授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34668:CAD演習(9C) § 34669:CAD演習(Z6) § 34670:CG/CAD演習(3Z) 2022 秋セメスター 木5 理工学部 遠藤 昭彦、山本 奈美 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ情報処理C32

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

理工学部の目的は「独創性と高い倫理観に裏付けされ、科学技術の新領域を拓き未来社会を支える人材を育成する」と、環境都市工学科の目的は「人びとの健康で安全・安心な生活、快適で持続可能な社会の形成を支援するために、工学技術を活用し、いろいろな分野とも連携しながら総合的な立場で、環境や防災など人びとの生活に関わる問題に取り組む人材を育成する」と定められている。多分野と連携して総合的な立場で拓く要の技術が、CIMやi-Constructionと呼ばれる新領域である。また今日、浸水被害が一目でわかるなど多方面のまちづくりに活用できる3D都市モデルの開発が、急ピッチで進められている。よって、「CAD演習」では、防災、環境保全等を進めて理想的な国土・都市を創るために、社会基盤施設(インフラ)を計画・測量・設計・施工・検査・維持管理を効果的・効率的・魅力的に進める、2D・3Dモデルの作成・表現・利用の基礎的スキルを修得する。
社会基盤施設を設計・計画するための基本的な撮影・写像・写図を行い、レタッチとドローイングについての2次元CG(コンピュータグラフィックス)と、2次元と3次元CADについてのコンピュータ操作を習得して、正確な寸法、スケール感、縮尺、配置、投影法の表現を理解する。加えて、クラウドコンピューティングの基本的なスキルを学び、汎用性のある標準規格のデータを作成し、プレゼン図や3Dアニメーションを適切に表現する。

受講生の到達目標

環境都市工学科の工学分野として必須である、クラウドコンピューティング、2次元グラフィックス、2次元と3次元CADに関する基礎的な技術を修得して、日常的に使えることを目指す。

【教育目標】
[2018年度以降入学生]
(C) 環境都市工学に関する専門分野の基礎知識を十分に身につけ、主体的に問題解決を行うことができる。

[2016-17年度環境システム工学科入学生]
(D) 国内外の環境改善・管理を行うため、主体的に問題を解決する技術者としての能力

事前に履修しておくことが望まれる科目

「情報処理演習」「環境都市工学概論」を受講して、下記のアカデミックリテラシーを修得していることを前提に、授業を進める。

1.知識
・社会基盤施設(インフラ)の5W1H いつ:供用年、どこで:住所・経緯度とその地理院地図、誰が:設置者・管理者、何を:施設の種類と施設名、なぜ:目的・機能・効果・サービス(特に防災・環境のための)、どのように:構造形式などの特徴
・社会基盤施設の設計図書(平面、横断面、縦断面、透視、鳥瞰の各図)、地図、写真、図表等の図版で説明

2.習慣と態度
・自発的にWeb検索し、新聞(含 VPNで図書館に接続)や図書を読み、現地調査をする習慣
・ノートテイキングの習慣
・日常的に社会基盤施設を観察・撮影・施設管理者へのヒアリングして、能動的に理解する態度

3.スキル
・パソコンの基本操作:主なショートカットキー、クラウドコンピューティングと協働編集、スマホとの同期利用
・Web検索:And検索、日付検索、画像検索、クリエイティブコモンズ、地図検索(地理院地図、Googleマップ、OpenStreetMap)
・レポート作成:高校までの感想文・作文と異なり、図版を含む根拠をあげて主張するレポート、根拠とする出典と引用の明記
・A4判PDFドキュメントのレイアウト:余白、ヘッダ(日付、学生番号・ユーザID・氏名、タイトル)、図版の切り抜き・挿入、出典の正確な表記、引用を「 」でくくる、フッタ(ページ)、A4判PDF作成
・紙の入出力:表記縮尺の正確な印刷、スキャニング
・メールネチケット:授業では必ずオフィシャル(大学提供)なアドレスを使う、件名・To・Cc・Bcc、スレッドを用いたラリー
・HTML:タグの基本的な理解

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ガイダンス、クラウドコンピューティング、製図の基本(手描き)

※下記15回の授業スケジュールは、BCPレベル1~2を想定して記載しています
Google Classroom、Googleドライブ、授業の流れ、社会基盤施設、最終の自由課題の企画

