授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15093:[2025 秋セメスター]スポーツの歴史と発展(J) 2025 秋セメスター 月5 法学部 西原 茂樹 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG202号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本講義ではスポーツを広い意味での身体運動文化ととらえ、その社会的歴史的存在としての個性を、古代から中世、近代を経て現代に至るまで、主としてヨーロッパを中心にスポーツ文化の諸相とその発展の経緯から概観していく。講義期間中に感想等を記すレポートの提出を2~3回求め、質問等はレポートないしmanaba+Rなどで受け付ける。

受講生の到達目標

講義を通じて、①それぞれの時代におけるスポーツ文化が当該社会の中でいかなる意味を持っていたのか、②私たちが日頃親しんでいる野球やサッカーなどの「近代スポーツ」が19世紀のヨーロッパの社会状況からの影響をいかに強く受けて生まれてきたのか、③そうした「近代スポーツ」が日本においてどのように受容され定着していったのか、といったことを理解し、そのことによってスポーツ観を一層深めることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

「スポーツ」とは何か?なぜ「歴史」なのか?

「スポーツ」の語源および語義の変遷

2

古代の身体運動文化〔1〕

未開社会のスポーツ、古代文明のスポーツ

3

古代の身体運動文化〔2〕

古代オリンピック

4

古代の身体運動文化〔3〕

古代ローマのショー・スポーツ

5

中世の身体運動文化〔1〕
【+R 授業】詳細はmanaba+R を参照

(ビデオ鑑賞)イギリス・アシュボーンの民俗フットボール

6

中世の身体運動文化〔2〕

民俗フットボール、中世日本のスポーツ

7

近代スポーツの誕生〔1〕

近代スポーツ誕生の社会的基盤およびその担い手

8

近代スポーツの誕生〔2〕

イギリスにおける伝統的民衆娯楽の淘汰と近代化

9

近代スポーツの誕生〔3〕

アマチュアリズムの確立、近代スポーツへの女性の参入

10

近代スポーツの誕生〔4〕

(ビデオ鑑賞)映画『炎のランナー』に見るアマチュアリズムと勝利至上主義

11

近代スポーツの誕生〔5〕

近代オリンピックの創設、その平和的理念と現実のオリンピックの間の矛盾

12

近代スポーツの伝播と受容〔1〕イギリススポーツ

19世紀における大英帝国の繁栄、帝国主義的風潮との関わり

13

近代スポーツの伝播と受容〔2〕アメリカスポーツ

20世紀後半以降の商業主義化との関わり、近代スポーツの普遍化が孕む問題性

14

日本における近代スポーツの受容と展開

近代スポーツの大衆化、在来スポーツの近代化

授業実施形態

対面授業で実施する。

授業外学習の指示

講義では教科書等を使わず、すべて配布レジュメを通じての学習となるが、その作成にあたっては下記の各種「参考書」を多く参照している。今期は図書館におけるそれらの自由な閲覧が難しい状況が生じているが、予習・復習の際にわかりにくい点が生じたら、可能な限り目を通してもらいたい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

授業内容全体の理解度を重視する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

授業の感想・質問・要望等を書くレポートを期間中に2~3回実施し、日常点として組み入れる。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

古代や中世の運動文化は近代スポーツとは大きくかけ離れているように見えるので、興味が沸きにくいこともあるかも知れない。しかし、私たちが日頃親しんでいる近代スポーツは、多かれ少なかれそうした近代以前の運動文化を基盤として成立したものであることは間違いなく、何かのはずみで古い時代の痕跡が顔を覗かせることもあるだろう。であるならば、近代以前の運動文化を知ることは近代スポーツそのものへの理解も深めることにもつながるのであり、そのような広い視野を持って古代以来のスポーツ文化の歩みを確認してもらいたい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

テキストは特に指定しない。講義の中で参考となり得る文献をその都度紹介する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
図説スポーツ史 寒川恒夫 朝倉書店 4-254-69023-1 講義全体を通じて参照
古代オリンピック 桜井万里子、橋場弦 岩波書店 4-00-430901-8 古代オリンピックに関する最新の研究成果
近代スポーツの誕生 松井良明 講談社 4-06-149512-7 イギリスにおける伝統的民衆娯楽の淘汰と近代化に関する文献
スポーツの歴史 レイモン・トマ 白水社 4-560-05750-8 寒川恒夫「付論 日本のスポーツ」が参考となる
スポーツと帝国 アレン・グットマン 昭和堂 4812297125 近代スポーツの伝播と受容に関する文献

参考書(使用頻度、その他補足)

上記以外の参考文献については、配布レジュメに記載する。事典としては、岸野雄三編集代表『最新スポーツ大事典』(大修館書店)や中村敏雄他編『21世紀スポーツ大事典』(大修館書店)が参考になる。

参考になるwwwページ

日本オリンピック委員会(JOC)http://www.joc.or.jp/
日本クリケット協会 http://www.cricket.or.jp/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/