授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|
12783:東洋史概論Ⅳ(L) | 2021 | 春セメスター | 金2 | 文学部 | 磯部 淳史 | 2 |
キャンパス
衣笠
授業施設
明学館MG401号教室
授業で利用する言語
日本語
授業の概要と方法
「中国近世史(明清史)概説」
本講義では、中国史上における「近世」のうち、特に14~19世紀、明から清に至る中国の歴史展開について、東アジア史やユーラシア史、さらには世界史との関連性も視野に入れつつ概観する。
政治・経済・民族・外交などの諸問題を通じて、中国における「近世」がいかなる特色を持った時代で、それが近現代にどのようにつながり、いかなる影響を及ぼしたのかについて考えていきたい。
授業は講義形式で行う。毎回授業終了時にコミュニケーションペーパーを用いて授業内容に対する質問・感想・意見などの提出を求める(受講人数によってはmanaba+Rで提出の場合もある)。その中の特徴的なものを次回の授業冒頭で取り上げ、回答や補足説明を行う。また期末レポートに関する説と講評については、manaba+Rに掲載する。
本講義では、中国史上における「近世」のうち、特に14~19世紀、明から清に至る中国の歴史展開について、東アジア史やユーラシア史、さらには世界史との関連性も視野に入れつつ概観する。
政治・経済・民族・外交などの諸問題を通じて、中国における「近世」がいかなる特色を持った時代で、それが近現代にどのようにつながり、いかなる影響を及ぼしたのかについて考えていきたい。
授業は講義形式で行う。毎回授業終了時にコミュニケーションペーパーを用いて授業内容に対する質問・感想・意見などの提出を求める(受講人数によってはmanaba+Rで提出の場合もある)。その中の特徴的なものを次回の授業冒頭で取り上げ、回答や補足説明を行う。また期末レポートに関する説と講評については、manaba+Rに掲載する。
受講生の到達目標
(1)中国近世(明清時代)の歴史展開について理解し、それを説明することができる。
(2)近世中国とその周辺世界との関係や、相互に与えた影響について理解し、それを説明することができる。
(3)近世中国の歴史が、現代の中国に及ぼした影響について、自分なりに考え説明することができる。
(2)近世中国とその周辺世界との関係や、相互に与えた影響について理解し、それを説明することができる。
(3)近世中国の歴史が、現代の中国に及ぼした影響について、自分なりに考え説明することができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
---|---|
キーワード・文献・補足事項等 | |
1 | イントロダクション/授業の進め方、成績評価等の説明(WEB授業) |
近世/唐宋変革/内藤湖南 |
|
2 | 近世の始まり:君主独裁制と征服王朝(WEB授業) |
君主独裁制/征服王朝/契丹/金/元/紅巾の乱 |
|
3 | 君主独裁制の完成 |
朱元璋/皇帝独裁と皇帝専制/胡惟庸の獄/藍玉の獄 |
|
4 | 永楽帝と外征の時代 |
永楽帝/靖難の役/宦官/北京遷都/鄭和/朝貢一元体制 |
|
5 | 外征から守勢へ |
土木の変/オイラト/奪門の変/内閣 |
|
6 | 皇帝権力と内閣 |
票擬/宦官/正徳帝/豹房/嘉靖帝/禁苑 |
|
7 | 北虜南倭の時代 |
アルタン=ハーン/互市/隆慶和議/倭寇/日明貿易 |
|
8 | 清朝の勃興 |
清朝・後金国/ヌルハチ/八旗/サルフの会戦/ホンタイジ |
|
9 | 明から清へ |
崇禎帝/李自成/入関/ドルゴン/華夷変態 |
|
10 | 清の漢地支配と皇帝政治の展開 |
順治帝/十三衙門/三藩の乱/康煕帝/輔政大臣 |
|
11 | 康煕・雍正・乾隆三代の盛世 |
藩部/ジューンガル/ダライ=ラマ/雍正帝/軍機処/ネルチンスク条約/乾隆帝/新疆 |
|
12 | 皇帝の持つ「顔」:清朝国家の支配構造 |
侍衛/内大臣/内務府/総督・巡撫/奏摺/盟旗制 |
|
13 | 清の繁栄と衰退 |
カントン・システム/四庫全書/円明園/アヘン戦争/林則徐 |
|
14 | 清代の北京と「日中交流」 |
紫禁城/旗人社会/長崎貿易/辺民/清律 |
|
15 | 「近世」から「近代」へ |
総理各国事務衙門/太平天国の乱/西太后/戊戌の変法/辛亥革命 |
授業実施形態
【BCPレベル1~2】
(対面授業)
第1週目、第2週目はWEB授業で実施します。
第3週目以降は、原則として対面授業で実施します。ただし受講登録者数が教室定員を超えた場合は、グループ分け等の方法による対面授業となります。
【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。
(対面授業)
第1週目、第2週目はWEB授業で実施します。
第3週目以降は、原則として対面授業で実施します。ただし受講登録者数が教室定員を超えた場合は、グループ分け等の方法による対面授業となります。
【BCPレベル3~4】
(WEB授業)
WEB授業で実施します。一部、実習・フィールドワーク科目については、科目特性上、対面授業で実施する場合もあります。該当授業については個別にmanaba+R等で通知します。
授業外学習の指示
【予習】毎回授業日前日に、manaba+Rにその回の資料・レジュメをアップロードするので一読しておく。またレジュメを見直し、当該回に至るまでの歴史の流れを把握しておくこと。
【復習】毎回授業後にコメントをまとめ、提出することで、授業内容の整理を自分なりに行なう。また授業内で紹介した参考文献などを各自通読してさらに理解を深める。
【復習】毎回授業後にコメントをまとめ、提出することで、授業内容の整理を自分なりに行なう。また授業内で紹介した参考文献などを各自通読してさらに理解を深める。
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
---|---|---|
定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
70 | 講義内容の理解度をはかるレポートを学期末に実施する。 |
上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
30 | 授業の出席と、毎回の授業時に提出するコミュニケーションペーパーの内容で平常点を評価する。 |
成績評価方法(備考)
正当な理由のない欠席が6回を越えるものは、成績評価の対象とはしない。
なお、大学が認める公欠のほか、就職活動については配慮するが、必ず事前に通知すること。ただし、その場合も10回以上の授業への出席(コメントの提出)を単位認定の必須条件とする。
なお、大学が認める公欠のほか、就職活動については配慮するが、必ず事前に通知すること。ただし、その場合も10回以上の授業への出席(コメントの提出)を単位認定の必須条件とする。
受講および研究に関するアドバイス
・高校世界史で学習する程度の中国史・アジア史に関する事柄を復習していることが望ましい。
・私語など、授業の進行を妨げるような行為は厳禁とする。
・私語など、授業の進行を妨げるような行為は厳禁とする。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
担当者が作成したレジュメ・資料を毎回配布する。
参考書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
---|---|---|---|---|
『明と清』 | 三田村泰助 | 河出書房新社 | 4309471730 | 河出文庫 |
『明清と李朝の時代』 | 岸本美緒・宮嶋博史 | 中央公論新社 | 4124034121 | 中公文庫版もあり |
『紫禁城の栄光』 | 神田信夫・松村潤・岡田英弘 | 講談社 | 4061597841 | 講談社学術文庫 |
『中国史 明・清』 | 神田信夫編 | 山川出版社 | 4634461803 |
参考書(使用頻度、その他補足)
上記以外にも、それぞれのテーマに関する参考文献は授業中に適宜紹介する。
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話
備考
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html