2

AutoCAD基本操作

AutoCAD基本操作、製図の基本(AutoCAD)、CAD演習の学びの先・社会での活用

3

AutoCAD実践操作1:ボックスカルバートの展開図

AutoCAD実践操作、ボックスカルバート展開図、公共工事と民間工事の違い、CAD製図基準概要

4

AutoCAD実践操作2:高架橋一般図

AutoCAD実践操作、高架橋一般図の作図と土木製図、最終の自由課題企画書制作

5

Illustrator:ドローイングの基本、グループとレイヤー

ベジェ曲線、パス、オブジェクト、アスペクト比、定規、グリッド、ガイド、グループ、レイヤー、整列(揃える)、パスファインダー、クリッピングマスク、不透明度、アピアランス、文字、書体

6

Photoshop:レタッチの基本

撮影法、画素、RGB、フルカラー、選択、解像度、トリミング、修復、階調、トーンカーブ、黒ツブレ、白トビ、色カブリ

7

SketchUP(+AutoCAD):SketchUPの基本操作、ボックスカルバート

SketchUPの基本操作
3回目で作成したボックスカルバートの2D製図を使用した3Dモデルを作成

8

SketchUP:ボックスカルバート

ボックスカルバートの3Dモデルを完成
ボックスカルバートの施工順序のアニメーション作成

9

SketchUP:高架橋

無から高架橋3Dモデルを作成

10

SketchUP/Illustrator/Photoshop:高架橋のプレゼン図

高架橋3Dモデルのパース図や2D製図をA3版用紙にレイアウトしてプレゼン図を作成
グリッドレイアウト、上面図、立面図、透視図、鳥瞰図、縮尺、タイトル(全体・図版)、有用性・信頼度・完成度・新規性

11

3D地形モデル作成準備と3D道路線形の作り方

地理院地図、OpenStreetMap、Google Earth、AutoCAD、Sketch Up

12

自由課題(出身地の社会基盤の紹介)、3Dモデリングとプレゼン図(これまでのアプリ全部使用)

これまでに学んだ技術などを応用し、AutoCAD/SketchUP/Illustrator/Photoshop を用いて各自の出身地の社会基盤紹介ポスターを作成
OpenStreetMap、地理院地図、Google Earth、建築限界、幅員、縮尺、方位、グリッドレイアウト、書体、文字組、配色、タイトル(全体・図版)、説明文

13

自由課題(出身地の社会基盤の紹介)、3Dモデリングとプレゼン図(これまでのアプリ全部使用) 

技術指導
OpenStreetMap、地理院地図、Google Earth、建築限界、幅員、縮尺、方位、グリッドレイアウト、書体、文字組、配色、タイトル(全体・図版)、説明文

14

自由課題(出身地の社会基盤の紹介)、3Dモデリングとプレゼン図(これまでのアプリ全部使用)

技術指導
OpenStreetMap、地理院地図、Google Earth、建築限界、幅員、縮尺、方位、グリッドレイアウト、書体、文字組、配色、タイトル(全体・図版)、説明文

15

発表と講評

発表、講評、CIM、i-Construction、デジタルツイン、ふりかえり

授業実施形態

【BCPレベル1~2の場合 / In the case of BCP level 1-2】
・ 基本、 すべての授業を対⾯形式で実施。但し、 社会状況に応じて一部の授業をWEB形式とする場合がある。
・形式別の実施日時,オンデマンドかライブ,参加用アドレス,などの詳細は随時通知。
・出席要件や課題についても同様。
・WEB 形式の場合の時間は授業時間と同時刻とする。
 
【BCPレベル3~4の場合 / In the case of BCP level 3-4】
・基本、すべての授業を対⾯ 形式 で実施。 但し、社会状況に応じて一部の授業をWEB形式とする場合がある。
・形式別の実施日時,オンデマンドかライブ,参加用アドレス,などの詳細は随時通知。
・出席要件や課題についても同様。
・WEB 形式の場合の時間は授業時間と同時刻とする。

授業外学習の指示

【志向倫理3原則】
社会施設基盤の知識:日常的な環境、非常時に対応できる防災等を総合的に捉えて、社会基盤施設の機能や諸元を示すことができること。後半の自由課題で取り上げる出身地の社会基盤施設の管理者に、早くからコンタクトを取り、取材すること。
好循環を生む効率的なICTスキル:中長期的な効率・時短(修正、使い回し、一括反映等)を目標に、短期的には日常的な時間をかけてICTスキルを修得して、2D /3D課題を仕上げる。また、Google Workspace for Educationのアカウントで、Classroom、Gmail、ドライブ等のGoogleのクラウドサービスの技能を修得すること。
受け取る相手の理解中心の態度:技術者とともに一般市民に対しても、相手が理解しやすい2D /3D表現を心掛けて創造性を研鑽すること。

