかを記入する模擬授業評価カードA4版1枚への記入内容も評価します。
課題レポートと総括レポートも評価します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

私は40年余り京都市内の公立中学校で社会科を担当してきました。私学の中学校・高校での経験もあります。いまの中学生の様子や学校現場の実情もリアルにお伝えしながら、みなさんが教育実習で、あるいは現場の教員として活躍される際に、役立つように実践的なアドバイスを積極的にしていくようにします。同時に社会科・公民科の教員として、どういうふうに社会認識や教育理念を培っていけばよいのか、具体的な問題に即して共に考えていきたいと思います。なお、受講生の人数によって、上記シラバスを調整することがあります。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

授業の中で指示する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

中学校学習指導要領(平成29年告示 文部科学省) 高等学校学習指導要領(平成30年告示 文部科学省) 中学校学習指導要領解説 社会編(平成29年告示 文部科学省) 高等学校学習指導要領解説 公民編(平成30年告示 文部科学省)以上の4文献は授業の中で必要な箇所を提示する。その他にも授業の中で提示する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/