授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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14703:東洋史特殊講義(LB) | 2019 | 春セメスター | 金3 | 文学部 | 齋藤 真司 | 2 |
キャンパス
衣笠
授業施設
諒友館RY308号教室
授業で利用する言語
日本語
授業の概要と方法
中国の皇帝自らが行う祭祀儀礼の一つとして、「封禅」がある。
本講義では、秦始皇帝・前漢武帝・後漢光武帝の3人の「封禅」儀式内容、挙行意図を史料から読み解き、それぞれの特徴・相違点・問題点について明らかにする。
本講義では、秦始皇帝・前漢武帝・後漢光武帝の3人の「封禅」儀式内容、挙行意図を史料から読み解き、それぞれの特徴・相違点・問題点について明らかにする。
受講生の到達目標
(1)秦始皇帝・前漢武帝・後漢光武帝の3人の「封禅」儀礼についての知識を深める。
(2)秦漢時代の祭祀・儀礼に関する研究の方法や、その問題点についての知識を深める。
(2)秦漢時代の祭祀・儀礼に関する研究の方法や、その問題点についての知識を深める。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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キーワード・文献・補足事項等 | |
1 | 授業の概要と導入。「封禅」儀礼とは何か。 |
授業の進め方。 授業で使用する史料の解説。参考文献紹介。 |
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2~5 | 秦始皇帝の封禅 |
泰山 「封」と「禅」 報告祭天 不老不死 |
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6~9 | 前漢武帝の封禅 |
巡守 儒家思想 神仙思想 |
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10 | 前漢末の礼制改革 |
王莽 儒家思想 王朝の徳 |
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11~14 | 後漢光武帝の封禅 |
讖緯思想(図讖と緯書)報告祭天 |
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15 | 理解度確認テストと解説 |
授業内容理解の確認テスト(60分)及び事後解説(30分) |
授業実施形態
授業外学習の指示
授業を理解するために、受講前に秦漢史に関する書物を読み、秦漢についての基礎知識を身につけておくことが大切である。その上で、授業外にできるだけ多くの参考文献(特に論文)を読むこと。参考文献は、著者名が明確なものなど文責の所在が明らかなものを利用すること。
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
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定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 受講生の到達目標すべてに対応して、最終講義日に到達度を検証するテストを行う。授業内容を踏まえて、基礎的な知識があるか、論理的にまとめられているかを総合的に評価する。「出席点」による加点は行わない。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
東洋史の特殊講義であるため、中国の歴史の概説的なことは当然知っておくべきである。その上で、秦漢史についてはより専門的な知識が必要となる。そのために、受講前にできるだけ多くの参考文献を読むこと。参考文献は、著者名が明確なものなど文責の所在が明らかなものを利用すること。
また、講義において漢籍史料を理解する能力も必要となる。
また、講義において漢籍史料を理解する能力も必要となる。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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『秦漢帝国』 | 西嶋定生 | 講談社 | 4-06-159273-4 | 講談社学術文庫1273 |
『世界歴史体系 中国史1-先秦~後漢ー』 | 松丸道夫ほか編 | 山川出版社 | 4-634-461150-1 | 同書の秦漢部分 |
『ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国』 | 鶴間和幸 | 講談社 | 4-06-274053-2 | 中国の歴史03 |
参考書(使用頻度、その他補足)
受講する際に、基礎知識として上記3冊のうち最低1冊を読んでおくべきである。そのほかの参考文献などは第1回目の講義で紹介する。
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
コミュニケーションペーパー,学生との直接対話
備考
授業進度はあくまで目安。状況に応じて変更することがある。