授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
18086:超領域リベラルアーツ (GT) § 18087:特殊講義(総合)(C8) 2023 秋セメスター 火2 経済学部,経営学部,産業社会学部,文学部,映像学部,総合心理学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 小杉 泰、田中 覚、西澤 幹雄、矢藤 優子、山下 範久 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN222セミナールーム

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【クラステーマ】
アジアの今-こころと身体,文化-

【科目概要】
選定されたテーマに基づき、専門分野の異なる複数の教員と学生が、各々の見識に基づき、よりよい未来を拓くために人類が取り組むべき課題を探究する。クラス内で組織化したチーム内で専門や立場の異なる他者との対話や協働作業を通じて問いを問い直す創発的な知的生産の過程を経て、既存の価値観に縛られない自由な発想のもと望ましい社会像を構想した内容は、中間段階で広く社会に問いかける。最終的には豊かな感覚と緻密な観察のもと、深い思考と着実な実践に根差した未来志向の最適解を提示する。

【授業概要と方法】
本講義では,心理学,分子生物学,歴史社会学など,さまざまな専門分野における第一線の研究者による講義を通じて,現代アジアにおける様々な課題について最新の知見を得る機会を提供する。各学問領域におけるアジアの人々や文化,歴史について知識を深めると同時に,専攻の異なる学生との意見交換や情報共有を通じて,各受講生が学問分野の枠にとらわれない独創的な思考を構築する。本講義は,担当教員(矢藤)が各授業担当者について紹介した後,授業担当者によるZoomでのライブ配信講義を行う。各講義の最後にはmanaba+Rを通じてリフレクションを提出し,最終講義日には授業全体を通じて学んだ内容に関するレポート(A42枚程度)を提出する。

受講生の到達目標

【科目の到達目標】
①これまで培った知識や思考力を発揮し、統計データ等をもとに未来社会のモデルを構築することができる。
②他者との対話や協働作業を通じて、自由に思考する力やクリティカル・シンキングを向上できる。
③自己と他者・社会との相互関係で自らの役割を常に捉えなおし、生涯にわたり学び続ける主体を確立する。
【当該クラスの到達目標】
①様々な学問領域による最先端の研究に触れることを通じて,アジアに関する知識と理解を深める。
②授業を通じて得た知識や情報,他の受講生との意見交換をもとに,アジアの諸問題に対する自らの考えを構築する。
③学問領域にとらわれない多様な視点から課題を捉え,人類が直面する課題への解決策を自ら発信する力を養う。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1/矢藤 優子

オリエンテーション 

授業の概要説明

2/山下 範久

歴史と歴史記述

時代区分、空間区分、ヨーロッパ中心主義

3/山下 範久

歴史としてのグローバル化

小氷期、リオリエント、大分岐

4/山下 範久

歴史と記憶

植民地主義、冷戦、パブリック・ヒストリー

5/小杉 泰

現代イスラーム:異文化コミュニケーションの「本丸」として

イスラームの世界的分布、言語による発想の違い、朗誦する聖典とネット時代、現代ムスリム(イスラーム教徒)の暮らし

6/小杉 泰

イスラーム文明の独自性:農耕・都市・遊牧の3項連環

西欧ルネサンスを用意したイスラーム文明、遊牧文化の特質、水の重要性、資本主義への挑戦と無利子銀行、環境と人間

7/小杉 泰

イスラームの人間観・社会観:宇宙と身体のコスモロジー

人類はみな「アダムの子ら」、自然のリズム、生命と自己は「授かり物」、現代の科学と宗教

8/西澤 幹雄

漢方薬とウェルビーイング(心身と社会的な健康)

漢方薬、薬能と薬効、ウェルビーイング、未病、アジアの伝統医薬

9/西澤 幹雄

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とmRNAワクチン

mRNAワクチン開発、日本の貢献、新興感染症対策、核酸医薬

10/西澤 幹雄

漢方薬とウェルビーイング、およびCOVID-19とmRNAワクチンに関する討論

漢方薬、ウェルビーイング、COVID-19、mRNAワクチン、討論

11/Peg Barratt

Supporting children's physical development in Japan and ASEAN countries: The picture from UNICEF data

Child development,Child physical well-being,life expectancy,UNICEF

12/Peg Barratt

Supporting children's psychological development in Japan and ASEAN countries: The picture from UNICEF data.

Child development, Child psychological well-being, school readiness, UNICEF

13/田中 覚

有形文化財の3次元計測と可視化 (1):技術紹介

CG,VR,ビッグデータ,有形/無形文化財

14/田中 覚

有形文化財の3次元計測と可視化 (2):事例紹介

大規模文化遺跡,インドネシア・ボロブドゥール寺院,奈良・當麻寺と玉置神社

15/矢藤 優子

まとめとふりかえり ディスカッション

最終レポート提出

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

Zoomライブ授業(15回)

※「超領域リベラルアーツ」は全15回オンラインで実施しますので、集中して授業に参加できる環境であればどこで受講しても構いません。各クラス、授業担当教員の所属キャンパスのみ受講用教室を用意します。教室で受講する際も、PCおよびイヤホン等をご自身で準備・持参してください。

授業外学習の指示

各授業担当者の指示による

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

出席状況,リフレクションや課題の提出状況をもとに総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
よくわかる分子生物学 西澤幹雄、藤田典久、高田達之 化学同人 978-4759820775 8-10回(西澤)で用いる

参考書(使用頻度、その他補足)

「よくわかる分子生物学」は8-10回(西澤)で用いる。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/