授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16836:IR18‐GJ217 特殊講義(地域研究科目)(RA) § 16837:IR-FR219 特殊講義(地域研究科目)(RA) 2024 秋セメスター 金1 国際関係学部 村上 司樹 2

キャンパス

衣笠

授業施設

洋洋館YY302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

ヨーロッパ(より正確には西欧)という地域を、その歴史から、さらに言えば日本とならべて見ていく講義です。もちろん、ここで言う歴史(的な学び)とは、年代や事件の単なる暗記ではない。本質的には、昔を知ることで今を知る。つまり異文化理解です(異文化理解≒自文化理解)。とはいえ、すぐにはピンとこないですよね。そこで序盤の授業で、まずこの点(=歴史は異文化理解ということ)について説明したうえで、中盤の授業から本論(=歴史から見た西欧論)に入ろうと思います。

受講生の到達目標

ヨーロッパの政治や文化を成り立たせている歴史について理解し、それを具体的・論理的に説明できるようにする。

事前に履修しておくことが望まれる科目

高校世界史の西洋史部分を、ひととおり読み返しておくだけで、ずいぶん違うと思う。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

歴史を(もしくは歴史的に)学ぶにあたって

事務的な説明(成績評価や提出物)/ 手で食べる文化は劣っている?/ 知らないうちは否定から入るな

2

歴史を(もしくは歴史的に)学ぶにあたって

なぜ昔は恋愛結婚がめずらしかったのか?/ 子供の半数が死んで当たり前の世界/ 戦争と出産は命がけ

3

歴史を(もしくは歴史的に)学ぶにあたって

政略結婚にも親心がないわけじゃない/ ほぼみんな自営業という世界/ 自宅は職場、家族はチーム

4

歴史を(もしくは歴史的に)学ぶにあたって

良くも悪くも結婚は仕事/ 恋愛結婚を許すのは「言語道断、残忍な親」/ Love is blind (恋は盲目)

5

歴史を(もしくは歴史的に)学ぶにあたって

「長靴をはいた猫」に見る男の夢/ まるでセルフ政略結婚/ 長い目で見なければ「幸」「不幸」は分からない

6

古代

ヨーロッパ(西欧)と日本は「遠くて近い」/ 接点がない前近代と急接近した近現代/ 共通点は「立ち位置」

7

古代

古代は前史/ どちらもユーラシアの片田舎(世界の辺境)だった/ その自覚が地名・国名にもあらわれて

8

古代

先進文明(中東・中国)に「追いついた」ように見えたが/ カロリング帝国と平安京/ 無理した背伸び

9

中世

中世は形成期/ 「無理した背伸び」が終わり「等身大の歩み」が始まる/ 主役は地方の武人領主たち

10

中世

民衆も武装していた/ 戦争は生活手段、自己実現の機会だった/ 城はヨーロッパと日本に固有の建物

11

中世

日常の延長で海外侵略/ いわゆる十字軍、いわゆる倭寇/ こちらの「活力」も、あちらから見れば「暴力」

12

中世

侵略と留学で海外を知る/ 宗教組織(教会、寺社)が、文明の建設的担い手/ シンクレティズム(習合現象)

13

近現代

近世は確立期/ 宗教熱のピークとクールダウン/ヨーロッパ貴族と日本武士のお行儀がよくなる

14

近現代

近代は成熟期/ 近代化(または2種類の革命)が世界をひっくり返した/ 輝きとうぬぼれの時代

15

近現代

そして現代は?/ 帝国を失って冷戦構造に組み込まれ/ 大統合に試行錯誤の欧州、孤独の道を行く日本

授業実施形態

本授業は全て対面で実施する。
教科書は使用しない。プリントを配布して(または manaba にアップロードして)授業を行う。

授業外学習の指示

授業後にプリントを読み返すこと、プリントのまだやっていない部分も読んでおくこと、知らないトピックがあれば高校の世界史教科書で復習すること(またはネットじゃなく参考文献で調べること)。まあ、要するにふつうの「予習・復習」なのだが、難なく単位を取る(かつ授業を楽しめる)人は自然にこういうことをすると思う。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業期間内のレポート(50%)、レスポンス・ペーパー(40%)、その他積極的なとりくみ(10%)。

成績評価方法(備考)

単位を取るという点では、けっきょく道は2つ。第1は、こつこつ授業に出てノートを取り(プリントにメモして)、毎回のレスポンス・ペーパーで点数を稼ぐ方法。第2は、一発勝負の、レポートにすべてを賭ける方法。この授業では出席を取らない。だから、第2の方法も可能性はある、が、全15回の授業内容に匹敵するレポートの材料を集めるには、図書館で相当の本や論文を、自分で読む必要がある(なお、ネットからのコピペは、やめたほうがいい。大学教員にはすぐ見抜かれるし、カンニング扱いで0点、下手すれば単位剥奪。危険すぎる)。ちなみにレポートの課題は、授業内容。授業プリントがあれば書ける内容で、あらためて文献を読む必要はない(積極的に読むことは歓迎・評価するが)。つまらない結論だが、結局、第1の方法が一番楽だと思う。王道とはそんなものである。急がば回れ。Festina lente(ゆっくり急げ)。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用しない。プリントを配布して(または manaba にアップロードして)授業を行う。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

プリントないし授業スライドにて、適宜、参考文献を紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html