| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 13099:国際社会政策論(S) | 2022 | 秋セメスター | 月5 | 産業社会学部 | 嶋内 健 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
少子高齢化、非典型雇用の増加、所得格差の拡大、社会的排除などが現代社会の問題としてクローズアップされている。社会政策とは本来、このような社会および経済の不安定化から市民生活の保護、安定、向上を目的として策定された公共政策の一部である。しかし、これがいま十分に機能していない。われわれが日々感じている閉塞感や生きづらさの要因は、ここにあるのかもしれない。コロナ危機は、この課題を改めて日本社会に突き付けているし、それは2008年の世界金融危機のときも同様だった。
本講義では労働、福祉、そして家族の分野にまたがる諸々の社会問題と、それらに対応する日本の社会政策の現状と課題を扱う。また、国際比較を交えて日本の社会政策の現在地を確認することもしたい。そこで明らかになるのは、日本の社会政策の異質さである。不安定化した日本社会のなかで生きるわれわれは、どのような難題に直面しており、どのような社会政策の改革を必要としているのか。こうしたことを念頭に置きながら講義を展開する。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
・日本型雇用システムとそれを前提に構築された社会政策が、日本の生活安定構造だったことを説明できるだけでなく、この構造はすでに機能不全に陥っていることを根拠を示しながら説明できる。
・日本の子育て支援政策について、国際比較の観点から問題点を指摘できる。
・国際比較をとおして日本の社会政策の特徴と問題点を説明できる。
・ジェンダーおよび正規・非正規のあいだにある働き方の格差と、社会保障の格差の関連性について説明できる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 オンデマンド型授業 | イントロダクション |
授業のねらい・進め方、社会政策の役割、日本の社会政策とヨーロッパのSocial Policyの違い |
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| 2 対面授業 | 社会政策の歴史(1) イギリス |
産業革命、工場法、近代化・都市化と貧困、救貧法、福祉国家の形成 |
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| 3 対面授業 | 社会政策の歴史(2) 日本 |
戦前の雇用状況、工場法、恤救規則、戦争と社会政策、日本国憲法の成立 |
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| 4~5 対面授業 | 日本型雇用システム |
長期雇用制度、年功賃金制度、新卒一括採用、企業内教育訓練 |
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| 6 対面授業 | 若者と社会政策(1) |
日本型雇用システムの変容、『新時代の日本的経営』、若年労働者の非正規雇用化、ワーキングプアの増加と貧困 |
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| 7 対面授業 | 若者と社会政策(2) |
新規学卒者の就職状況の変化、新卒一括採用制度の脆弱性、若者を対象にした社会政策の成立(若者・自立挑戦プラン、ジョブカフェ、地域若者サポートステーション) |
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| 8 対面授業 | 失業と社会政策(1) |
労災保険、雇用保険制度の概要:雇用保険法における「失業」とは何か、離職者の種類、給付の種類、雇用保険二事業、雇用調整助成金 |
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| 9 対面授業 | 失業と社会政策(2) |
雇用保険制度の課題:低い受給率、失業の定義、適用除外規定、非正規雇用、自己都合退職、求職活動の義務、 |
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| 11 対面授業 | 失業と社会政策(3) |
2008年金融危機後の失業と貧困、「第2のセーフティネット」議論と求職者支援制度の成立、求職者支援制度の課題、コロナ危機下における失業状況 |
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| 12 対面授業 | 女性と社会政策 |
男性稼ぎ手モデル、女性の働き方の国際比較、統計的差別 |
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| 12 対面授業 | 子育てと社会政策(1) 日本 |
児童手当、育児休業制度、育児サービス、ジェンダー不平等と少子化問題 |
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| 13 対面授業 | 子育てと社会政策(2) スウェーデン |
児童手当、就学手当、両親保険、パパの月・ママの月(クオーター制度)、残業規制、ジェンダー平等と少子化克服 |
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| 14 対面授業 | 働き方の格差と社会保障の格差 医療保険を事例にして |
社会保険主義、階層化、逆進性、社会保障は非正規労働者の味方?、非正規労働者に冷たい日本の社会保障 |
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| 15 対面授業 | 講義の総括 |
生活の安定と向上のために必要な社会政策とは:労働規制と社会保障制度 |
授業実施形態
BCPレベル1~2:対面授業
BCPレベル3~4:オンライン授業(オンデマンド型)
【配慮要件】
以下の要件に該当する学生に対しては、ライブ配信での配慮を行う。
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
【備考】
※「授業スケジュール」は、BCPレベル1~2を想定して記載している。変更があった際は別途manaba+Rに周知を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。
授業外学習の指示
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 70 | 上記の「到達目標」をどの程度達成しているかを評価する。 |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
30 | 不定期に3回の小テストを実施する。manaba+Rの小テスト機能を使う。テスト実施日の授業内容をどれだけ理解しているかを評価する。 |
成績評価方法(備考)
【定期試験に関わる留意事項】
(1)受講登録の状況およびCOVID-19感染拡大状況により中止となる可能性がある。
(2)中止となった場合、以下の代替的な成績評価方法を適応する。
中止が6月/12月中に判断される場合:平常点評価内のレポート(70%)
中止が7月/1月中に判断される場合:平常点評価内のレポート(70%)
(3)以下の要件に該当する学生に対しては、代替レポートで対応する。
①学生本人に既往症や基礎疾患があり、医師等により外出を控えるように指示されている場合
②学生本人が検査陽性者に該当し、出席停止となっている場合
③学生本人が濃厚接触者に該当し、またはその疑いが強く、自宅待機を要請する場合
④海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| どうする日本の労働政策 | 櫻井純理 | ミネルヴァ書房 | 9784623091140 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html