| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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| 12069:(芸)博物館情報・メディア論(A) § 12070:博物館情報・メディア論(A) | 2024 | 春セメスター | 火2 | 文学部,映像学部,文学研究科 | 高野 紗奈江、中村 亜希子、畑野 吉則、山口 欧志 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
この授業では、文化財に関する「情報」に焦点をあて、文化財をデジタル記録する技術とデジタル情報を活かす技術について実習的に学習します。
たとえば、文化財のデジタルデータを博物館、美術館等で、いかに記録し、どう活用し、発信していくか。また取得したデジタルデータを数理統計学や情報処理技術を利用して人文科学研究へどのように応用するか。実際の研究事例を中心に学習します。
くわえて、実際の博物館で、得られたデジタルコンテンツを活用、発信するためのデジタル技術についても実践に即した形で学びます。
授業スタイル:講義&実習(屋外活動有りの予定)です。
講師:講義は、4名のリレー形式で実施します。
課題に対するフィードバック:講義やmanaba+Rを通してフォローアップします。
ほぼ毎回講義内容に関するアンケート形式の課題を実施します。
受講生の理解度の確認と次回以降の講義内容に反映に利用します。
受講生の到達目標
・受講生は、新たな技術による研究や博物館展示での活用事例報告を通じて、博物館情報・メディアの最前線を垣間見ることができます。
これらの講義内容によって、以下の3つを獲得することができます。
・受講生は、人文科学で扱う原資料には、さまざまな情報が含まれており、多用な意味や価値を持つことを知ることができます。
・受講生は、原資料から情報を取り出し、デジタル化する意義とそれを知識にする情報処理技術の基礎を身に付けることができます。
・受講生はデジタルコンテンツを作製するための、デジタルアーカイブ技術の基礎を習得することができます。
事前に履修しておくことが望まれる科目
情報処理入門
人文学のための情報処理Ⅰ
人文学のための情報処理Ⅱ
デジタル人文学入門
デジタル人文学概論
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 第1回/山口 欧志① | 本講義の概要、進め方などの趣旨説明。現役学芸員のキャリアパス。博物館におけるデジタル記録の位置づけ。 |
はじめに、この講義の目的とその理由、講義各回の概要、講義の進め方を説明します。それから現役博物館学芸員のキャリパスの実例を挙げて博物館学芸員になるまでの過程の具体的なイメージを共有します。次に、近年の博物館におけるデジタル記録の位置づけを解説します。さいごに第1回のまとめと、第2回の内容を予告をします。
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| 第2回/畑野 吉則① | 博物館が取り扱うデジタルデータ―作成・管理・活用 |
これまで博物館は、社会教育施設として、資料の①収集・保管、②展示・教育、③調査・研究をおこなうことが求められていました。しかし近年、デジタル技術の進歩によって、博物館に求められる役割・機能が多様化・高度化しています。このような背景のもと、令和4年度の博物館法改正では、「博物館資料のデジタル・アーカイブ化」が追加されました。そこで第2回講義では、博物館で取り扱うデジタルデータの作成や管理、活用例を紹介し、その特徴を学びます。
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| 第3回/畑野 吉則② | 博物館資料情報の標準化と公開―IIIFとは |
近年、欧米の図書館学を中心に、デジタル画像へのアクセスを標準化して相互運用性を確保するための国際標準規格として「IIIF(トリプル・アイ・エフ/ International Image Interoperability Framework)」が普及しつつあります。そこで第3回講義では、このIIIFについて、従来のデータベースシステムとの相違や日本での活用例を紹介し、資料情報の標準化と公開の手法について学びます。
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| 第4回/畑野 吉則③ | 海外の博物館およびオンラインミュージアムの紹介 |
日本と海外の博物館展示の理念は異なります。そこで第4回講義では、講師が実際に訪れた海外の博物館の事例を紹介します。またGoogle Arts & Culture等のオンラインプラットフォームを活用し、海外における博物館展示について学びます。
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| 第5回/高野 紗奈江① | 〝ひかり拓本〟の実践と知能情報学的研究の紹介 |
第5回・6回を担当する講師・高野は、日本列島先史時代の縄文文化を研究しています。考古学の基礎的な研究方法を土台にしつつ、近年はAI(人工知能)を研究に導入し、新しい研究方法の開拓にもチャレンジしています。本講義では、縄文土器研究におけるAIの活用例の解説を通じて、受講生の皆さんに新しい方法の可能性を知っていただきます。また、上椙英之氏によって近年開発された‘ひかり拓本’(ひかり拓本プロジェクト (https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=77) )を縄文土器で実践し、研究利用の展望も紹介します。
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| 第6回/高野 紗奈江② | 博物館企画展示の実際(+①回目のフォローアップ) |
