| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15891:[2025 春セメスター]スポーツ文化論(S) | 2025 | 春セメスター | 木2 | 産業社会学部 | 市井 吉興 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
スポーツは単なる⾝体運動として存在するのではなく、⼈間の創り上げた⽂化様式として、⼈間の豊かさに寄与する重要な⽂化として発展してきた。それゆえ教育の中に不可⽋の構成要素として取り⼊れられ、また国境を越える世界⽂化として注⽬されているのである。本講義では、このようにスポーツを豊かな⽂化として成り⽴たせている要素を摘出し、概念史、理論史を踏まえることによって、⼈間―社会の枠組みの中でスポーツの総体を把握する⽅法論の基礎を⾝に着けることを⽬的とする。 そのさい、本講義ではライフスタイルスポーツという新しいスポーツの誕⽣、発展の理解を通じて、スポーツのあり⽅を検討していく。
なお、本科目は、スポーツ社会専攻の専門導入科目として開講されている。つまり、専門展開科目の履修に先立って履修することが望ましい科目であるので、積極的な受講を求めたい。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
また、課題のフィードバックは各講義冒頭で「総評」として述べるとともに、個別優れたものについては、manabaの機能を用いて個別コメントをしたい。
受講生の到達目標
②新たなスポーツ(たとえば「ライフスタイルスポーツ」)の誕⽣と発展の多様なプロセスを理解する。
③スポーツを「⼈間的⾃由の獲得」という視点から考察を試み、スポーツを介した豊かな社会構想の⽷⼝をつかむ。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | スポーツという⽂化をどう考える︓近代スポーツの誕⽣と発展をふり返る |
イギリス、産業⾰命、ジェントルマン、アマチュアリズム、アスレティシズム、⾼度化するスポーツ、商業主義、勝利⾄上主義、ドーピング、オリンピック、反競争、トロプス、ニュースポーツ
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| 2 | スポーツ⽂化の構成原理の探求①︓カイヨワの『遊びと人間』を手掛かりに |
遊びの類型、競争、偶然、模擬、めまい、パエディア、ルドゥス
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| 3 | スポーツ⽂化の構成原理の探求②:エリアスの『スポーツと文明化』を手掛かりに |
文明化過程、暴力抑制、娯楽のスポーツ化、議会主義
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| 4 | ライフスタイルスポーツとは何か︓新たなスポーツの誕⽣と発展の背景を探る |
サブカルチャー、現代社会批判、近代スポーツ批判、グローバリゼーション、新自由主義、商業主義
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| 5 | どのようなライフスタイルスポーツがあるのか︖①︓サーフィン |
サーフィンの歴史、サーフィンのスポーツ化、サーフィンの商業化
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| 6 | どのようなライフスタイルスポーツがあるのか︖②︓スノーボード |
スノーボードの歴史、スノーボードのスポーツ化、スノーボードの商業化
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| 7 | どのようなライフスタイルスポーツがあるのか︖③︓スケートボード |
スケートボードの歴史、スケートボードのスポーツ化、スケートボードの商業化
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| 8 | どのようなライフスタイルスポーツがあるのか︖④︓パルクール |
パルクールの歴史、パルクールのスポーツ化、パルクールの商業化
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| 9 | ライフスタイルスポーツと「オリンピック」 |
反競争、フリースタイル、ESPN、Xゲームズ、IOC、持続可能なオリンピックムーブメント、オリンピックシーレガシー
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| 10 | ライフスタイルスポーツと⼈種・ジェンダー/セクシュアリティ︓サーフィンを事例に検討する |
スポーツとジェンダー、サーフィンとジェンダー、サーフィンと⼈種
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| 11 | スポーツルールをどのように捉えるか①:中村敏雄の著作(『スポーツルールの社会学』等)を手がかりに |
アマチュアリズム、フェアプレイ、オフサイド、メンバーチェンジ
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| 12 | スポーツルールをどのように捉えるか②:エリアスの『スポーツと文明化』を手がかりに |