【予防倫理3原則】
不正防止:不正行為(授業で提供する完成ファイルや友人の完成ファイルを使う等)は絶対にしないこと。不正行為を見つけた場合は、理工学部教授会の決定に従い厳格に対処する。
チェックリスト:凡ミスを根絶してスキルを確実に修得するために、常に自分に適したチェックリストを追記・利用しながら課題を完成させる。授業中のノート作成、提出前の課題プリント出力確認、再提出修正のときは入念にチェックせよ。
問題解決手順:わからないことはスライド、教科書、Google検索で調べ、それでもわからない部分は「Slack」を使用して、キーワードを正確に使い何がどうわからないのか具体的に質問すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

複数課題による採点や、課題のミスをなくし効率的に作業を進めるために授業全般を通じて加筆修正するチェックリストなどの成果を、総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

3/4以上の出席が前提条件である。
課題についていけなくなることを避けるために、欠席や遅刻をしないこと。

受講および研究に関するアドバイス

受講および研究に関するアドバイス
比較的重たいソフトにも耐える一定水準の仕様のパソコンの所有を推奨する。
不正行為、授業時間中の内職やスマホ利用といった学習権を放棄する行為には厳しく対処する。
Google Workspace for Educationに関係するGoogle Classroomなどのアプリや、Google Chrome、Adobe Acrobat Reader DCを日常的に用いるので、自宅のパソコンやスマートフォンにインストールすること。またスマートフォンにはAdobe Photoshop LightroomやをGoogle Workspace for Educationの各種アプリをインストールすること。
さらにパソコンに、AutoCADの無料のアカデミック版をインストールし、SketchUp FREE(Web)を日常的に使える環境をつくること。SketchUp FREE(Web)では、一部使えない機能もあるので、大学でSketchUp Pro2022を使う必要がある。
Photoshop、Illustratorは、Acrobat DC Proは、BYOD(Bring Your Own Device)で使える。
Photoshop、Illustrator、AutoCAD、SketchUpが常に使えるように、スキルを修得してほしい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
CGリテラシー Photoshop & Illustrator CC+CS6 影山・コスミックエンジン 実教出版 978-4-407-33729-7
はじめて学ぶAutoCAD 2022 作図・操作ガイド LT 2021/2020/2019/2018/2017/2016対応 鈴木 孝子 ソーテック社 978-4-8007-1289-9
これから始める3Dモデリング 土木技術者のためのSketchUp 井出進一・水野麻香 日刊建設通信新聞社 978-4-902611-83-0 C2051 下記備考欄参照のこと
伝わるデザインの基本 増補改訂3版 よい資料を作るためのレイアウトのルール 高橋佑磨・片山なつ 技術評論社 978-4-297-11985-0
コンベックス(5mメジャー) 百均で販売
三角スケール15cm

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書4種、全て必須です。「これから始める3Dモデリング 土木技術者のためのSketchUp」は11月頭に改訂版が入荷する予定です。7回目以降の授業内容で使用します。三角スケール15cmは卒業後も使うので、生協で購入してペンケースに入れておくこと。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
SketchUpベストテクニック120 山田雄二郎 エクスナレッジ 978-4-7678-2875-6
だれでもできるAutoCAD[土木編] AutoCAD(LT) 2022/2021/2020/2019対応 芳賀百合 エクスナレッジ 978-4-7678-2913-5

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

3D都市モデル PLATEAU https://www.mlit.go.jp/plateau/plateau-view/
国交省の3D都市モデル「PLATEAU」の衝撃、地図に建物の高さを記述して浸水対策https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00933/021600070/?fbclid=IwAR3tXbpN5PDCpTvCSHjbd-rKQDRRar4FT-8E88loPiylREuXFRkBUWQDkYU
国土交通データプラットフォーム https://www.mlit-data.jp/platform/
国土地理院 https://www.gsi.go.jp/
川の水位情報 https://k.river.go.jp/
CAD MAPPER https://cadmapper.com/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考


【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html