京都大学総合博物館で2024年3月6日(水)~6月9日(日)まで開催される企画展「比叡山麓の縄文世界」での取り組みを、実例を踏まえて解説します。展示企画の決定後、どのような準備が始まるのか?どのような問題が生じるのか?博物館展示の理想と現実の‘実際’を紹介します。
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| 第7回/中村 亜希子① | コロナ禍における博物館の取り組み |
2019年に発生し、翌年から世界中に流行した感染症Covid19により、多くの博物館・美術館が長期間にわたる休館を余儀なくされました。いっぽうで、この間、YouTube等による動画配信や、さらにはデジタルミュージアム等の整備が急速に進められ、新しい博物館のあり方が模索されました。現在、遺跡や所蔵資料の3Dモデルをオンラインで公開する博物館等も続々と増えており、本講義ではその事例について紹介します。
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| 第8回/中村 亜希子② | 身近になった3Dスキャン |
かつて、三次元計測は高価な専用の機材を必要とし、一般的には縁遠い存在でした。しかし、近年、スマートフォンやiPhone等のカメラやアプリの開発・機能拡充により、それらを用いて手軽に「3Dスキャン」をすることが可能となりました。本講義では、文化財の記録・調査にも使用されるようになってきたこれらスマートフォンやiPhone等による3Dスキャンの特徴や使用事例について解説します。
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| 第9回/中村 亜希子③ | やってみよう3Dスキャン |
前回の講義で扱ったスマートフォン・iPhone等による3Dスキャンについて、実技を交えて講義をおこないます。具体的な3Dスキャンの方法に加え、取得したデータの公開方法や実践例、3Dスキャン時における諸注意点等についても解説します。
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| 第10回/中村 亜希子④ | 3Dデータの展示・研究への応用 |
博物館の展示・研究の分野では、レーザースキャナーやSfM-MVS(Structure from Motion and Multi-View Stereo)等の技術を用いた、より高精細な三次元情報の取得・活用も盛んになってきました。本講義では、高精細な三次元計測データを用いることによって可能となった遺跡や考古学資料の展示・研究の諸事例を紹介します。
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| 第11回/山口 欧志② | 平城宮跡探訪 1 |
第11回~第14回は、遺跡整備の歴史が長く、またさまざまな文化財展示の手法を導入している平城宮跡歴史公園でおこないます。そのため、第11回~第14回の4回分の講義を1日(土曜日あるいは日曜日:具体的な日程は調整中です)に集中して実施します。
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| 第12回/山口 欧志③ | 平城宮跡探訪 2 |
第12回の講義は、第11回に引き続き平城宮跡歴史公園でおこないます。
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| 第13回/山口 欧志④ | 平城宮跡探訪 3 |
第13回の講義も、第11~第12回に引き続き平城宮跡歴史公園でおこないます。
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| 第14回/山口 欧志⑤ | 平城宮跡探訪 4 |
第14回の講義も、第11~第13回に引き続き平城宮跡歴史公園でおこないます。
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| 第15回/山口 欧志⑥ | 本講義の復習とまとめ |
第15回の講義は、各回の講義をふりかえり、これまでの講義全体のまとめをおこないます。それから、課題に対する質疑応答を実施します。さいごに、本講義全体の質疑応答を実施します。
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授業実施形態
※ただし、各回その時の状況に応じて対面授業からメディア授業に変更する場合があります。
変更が生じる場合は、事前にmanaba+Rを通じて案内します。
映像学部:メディア授業にて実施
授業外学習の指示
博物館情報・メディアは、インターネット上の空間だけでなく、何気ない日々の風景の中にも存在しています。身の回りの日常をあらためて観察して、これからの博物館情報・メディアの可能性を考えてみてください。
授業内容に関する予習と復習を着実に行ってください。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 0 | |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 授業への出席は成績評価の前提です。
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成績評価方法(備考)
レポート課題の内容は、大きく分けて3つの種類があります。
(1)講義内容の理解度を確認するもの
(2)受講者の講義内容に関する興味関心を確認するもの
(3)講義内容をふまえて自分で調べ、自分の考えを論理的に記述するもの
特に(3)については、
引用に終始するのではなく、
自ら多角的に調べ、自らデータを取得・分析して多角的に検討しているかを評価します。
第5回・6回は、小レポート(授業時間内に記述時間を設けます)で評価します。
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html