ルールの静態的分析、ルールの動態的分析、競争、興奮と緊張のバランス
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| 13 | スポーツルールをどのように捉えるか③:守能信次の著作(『スポーツルールの論理』等)を手がかりに |
平均的正義、配分的正義、面白さの保障、組織原理、ライフスタイルスポーツとルール
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| 14 | スポーツとは私たちにとって何か? |
安全な社会、遊び、リスク、興奮の探究、欲望、アイデンティティ
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授業実施形態
授業外学習の指示
本講義ではライフスタイルスポーツという新しいスポーツの誕⽣、発展、課題の理解を通じて、スポーツのあり⽅を検討していく。つまり、従来のスポーツ(近代スポーツ)とライフスタイルスポーツとの違いは何か、その理解が⾮常に重要となる。そのためにも、教科書『サーフィン・スケートボード・パルクール︓ライフスタイルスポーツの⽂化と政治』を読み、ライフスタイルスポーツ全般の理解と各スポーツ(サーフィン、スケートボード、スノーボード、パルクール)の動向の把握が必要となる。時間外学習のメインは、講師が提⽰する「読書案内」に基づき教科書を読み、その理解を読書レポートにまとめ、提出するということを繰り返し実施する。また、2021年にCOVID-19の感染拡大によって1年延期されて開催された2020東京オリンピック、2024パリオリンピックにおいてライフスタイルスポーツ競技で日本選手がメダルを獲得したことにより、ライフスタイルスポーツへの⼈々の関⼼も⾼まっている。それゆえに、ライフスタイルスポーツの動向についても、各種メディアを通じて把握してほしい。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 0 | |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 本講義の評価は統⼀締切⽇を締切とするレポートではなく、平常点評価とする。本講義の平常点評価は、 ①春学期開講から最終講義までの課題(全14回)、②「読書案内」に基づく読書レポート(全5回)、③本講義のまとめのレポート(全1回)とする。つまり、受講⽣には、全20回の課題提出を求める。なかでも、③の評価評価の基準は、講義で学んだ内容から⾃分の問題意識を発展させた答案を⾼く評価したい。つまり、単なる専⾨知識の修得度よりも、各⾃の問題意識の向上度を総合評価の基準としたい。なお、課題のテーマ、設問の提⽰、課題、最終レポートの提出は全てmanaba+Rで実施する。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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| サーフィン・スケートボード・パルクール : ライフスタイルスポーツの文化と政治 | ベリンダ・ウィートン | ナカニシヤ出版 | 9784779512643 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| パルクールと都市:トレイサーのエスノグラフィ | ジェフリー・キダー | ミネルヴァ書房 | 9784623093823 | |
| 遊びと人間 | ロジェ・カイヨワ | 講談社 | 4061589202 | |
| スポーツと文明化 | ノルベルト・エリアス、エリック・ダニング | 法政大学出版局 | 4588004921 | |
| Action Sports and the Olympic Games: Past, Present, Future | Belinda Wheaton, Holly Thorpe | Routledge | 9781138492851 | |
| スポーツとルールの社会学 : <面白さ>をささえる倫理と論理 | 守能信次 | 名古屋大学出版会 | 4930689236 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
日本体育・スポーツ哲学会ホームページ(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jspspe/)
国際スポーツ社会学会ホームページ(http://www.issa.otago.ac.nz/)
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
②レジュメ、講義に関する資料は、manaba+Rにアップロードするので、受講時には各自ダウンロードすること。
③講義後、毎回、課題(ミニレポート)を課すので、manaba+Rに提出すること。なお、課題(ミニレポート)の提出には、提出期限を設定するが、遅れても必ず提出すること。
④レジュメのダウンロードだけでは受講したとはみなされない。
⑤講義の進捗に応じて担当者からmanaba+R上の「コースニュース」で様々な指示が出されるので、必ず確認すること。
⑥第2回目講義から最終講義(第14回目)まで講義内で出欠の確認を取る。出欠状況は本講義の成績評価と結びつく。
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/